義母がうつ病を
発症した。
義弟夫婦が
義母の身体を心配して
同居をし始めてから
間もなくの事だった。
義弟夫婦は
共働き
子供は１人。
義両親は
仕事は引退していたので
農家一本
義母の身体を心配して
同居したとはいえ
結局のところ
金銭、生活のほとんどを
義両親に
甘えていた。
今までは
二人分の食事も
実の息子とはいえ
三人分増えただけで
かなり大変だ
食費もかかる
義父は
お金に関しても
無頓着
癌を克服したとは言え
再発の不安
支出が増えた上に
食事メニューのストレス
私達夫婦と義弟夫婦の確執
全てが重なり
起きるべきして
起きたのだ。
病院にいれるべきか
悩んでいた最中
義母は
目を離した隙に
階段で
首を吊っていたのだ
発見が早く
命はとりとめた
病院に運ばれた義母は
別人のようだった
家を訪ねてきてから
ずっと会ってはいなかった。
義母の妹が
遠方から駆け付けた
義母の妹は
スピリチュアルに
長けていて
ハンドを使って
身体に氣を
送ったりしていた。
このまま
ここにいても
良くはならないと
退院後
義母の妹の🏠に
しばらく
預かってもらう事になった。
義父は
大反対したが
こればかりは
仕方なかった…
義弟夫婦も
義父との生活が
よほど大変だったのが
義母がいない間に
アパートを借り
引っ越した。
義父１人となった…
私がお店をやる事を
反対してから
結局みんなバラバラに
なってしまった。
負のスパイラル
人の心は脆い…
そういう私も
実はちょっと昔
心を壊した事がある。
仕事の人間関係に
悩んだ末…
始まりは目眩から
そして段々と
朝起きれなくなり
家事も出来なくなった。
家事をやれない
自分を責め
旦那にも
何か言われるんじゃないかと
不安になり
どんどん酷くなっていった
まじめな性格だった。
人に注意されるのが
苦手でもあった。
一番大変だったのが
シャワーの時
両耳に水が入り
それが取れず
声が聞き取りにくい状態が
しばらく続いた
耳鼻科に行っても
麻酔が効かず
水を抜く事が
できなかった。
ストレスは
麻酔すらも
効かなくさせるのだと
初めてわかった。
耳に水が入った状態は
１ヶ月くらい
続いた気がする。
途方もなく
つらかった記憶がある。
結局仕事を
辞めた事で
精神的に
落ち着き始めた。
精神科から出された
薬は一切飲んではいない。
薬で治したく
なかったのだ。
私は２ヶ月掛からずに
普通に戻った。
だから
義母も
義父と離れて
何も考えずに過ごす事が
一番の薬かなと…
見守るしかなかった