今日は久しぶりにミュージカルを観に行きました。
本当に久しぶり。
ミュージカルをよく観ていた頃、好きだった女優さん2人が出てたから。
で、感想。
『なぜ、そこで歌う？』『なぜ、そこで踊る？』
・・・ミュージカル根本を否定してしまう感想ですね
テーマは、ベトナム戦争。
歌うこと・踊ることで1番大切な部分を、1番伝えなきゃいけない部分を、
ぼやかして、美しく作り上げてしまっているように思えた。
でも、それがよくないことがどうかは、また別の問題。
テーマがあまりにも重過ぎるから、リアルに演じてしまっては観ていて辛くなってしまう。
どこか作られたものにして、遠まわしにでも伝えたい思いがあるから。
でも・・・。
先生。兄ちゃん。
あの頃言われてたことが、今ならはっきり分かるよ。
多分、私はもうミュージカルは観ない。
辛いことをまっすぐ伝えてくる芝居をいくつも観てしまったから。
辛いことに目を背けないで、まっすぐ見据えて、
それでも前を向いて生きていこう！ってメッセージを送る芝居を。
昔、『音楽座』って言う、素晴らしいミュージカル劇団がありました。
そこの役者さんたちが頑張っていて、嬉しかった！
土居裕子さんの歌声は今も健在。ううん、あのときよりもっと。
透き通っていて、しかも情感に溢れていて。
素晴らしいミュージカル女優さんです！
畠中さんも素敵だった。
『アイ・ラブ・坊ちゃん』のとき、楽屋まで行ってサインもらったんだっけ。
吉野圭吾さんも。
あれからずいぶん経っているのに、少しも精彩を失わない。
それどころか・・・！
観られてよかった
その後は六本木へ。
いつかTVで見た、石井竜也の『顔魂』展覧会に。
会場に着いてびっくり！
六本木ヒルズじゃん！
一生縁が無いと思ってたのに・・・。
魂、吸い取られちゃうよ～
勇気出して行きました。
エジプトの壁画、上半身が横向きで下半身が前向きなのは
顔は横向きじゃないと分からないからだそうです。
顔は正面から見ると平淡で、誰が誰だか分からないからって。
（死んだ時、神様が、ね）
額、眉山、頬骨、鼻、唇、顎、後頭部・・・そういう凹凸が人を表すんだそうです。
顔=その人自身。（だから現代人はもっと顔を大切にするべきだ、と）
そういう目で見ると、すっごくおもしろかった。
時間が止まってしまいました。
3日間、
忙しかったけど、豊かな日々でした。
明日からまた頑張るぞ！