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のフェス1日目に行ってきましたー!!
最初はTokyo Jupiter Recordsと3LAのことは知らなくて。
何故このフェスを知ったかと言うと
元々私は10年前(高校2年生のとき)から
Maybeshewillというイギリスのポストロックバンドが大好きで大好きで堪らなくて。
Maybeshewill
1st Album「Not for Want of Trying」
そのMaybeshewillというバンドがこのアルバム引っさげて来日したとき、OVUMが一緒にジャパンツアー回ってたんです。
でもMaybeshewillを知ったのが10年前のジャパンツアー終わったあとで。
OVUMのウェブサイトからですが、まだ当時南柏にドランカーズスタジアムというライブハウスがあった頃。
このドラスタでのライブの1週間後くらいに私もここでライブしてて、ライブハウスのブッカーの方に聞いたら
「そうそう、先週来たよ!」
って(;_;)
ライブ行けなかったけどOVUMと一緒に回ったMaybeshewillのジャパンツアーのフライヤー壁に貼って飾ってたくらい好きでしたよ。
なのにMaybeshewillは生で観れないまま2年前に解散。
それ以来ずっと立ち直れてなかったんですよね。
(この話は、後にするOVUMのレポに繋がります)
なにかと好きなバンドが多すぎる私ですが、ふと音源だけは聴いていたOVUMのことを思い出し、調べたんです。
そしたらちょうど「TJ×LA FEST」に出演するという情報を見て。
他のアメリカのメタルコアバンドRosettaや、カナダのソロのドローン/ノイズ/エクスペリメンタル/アンビエントなThisquietarmy、スペインのネオクラスト/ハードコアバンドのKhmerなども調べてみて良かったので、行くことを決めたんです。
来場者は男性9割のフェスでしたが私もちゃっかり混じってきました!笑
1バンド目から、タイムテーブル通りに全バンド紹介していきます。
【lang】
(ラング)
実は私1バンド目に間に合わなくってlangさん観れていないという;;
すみませんm(_ _)m
私がZirco Tokyo到着したときには既にlangの演奏が終わったあとで
「langめっちゃ良かったよな!」
っていう声がちらほら聞こえて、観れなかったのが残念すぎて泣きそうになりました(;_;)←
機会があったら今度観たいです!
とりあえず紹介だけさせてください!
日本のハードコアバンドで、語りかけがあるあたりenvy系なのでenvy好きな人は好きかもしれません!
とにかく…エモいです!!!!
lang 2nd album
「There is no reply, but sweet wind blew」
trailer
【KUGURIDO】
(クグリド)
姫路発の3Pハードコアバンドです。
「Civil War」
3人なのに音に厚みがあって、ゴリゴリのベースボーカルが良かったです!
MCなし。ノンストップで駆け抜けるようなまるで全力疾走マラソンのようなライブで、あっという間に終わってしまいました。
【GUEVNNA】
(ゲヴンナ)
海外でもツアーを行っている日本のドゥームなストーナーロックバンド。
「Heart Of Evil」
ハードロックっぽいので私は聴きやすかったです!
私こういう男くさいロック大好き(*^^*)
ものっすごいスローで泥臭い曲もあったんだけどホント最高でした。
かっこいいよ。
ベースの音も渋くて最高!
ファッションも男性ウケと女性ウケ分かれたりするけど、音楽もありますよね。
こういうの男性ウケ高めだけど、男性がカッコイイと思うロックを私もわかっちゃう人です。
私は音楽の趣味や感性が男寄りなのかもね。
踊れるストーナーロック♪
海外では"ディスコ・ドゥーム"とも評されているらしく、海外のライブ映像観ると、みんなお酒片手に皆思い思い感じるままに踊っていて楽しそうです!
