3月の末に来た燕、昨年の巣を少し大きくして、4月に4羽のヒナを育てた。だいぶ大きくなって、若いパパとママが忙しく餌を運んでいるのをカラスに見つかって襲撃された。壊された巣が、ポーチに落ちていた。パパ燕が玄関灯の上で「チッチャチッチャギーギー」私になにか話していた。
その夜、ヒナは一羽しかいなかった。折角大きくなっていたのに……
金網を張ってやろうと買いに行った。どういう風に張ろうかと思案している間に、燕パパママは、巣の補修を始めた。壊された箇所へ泥と枯草を詰め、縁を天井まで8センチぐらいの高さにした。小さな燕が3羽、玄関灯の上に止まって、チッチチッチ鳴いた。カラスが来たとき、子供達はみんな逃げたのだ。残った一羽もいなくなり、6月。
ママ燕はまた昼も夜も座って、卵を温めた。7月の初め、私が下を通るとパパ燕が「チッチャチッチャギーギー、しきりに喋った。「ふーん。孵った? よかったね」
さらに1週間ほどして、巣の縁に小さな小さなアタマが三つ並んだ。
フン新聞の取り換えが忙しくなった。
アタマが四つになった。「また四つ?」と言ってたら、暫くして五つになった。8月。
朝見たら、チビ達は3羽しかいなかった。午後、巣は空っぽだった。
でも夜は、巣の縁に5本の尾っぽを並べて寝ていた。
まだ合宿までは日にちがあるのだろうと思っていたら、昨夜は一羽も戻って来なかった。
今日は朝から、沢山のツバメが家の周囲を飛びまわっていた。親二羽とコドモ九羽。
もうお別れ? ('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)