その日は
大寒波で
2mにもおよぶ
雪の壁が出来
とてもとても
寒い日でした
母と朝から一緒に
食材の買い出しに行く
約束をしていた。
外は猛吹雪
小さい子供を
車に乗せるのも
かなり危険だった⚠️
旦那もいないし
置いていくわけには行かず
飛ばされないよう
足を踏ん張り
1人ずつ車に乗せた。
母の住んでいる🏠に
到着して
📱をかけたのだが
返事がおかしい
母「まだだ~」
私「ん?準備が?」
母「まだだから行かない」
頑張って迎えに行ったのに
どういう事なんだろうか
仕方なく
予約の材料だけ
取りに行くことにした
道路もテカテカで
ヤバイ状態
子供たちを
危険な目に
遇わせるわけには行かず
必死にハンドルを
握っていた
無事に
🏠に到着した。
夕方頃
母を仕事場にに
乗せて行くため
📱を入れた。
私「これから迎えに行くよ!」
母「まだだ~」
私「また?」
実はこの寒波で
借家のお湯が凍結
3日間
お風呂に入ってなかった
さすがにきつくなってきて
母を仕事場に送ったら
そのまま
温泉♨️に行こうと
考えていた。
あまり遅くなってから
♨️に行くのは
怖かったので
母には
自分で
お店に行くように
話をして出発した🚗
一応
出発してから
もう一度📱をした。
私「今から出るけど
どうする?」
母「まだだ~」
📱を息子に渡し
ばあちゃんに
行かないのか
聞いてと頼んだ。
息子「ばあちゃん今から行くよー」
母「まだだ~」
息子「ママ~、ばあちゃん
まだだ~だって~!」
まだだって何なんだ
もう無視して
♨️に向かうことにした!
向かってる途中
母から📱があった!
母「外で待ってた~」
私「もう知らない」
私はそう言って
📱を切ってしまった。
それが最後の
会話だった…
母は重たい荷物を持ち
歩いてお店に
向かってる途中
倒れて亡くなった。
大動脈解離だった…
母は高血圧と糖尿病で
ほんとは
薬を飲まなきゃ
いけない身体だったが
大の病院🏥嫌いで
それをしなかった。
私が犯した罪は消えないし
母ももう戻らない
父、兄、妹は
東京に別々で住んでいて
ここにいるのは
私だけだった。
葬式の準備も
九州から来た
母の姉妹たちの接待も
1人でこなさなきゃ
いけなかった
でもその忙しさが
逆に救われた
悲しんでる暇が
なかったからだ…
続く…