海外のライブでのエピソードもMCで話してたんですが、面白かったです。笑
フェスで持ち時間短かったから今度またゆっくり観たいバンドだなー。
【thisquietarmy】
(ディスクワイエットアーミー)
カナダのソロのドローン/ノイズ/エクスペリメンタル/アンビエント。
「Warchitects」
ソロなんでギター以外の音は全て打ち込み。
ライブでは海や森などの景色をモノクロ映像で流しながら、一人で淡々とたくさんのエフェクターを使って多様な音を鳴らしていました。
まさに
「一人轟音祭り」
じっくり聴いて、じっくり観る感じ。
私、事前にこの映像観て興味持ったんです。
ベルギーのゾッテゲムで行われたDUNK! FESTIVAL 2015というフェスでの映像。
そう。
観るとわかる通り、森の中なんです。
一人アンビエントなギターを鳴らす。
その音に吸い寄せられるように集まる人々。
吸い寄せられた人々は、その周りを囲うように、じっくり見て、森の自然を感じながら聴くthisquietarmyの壮大な即興音楽を楽しむ。
たぶん一般の人にこの映像は、なんとも不思議な光景で理解され難いと思いますが。笑
でも私は音楽以前に"音"が好きなんでこれだけ観て、好き!ってなりました。
TJ×LAフェスでも、幕が開いた途端みんな吸い寄せられるように前に行って足元にたくさん並べられたエフェクターを興味深そうに見たり、覗き込んだりしてましたけどね。
彼はJoy Divisionにも影響を受けているそうで、Joy Divisionの「New Dawn Fades」のカバーもしています!
「New Dawn Fades」(Joy Division)
素晴らしかったです!
遥々カナダからありがとうございました(*^^*)
【OVUM】
(オーヴァム)
OVUMは日本のインストロックバンド。
ジャンルはポストメタル/ポストロックです。
最初に話した通り、OVUMの名前を知ってから10年越し。
私が初めてお目にかかるOVUMのライブです。
お目当てのバンド。
すごい楽しみにしてました。
スモークの中に漂う4人の殺気すら感じる、ただならぬ雰囲気。
ドラムの前、センターに立つベーシスト。
リズム隊が真ん中に。
両サイドにギタリスト。
MONOもそうだけど、私の中で一番美しいフォーメーション。
音が鳴った瞬間から、私は殺されました。
「Sacrifice」
リズム隊が凶器。
ベースの重い音が、ドラムのキックとスネアの音が
何度も何度も私の心臓を突き刺してくる。
2本のギターが私の首を絞め上げてくる。
下手側のギタリストさんは悟りを開いたように、時折目を閉じながら弾いていたり。
上手側のギタリストさんは終始俯きながら揺れている。
「かっこいい」っていう表現ではおさまりません。
「危険」です。いい意味で。
死にますよ。
私は死にましたもの。
「Nostalgia」
この曲についてはOVUMギタリストNorikazu Chibaさんの2年前のメールインタビューにて語られています。
その他、OVUMの活動についても語られていますが、とても興味深い記事でした。
Chibaさんはソロでも作品を出していたり、2011年には私も大好きなworld's end girlfriendのバンドでギターを弾いたりもしていたんですよね。
私が好きになるバンドの共通点は、みんな"音楽の本質を大切にしている"ということ。
2年前のこのインタビューの最後の方にある
仮に誰も聴いてくれなかったとしても僕は音楽を作りたいんです。
もっと音楽のことを理解したいし、知りたいんです。
という音楽に対する情熱的な想いが私の心に響きました。
そういう純粋な想いがちゃんと音楽に反映されているから、私の心にも響くんだなって。
どんなたくさんの言葉を並べてる音楽を聴いても、響かない音楽の方が多い私ですが、やはり「音」や楽器の感情やエネルギーっていうのは凄いもので、言葉なんか並べなくても伝わるんですよね。
これだからインストのポストロックは大好き。
私もクラシックからヒップホップ、クラウトロック、ローファイ、実験音楽、IDM、シューゲイザーなど色々聴いてきたけど、数年前から一番好きなジャンルが変わっていないので私はもう辿り着いて、ここに落ち着いているんだと思います。
でも、好奇心旺盛な私は常に
