FIFA W杯 2018 ロシア大会への道2 | ぽち太の寝言は寝て言え

ぽち太の寝言は寝て言え

その日、その時、思ったコト、したコトをありのままに書いてます 気楽にやりましょー(^-^)/

サムライブルーが帰国しました
予想に反して暖かい出迎えに、選手も驚いたようですが、さすがに笑顔はなかったようです
(;_;)

それなりの自信と手応えを持っての出場だっただけに、落胆もひとしおでしょう

しかし、落ち込んでばかりいても先へ進めません
まずは、しっかり原因を分析して次に活かさなければ、今回の悔しさは無駄になります

と、言うコトで今回は戦術についてです

どうしても戦術の話となると、監督に対して厳しい話になりますが、ザッケロー二氏を個人攻撃するつもりは全くありません

まずは基本戦術のおさらいから

高い位置からプレスをかけてボールを奪い、保持率を高めて細かいパスを繋ぎ、組織力に裏打ちされた連動性と、日本人が持つ高い俊敏性を武器にゴールに迫る攻撃的サッカー

と言ったところで間違いないでしょう

コンセプトは間違ってないと思います

…が、大前提のボール保持で言えば、最後の試合となったコロンビア戦とギリシャ戦では、いずれもボール保持率では上回りながら勝つ事が出来ませんでした

何故か?

一言で言えば、戦術の硬直化でしょう

まずギリシャ戦では、完全に引いた相手に対し、ブロックの中にドリブルで仕掛ける選手がいません

出場した選手で強いて言うなら、香川選手?
交代カードが一枚残っていながら、使わなかったのも不可解ですが、準備していたのは青山選手

青山選手の特長は、相手の裏に正確なパスが出せる事だと思いますが、ドン引きしてる相手の裏にどれほどスペースがあって、そこに選手が走り込めると言うのでしょう?

ぽち太は、あの場面では生粋のドリブラー、斎藤選手しかないと思います

ペナルティエリア内でドリブルを仕掛ければ、強引なタックルは出来ませんし、あわよくばPKを獲得出来るかもしれません
ドリブルを仕掛けた事によって、ブロックがほころび、空いたスペースに別の選手が詰める手も有効だと思います

少なくとも、ブロックを作った大男相手にクロスを放り込んでも日本の持ち味の俊敏性は活きません

コロンビア戦でも、一見攻め込んでいるようにみえましたが、相手はほとんどの攻撃が本田選手を経由することを見抜いていて、本田選手に出されるパスを狙っていました

その実、相手の術中にはまっていたのですが、後半に青山選手が退いたため、パスを散らせる選手が本田選手以外にいなくなってしまいました

青山選手を下げたのは、疲労と相手の司令塔、Jロドリゲス選手のマークに山口選手を充てるためかと思われますが、勝ちに行く試合であれば、J.ロドリゲス選手には長谷部選手を充て、パスを散らせることもできるし、FKも蹴れる遠藤選手を選ぶべきだったと思います

いずれにせよ交代で出てくる選手は、ほとんど決まった選手で、相手も充分特長を捉えている選手ばかり

相手に驚きと戸惑いを呼ぶ選手起用が出来ていませんでした

そもそも、23人の選手を選びながら、GKを除いても全く出場していない選手が多く、改めて見渡すと特長が似たような選手ばかりに見えます

一時期、今回採用した4-2-3-1のシステムのオプションとして、3-4-3を採り入れようしていましたが、単に並べ方を変えるより、同じシステムでも選手が変わる事によって、戦い方が変わる方が相手も同じ試合の中で、動き方を変えなくてはならず混乱するのでは?

今大会で呪文のように聞かれた「自分達のサッカー」ですが、自分達のサッカーがワンパターンであれば相手も研究してきますし、うまくいかないときには自ら手詰まりになってしまっていました

自分達のサッカーとは形ではなく、特長を一番発揮できるサッカーでなくてはいけないと思うのです

特にコロンビア戦では、「俺たち、他の戦い方知らないから」と特攻していくような切なさがありました

決して守備重視のリアクションサッカーをしてほしいなんて思ってません
日本人の良いところは、たくさんあります
たくさんある良いところの組み合わせパターンを増やせば、相手にとっても恐いチームになると思います

次回は、ぽち太が無い知恵絞って恐いチームになる方法を考えたりしてみようかな?