7月8日(日)に恵比寿リキッドルームの14周年イベント
envyとMONOのツーマンライブ観に行ってきました!
アイリンです(*'▽'*)♪



MONO

私がMONOの音楽に出会ったのは8年前の2010年頃。

私はポストロック、ポストクラシカル、インストロック、マスロックなどのジャンルが好きで、そのあたりを色々聴き漁っていた時期があったんですが、そんなときにMONOのこの曲に出会いました。

MONO 「Follow The Map」
海外のバンドなんじゃないかと疑いました。
いや、実質日本人による海外のバンドと化しているんですが。

この曲はバンドサウンドにオーケストラを取り入れた楽曲。
胸を締め付けられるように切なくて儚い。
美しい曲。


MONOは世界で一番聴かれている国内のバンドです。

"日本代表"というよりかは"アジアのバンド代表"として世界に受け入れられています。



とても興味深いGotoさんの、過去のインタビュー記事です。

私は、こういういいバンドが日本で居場所を失くして、みんな海外に行っちゃうのが非常に残念なんですよね。

もちろん日本のバンドが海外で活躍しているのは、すごく嬉しいし、日本の誇りに思います。

だけど、いいバンドばっかりが、日本を去って行ってしまう。

私は日本でライブが観たいのに。
ただそれは彼らのせいではないのです。

「アメリカならSLINTExplosions In The SkyイギリスはMogwai、カナダならGodspeed You! Black EmperorヨーロッパならSigur Ros、そしてアジアならMONO」
アメリカでもイギリスでもそういう認識だと思いますが、私もそういう認識です。

しかし彼らが55ヶ国以上でライブを行なってきて、一番苦戦しているのは日本だそう。
彼らの実力に比べたら、日本ではまだまだ認知度が見合っていない。 

日本人なのに
「日本に帰ってくると居場所がない」なんて
すごく悲しくないですか?

そんな彼らの気持ちを聞くと、私もすごくツラくなります。
私は、いつでも日本でMONOを待ってるのに。

世界で居場所が沢山あったとしても、やっぱり彼らは日本人であり、アジアを代表するバンドという変えられない事実。
だから、そんなMONOの帰る場所、居場所を日本で作りたい。

私はこうして取り上げてレビューすることしか出来ないけど、一人でも多くの人に知ってもらいたいし、MONOの音楽を聴いてもらいたい。
まだ出会っていないだけで、好きになる人は必ず居るはずだから、そのキッカケ作りくらいしたい。
メディアがやらない代わりに、そう願ってレビューしてます。

MONOを見ていると、日本の音楽市場、現在の日本のミュージックシーン、メディアのあり方について色々考えさせられますよね。

これは私が海外の音楽を聴き始めた中学生くらいの頃から、またMONO以外で海外に通用するような日本のバンドを知ってから、ずっとずっと思っていることですが…

「日本は世界の音楽についていけていない」

今も変わってないんだなあ…。
昔からずっと考えてるけど、メディアもそうだし、日本には様々な原因や、課題が多い。
同じ日本国内発の音楽でも、日本国内だけで一般的に受け入れられている音楽と、海外で受け入れられている音楽は全く異なるんですよね。

私は国内の音楽で好きな音楽は、海外で受け入れられている音楽や、海外に通用するようなバンドが大半です。
"日本国内だけで一般的に受け入れられている音楽"は、ビジネスや商業的には認めているものの、私は純粋に"音楽"としては聴けません。

そんな思いを抱えながら、ずっと音楽聴き続けていますし、好きなバンドも国内外観てきていますが
やはりMONOは日本では滅多にライブをしないからと、MONOに出会ってからの8年間諦めていたんですよ。

いつか観たいな、と願いながらも。

そしたら、Mogwai65daysofstaticの来日公演で行ったことのある恵比寿リキッドルームでMONOがenvyと一緒にライブするって告知を見たのと
"MONOの日本でのライブは今年最初で最後"というのを知り、もう行くしかないなと。