「世界中に散らばる自分の知らない音楽を知りたい、聴きたい」
って思ってます。
まだ出会えていないだけで、自分の好きになれる音楽がまだまだ世界にはあるかもしれないもの。
苦しくなるほど重くて残酷。
ハラハラドキドキ。
とても緊張感のあるライブ。
ラストはこの曲?だったと思います。
「The Light Illuminates My Heart」
音源はバイオリンなどのストリングス入りですが、ライブでは完全にバンドサウンドのみ。
私の一番好きな
"残酷な美しさ"という音楽の表現をしている。
本当に、美しい轟音だった。
完全に飲まれました。
音源より何倍もライブのが凄いんでOVUMのライブの凄さの全てを伝えきれないのが残念ですが。
ライブ終わったあと物販に上手側のギタリストNorikazu Chibaさんがいらっしゃったので、ライブでやった曲がどのアルバムに入ってるか伺ったら
この「In My Sanctuary」というアルバムに全部入っているとのことで、即買いました。
初めから終わりまで、アルバム1枚通して1つの映画を観ているようなアルバム。
恐ろしいほど残酷で美しく、激しくも切ない。
それなのに優しさも、温かさも感じられる。
素晴らしいアルバムです。
最初にMaybeshewillが解散してから立ち直れてなかった話をしたけど、10年前の当時一緒にジャパンツアー回ってたこのOVUMを観れて、やっと立ち直れた気がします。
ホント運良く観れて良かったです。
「In My Sanctuary」(Full Album)
↑Apple Musicはこちらから
OVUMを観れた日は満たされた気持ちでいっぱいだった。
なのに今は全然足りません。
次のライブいつなのかな。
聞いとけば良かったー。
今回のライブも、国内では去年の12月以来のライブだったらしいから、あんまりやらないのかもしれないけど。
世界で一番聴かれているバンドMONOみたいに本当にいいバンドだと思うんだけど、そういうバンドって皆海外行っちゃうんで…。
この凄い実力に対して、日本での知名度が追いついてないのよ。
日本の音楽業界やシステムにそれを邪魔する原因があるのは知ってるけどさ。
もちろん海外で活躍していることはすごい嬉しいことで応援してるけど、自分の好きなバンドのライブあまり観れないのが寂しい。
この現実が切なすぎて堪らない。
またライブ行くようになると、私はこのツラい現実に直面しなきゃいけないんだ。
でもそれを私なりになんとかしたくて、広めたくて、商業やビジネスよりも、音楽の本質や芸術性を大切にしているアーティストをこうして取り上げて紹介したりしているわけだけども。
こんな影響力のない私なんかが書いたんじゃ、ホント微力だと思ってるけど、誰か一人にでも伝わったらいいなって思いながら、夜勤の仕事や移動中、オフの合間にこうして書いてます。
別にこれは誰に頼まれたわけでもないし、利益なんか当然ないけど、そんなのはどうでもよくて、私のやってることが全くの無意味じゃなかったら、それでいいかなと思っています。
私もバンド活動してたとき、いろんな音楽の現状知ったから、充分わかってるんだけどね…
でも…それでも!それにしたって!…だよね。
この日本のミュージックシーンの遅れ、なんとかならないかなあ。
ずっと悩んでるよ、すごく。
OVUM、MONOと一緒にライブやらないかな。
来年あたり。After Hoursで。勝手な妄想だけど。
過去のインタビュー記事参考
心から共感します。
After Hoursは、古くから根付いている芸術や音楽業界にはびこる組織、具体的にはアーティスト本来が持っていたであろう純粋な想いを込めた活動をスムーズに行なうことを難しくしているシステム、既に出来上がっている体制などの
『芸術を駄目にするものへの闘争』
として、権力に迎合しない、芸術性を妥協しない、そういった志を持ったアーティスト達が集まり、表現できる場を少しでも築きたいと
MONO、envy、downyが立ち上げた素晴らしいイベントなんです。
OVUMはAfter Hoursの信念に当てはまっていると思うんです。
とにかく次のライブもあったら注意して見ておこう。
その間に過去の音源も全部揃えて聴きながら待つことにします。
OVUMの音楽に出会えて良かったです。
これからも要チェックです!
