名古屋は今夜から雪模様
積もるといいなあ
と、明日の朝の楽しみを前に、非常識な非常食 いよいよ決勝戦です
奇しくも、最安値対最高値の対決、どうなるのかな?
それではいつものように、ボクシング中継風で始まりま~す
実況(以下:実)「さて、思いつきで始まった非常識な非常食対決も、いよいよ決勝戦となりました。本日の解説は、日本贅肉万歳同盟理事長、脇腹多留夢(わきばらたるむ)さんにお願いします。脇腹さん、どうぞよろしく」
脇腹(以下:脇)「よろしくお願いします」
実「あの~、昨日の腹賀さんではないですよね?」
脇「チ、チガイマース!」
実「え?何で外国人風?」
脇「あ、いや、ちょっとふざけただけで…。そ、それより本題、本題!!」
実「分かりました。今日の決勝戦は、奇しくも最安値、鳥皮みそ煮(300円)対最高値、うにのコンソメジュレ(1040円)となりました。どうも話が出来すぎていると言う声もありますが?」
脇「そ、そんなコトは無いと思います」
実「何で貴方が慌ててるんですか?」
脇「あ、あ、慌ててなんかないさっ!気のせいです!!あっ、うにのコンソメジュレが入場してきましたよっ」
実「うまく逃げられた気もしますが、缶詰の分際で1000円オーバーの肩書きをひっさげて、うにのコンソメジュレが入場して参りました!パッケージの中は、これまで登場した缶詰の中でも最もシンプルです」↓
実「これまでは同一メーカーでも、せめて缶は白く塗装されていましたが?」
脇「中身がスゴいから、余計な装飾はいらないという、自信の現れかもしれません」
実「なるほど、では、その中身はどうでしょうか?あーっ」↓
実「二つ、うにはたったの二つです!!パッケージでは、四つだったハズです」
脇「確かにそうですね。しかし、パッケージより大きなウニです。味を見てみましょう」
実「そうですね。まずはコンソメジュレから様子をうかがいます」
脇「チキンブイヨンがメインのようですが、ウニの旨みも溶け出してなかなかの味わいですよ」
実「なるほど、コンソメジュレにした効果が現れていると言うことですね。肝心のウニの方はどうでしょう?」
脇「パッケージには、剥き身とありますが、蒸しウニのように感じます。しかし旨みは濃厚ですよ」
実「そして今、全てを食べきりました!結果の発表を待ちます。脇腹さん、どのように予想しますか?」
脇「旨み、味わいと言う点ではさすがと言えます。しかし、相手は300円と言うコスパです。その辺りがどう影響するかでしょう」
実「あ、採点の結果が出たようです。リングアナが両者をリング中央へ呼びます」
リングアナ「非常識な非常食対決、第一回決勝戦の結果をお知らせします。非常識な非常食初代チャンピオン、鳥皮みそ煮~~~っ」
実「初代チャンピオンは、まさかの最安値、鳥皮みそ煮が輝きましたっ脇腹さん、勝因は何でしょう?」
脇「最安値と言う、期待値の低さを逆手に取って、インパクトを与えたコトが大きいでしょう。もちろんとても美味しいと言う基本が、しっかりしていました」
実「なるほど。逆に、他の品々が敗れた理由は総括的に何でしょう?」
脇「全体的に見て、素材に頼り切っていた感が拭えません。居酒屋で頼むメニューなら、素材を活かしてシンプルに調理がベストですが、缶詰と言う提供方法だと、味付けと素材の一体感が出にくいでしょうね。ただ、決勝戦で敗れたうにのコンソメジュレは、相当レベルが高かったと思います。ジュレだけをウニ風味で300円なら、却って評価が上がったかもしれません」
実「なるほど、缶詰では調理よりも料理であった方がいいと言うコトですね」
脇「その通りです」
実「それでは、初代チャンピオンの誕生の瞬間をお届けしまして、ぽち太コロシアムからお別れです。」
と、言った訳で、非常識な非常食No.1は、イチバン常識的な「鳥皮みそ煮」となりました
でも、ホントに美味しかったよ
今度金山行ったら、買いだめしよっと