そのあと私はすぐ夜勤でしたが、関係なしに駆けつけました。
チケットはソールドアウトする直前で手に入れることが出来ました。

初めてのMONOのライブ、始まる前からずっと緊張。

もう人が多い上に、圧倒的に男性が多かったので、なかなかステージ全体は見えなかったんですが
私はちょうどベーシストのTamakiさんが見える位置に居ました。

いざ始まったら…
1曲目は開いた口が塞がらない状態←

色んなバンドのセットリストが掲載、閲覧できるsetlist.fmでMONOのセトリが見れます。
▶【setlist.fm

え?
「Requiem For Hell」やってました?

MONO【Requiem For Hell】←iTunesで聴けます


だってだってTamakiさん1曲目はグロッケン叩いてなかったよ?
私の大好きな曲なのに覚えてないって?

なんでだ、なんでだ。

MONOの演奏が凄すぎて私の記憶が飛んだのか、setlist.fmのセトリが間違えてるのかと色々考えましたが…
1日経って、やっと解決しました。

そうか!これでしたか。
この「Requiem For Hell」という曲
本当は音源だと1曲18分近くあるんですが、このミュージックビデオは終盤からになっていて、短くなっています。

ライブで演奏していたのは、これ?

恐らく。

いや、ただ他の人のレポ観てると自信ない…
やってないのかもしれない。笑

しかもHalcyonやったのにsetlist.fmには書いてない。当てにならない。
誰か教えて…!←


ただこの曲は通しで1曲聴くからイイんですよ。
1曲通して"地獄のためのレクイエム"でしょう。

こちらは2015年にフランス、リヨンで行われたライブの「Requiem For Hell」
グロッケン生演奏なのがまたいいです。
Tamakiさんがベースをぶら下げたまま、後ろ向いてグロッケン叩いてます。

いつか生で1曲通しで観たいものです。
MONOのライブ2時間以上ないと物足りないや。笑

あとTamakiさんが歌ってた曲あったけど、あれは?
setlist.fmにも載っていないようなので…音源未発表の新曲なのかな?
Tamakiさんは女神だと思った。
髪振り乱してベース弾いてる姿も、歌う姿も、ホント女神様でした。
あんなカッコよくて素敵な女性、憧れる。

そしてこちらもライブでやってました。
MONO【Death In Rebirth】←iTunesで聴けます
どんどん加速してって、登り詰めてって、轟音放出する様を生で観れて良かった。

さて、MONOのライブのラストは
「Ashes In The Snow」
この曲も好きです。
Tamakiさんがグロッケン叩いてたの生で観れた!(←元パーカッションのグロッケン好きな人)

そして"ギターの歌う声"がたまらないんです。
ホント音でしか表現できない世界観。
楽器から聴こえてくる歌、叫びは、人の声にはない感情を持っていると私は感じます。

少し見えたんですが、終盤はGOTOさんに何か降臨したかのように狂い乱れ、轟音掻き鳴らしてました。

轟音に包まれて、幸せ。
本当に神々しいライブでした。

Tシャツも買いました!
右のは今年のMeltdownフェスの。

次いつMONOを日本で観られるかわからないけど、また必ず行くと誓いました。

私は、いつでも
MONOの帰りを日本で待っています。


envy

トリはenvy

envyはねー、これで1回観てるんですよ。

2011年に新木場STUDIO COASTで行われたI'll Be Your Mirror

海外のオルタナティブミュージックの祭典「ALL TOMORROW'S PARTIES」といって、THE VELVET UNDERGROUNDのシングルからその名を取られたATPは、アーティストがキュレーターとして出演者を決めるというコンセプトを掲げて2000年にスタートした音楽フェス。