【SWARRRM】
(スウォーム)
神戸発ハードコア/グラインドコアバンド。
活動歴22年のベテランバンドです。
「愛のうた」
胸打たれる。
こんな愛の歌は聴いたことがありません。
多くの男性が憧れるのがわかります。
だって、渋くてかっこいいもん。
色気のあるベースラインも良かったです。
ライブでこの曲聴いてから、頭から離れない曲。
「ここは悩む場所じゃない」
ライブは全力のパフォーマンスでした。
さすがはベテラン。演奏力も抜群にいいです。
帝王感ハンパなかった。
【Rosetta】
(ロゼッタ)
USフィラデルフィア出身のポストメタルバンド。
宇宙をテーマにした楽曲作りから「スペースメタル」とも評されているバンドです。
「Detente」
本当に宇宙の広大さすら感じるラウドなロック。
かっこよかったなあ。
【Khmer】
(クメール)
トリはスペインからネオクラスト/ハードコアバンド。
とにかく盛り上がりました。笑
ボーカルさん何度もステージ降りて熱く歌ったり、ダイブしたり、めちゃくちゃ楽しかったです。
ホント男性ばっかりだったんでノリも皆アツい人ばっかりで最高でした!(←メタルハマってた時期もあったから普通に混じれる人)
モッシュ起きるようなライブ久しぶりで楽しかった♪
ボーカルさんは何度も笑顔で「アリガト!」って言ってて愛を感じた。
Rosettaのボーカルさんもだけど、この音楽性にしてチョーいい人オーラ出てた!
終わったあと、すかさずアンコールが。
「ワンモアー!!」
って叫んでて、みんなクメール大好きすぎじゃん!って微笑ましくなりました。笑
フェスなのにアンコールあるのかなあ?
と思いながら私もアンコールしていたら…
「OK!」
ってボーカルさんが幕からひょっこりはん♥| ・∀・)b 笑
可愛かった♪
みんな大盛り上がりw
再び幕が開いて、アンコール2曲やってくれて!
私は日常生活ではあまり聴かない音楽だけど、たまにはライブでこんなハードコアで盛り上がるのもいいなって思いました。
ライブ映えするジャンルよね。
クメールまた日本に来てー♪
〜 TJ×LA FEST まとめ 〜
全体通してホントいいフェスでした!!
フェス自体、何年も前のサマソニぶりとかだったんですが、久しぶりにこんないいフェスに行ったなって思いました。
1日目に出演したバンドで一番好きなバンドはやっぱりOVUMでしたが、何より全アーティスト本当に良かったです。
このフェス知れたのも、行くこと決めたのも、OVUMがキッカケだったのでOVUMにも感謝だし
こんな素敵で楽しいフェスを企画してくれた、フェス主催者様、関係者様には大変感謝しております♪
OVUMが1日目に出演だったから2日目は行ってないけど、2日目も良さそうだったなあ。
「老人の仕事」っていうバンドさんとか、すごい気になる。
映像観ただけでもカッコよかった!
また開催してくれたら嬉しいな(*^^*)
私は一人で行ったんですが、私が着ていたMONOのMELTDOWN 2018のTシャツに反応して声かけてくださった方が居て、お友達になり、約7時間のフェスをより楽しむことが出来ました。
自分の好きな音楽がわかる人と繋がれるって嬉しいー!
私は男女関係なく、人とのご縁をすごく大切にしています。
私と関わってくれる人のことは皆大切で、みんな大好きです。
私は人が好きだからね。
なので、お友達は男女問わず募集中なので是非ご遠慮なくお声かけください(*'▽'*)♪
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フェスに行っていない方も、ここで気になる音楽、好きな音楽に出会えたら嬉しいです!
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「@ailyn_jp」です(。•ᴗ•。)♡
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ここまで読んでくださり、ありがとうございました♥(*・ω・)*_ _)ペコリ