その音楽ファンの間では有名なフェスが2011年2月に、日本に上陸したんですよね。
シングル「All Tomorrow's Parties」のB面から、日本では「I'll Be Your Mirror」と名付けられたフェスだったけど、結局みんな「ATP」って言ってて
「ATP行くの?!いいな〜」とか
「ATPすごい良かったよね」って感じで。笑
"日本版ATP"って言うと通じるので私もそう言ってました。

ATPは私は大好きなGodspeed You! Black Emperorが大本命で、なかなか無いと思ったそのチャンスに、どうしてもGY!BEが観たくて行きました。
その他BorisBoredomsDirty Threeも好きなので観ましたよ。

その日本版ATPでenvy観たんですが、確かenvyはSTUDIO COASTの外のステージの出演だったかな。
なんせ人が多くて、ステージまで奥行きがあった記憶があります。
遠かったけど、なんか魂削って叫ぶような声が印象的だった。

で。
2回目ちゃんと観るenvy

凄かった!半端なかった!
MONOは主に音で世界観を表現しているけど
envyは轟音と共に声の叫びと言葉での語りかけが胸に真っ直ぐ突き刺さってきました。

すごく説得力のあるライブ。
音源よりライブ観た方がいい、ほんとに。

これは「A Warm Room」のライブ映像ですが
そういえば日本版ATPこんな感じの環境だった!
めちゃめちゃ奥行きある。
素晴らしいライブ映像。

当然MONOはMCなんてものは全くないし、音楽で伝わるから言葉は必要なくて
envyもMC無いけど、逆にこんなに叫びや言葉で語りかけてたら要らないよね。
ライブパフォーマンス、音楽だけで充分頷けてしまう。
たぶんenvyのファンは多かったと思います。
ライブ観に来てる人達は、ヨーロッパやアジアなど海外の方も沢山いらっしゃってたんですが、envyのTシャツ着てる人ばかりでした。

私は前に行ったら揉みくちゃにされると思ったんで、柱の陰から観てたんですが、心揺さぶられて、自然に身体も動いていました。
次envy観る機会あったら、私も前の方に行ってみたいな…!
すごく楽しそうだったし、あんな間近で観たらそりゃ興奮しないわけがない。


ただenvy観てる最中ちょっとした事件(?)
ハプニングがありまして。

べろべろに酔っ払った男性が突然近くにフラッと来たから、ぶつかったら危ないと思って少し離れてenvy観てたんです。

そしたらその男性が急に手伸ばして私の肩に触ってきたり、最終的に私の右腕をガッといきなり掴んできたから怖くて
腕を掴まれたまま私は後ずさり。

だって…
怖くて声出なかったんで…!(°口°;)←こんな感じ

なんにも言わないからわからないよ〜

ライブ会場でフツーに声かけてもらえるのは嬉しいですよ。
私を見つけたら全然話かけてもらってOKなんですが…

でもさ、何も言わずにいきなり腕掴んだらダメだよね?!
酔った勢いなんだろうけどさっ
こっちは怖いし、びっくりしちゃうよ。

例えばの話だけど、私が倒れそうで「危ない!」って腕引っ張って助けてくれるならまだわかるけどね。
そうでもない限り、故意に、必要以上に人の身体には触らないこと。

私も何度か経験がありますが、女性は痴漢被害もあるのでホントにホントに充分気を付けてくださいm(_ _)m
アーティストさんも危惧していたりします。


私は恐怖に負けたくなかったんで、その人から離れて最後までenvy楽しみましたけどね(*´罒`*)
そんな一部の人を除いては、国籍問わず音楽ガチ勢が多く集まるイベントだったと思います!


またライブ行ったらレポートしますね♪

では。
MONOの「Sabbath」を紹介して今日はお別れ!
「安息日」という意味のタイトルですが、まさにそんな曲。
ギターの音に癒される。
このギターの音聴いてるとき私絶対α波(癒しの効果が得られているときに出る脳波)出てる。
温かいお風呂に浸かったときに溜息が漏れるような。
そんなリラックスした溜息すら出るような、癒しに満ちた音楽です。