🧸🌱です!
*🌱side*
時刻は23時30分。今日は保乃ちゃんが理佐さんと2人で飲みに行っている。23時までには帰ってこいって言ったのに帰ってこない。
本当は2人きりで飲みにさえ行って欲しくなかった。でも理佐さんも由依さんと付き合ってるし変な事はしないだろうと思って許してしまった。絶賛後悔中だ。
ブーッブーッブーッ
理佐さんからだ。
嫌な予感がする。
ひ「はいもしもし」
り「あひかるちゃん?」
ひ「あの、保乃ちゃんは、、」
り「それがさ、酔っちゃって今寝ちゃってるんだよね」
ほーらやっぱりだ。嫌な予感的中。
り「でさ、今から迎えに来る?それか私がひかるちゃんの家まで保乃ちゃん連れていこうか?」
ひ「私が迎えに行きます!理佐さんも疲れてるでしょうし由依さんもきっと待ってますから…!」
そうは言ったけど 酔ったままの保乃ちゃんと理佐さんをこれ以上2人っきりにさせたくない と言うのが本心だ。
り「ほんと?じゃあ待ってるね。」
ひ「はい、ダッシュで行きます!」
私はこれまでに無いほどのスピードで準備を終え、ちょうどよく来たタクシーを拾った。
運「どちらまでいかれます?」
ひ「あ、えっとー。ここまでお願いします。」
運「はい、りょーかい」
何かされて無いといいんだけど…。
まぁ理佐さんだからきっと大丈夫だよね。
*🦔side*
保「りしゃさーん//」
理「保乃、やめて」
保「え〜何でですかぁー?あ、由依さんに怒られるのが怖いんだぁ」
理「違うから…!」
保「じゃあいいじゃないですかぁ!」
そう言ってベッタリくっ付いて離れない保乃。
理「保乃も怒られるよ?ひかるちゃんに」
保「えぇ大丈夫ですよぉひいちゃん怒っても全然怖くないので!」
いや絶対怖いに決まってる。怒ってるところを実際見たわけじゃないけどあの子の独占欲の強さは普段から既に感じ取っている。
保「ねぇ理佐さん〜」
理「今度はなに?」
何だ、何を言い出す。
保「ぎゅーってしてください」
理「は!無理だよ無理無理!」
保「なんでぇひいちゃんならすぐにしてくれますよぉ」
理「まぁ、、、そりゃ恋人だからね。」
保「理佐さん私のこと好きじゃないんですかぁ?」
理「いやそういうわけじゃないけど…」
あーー面倒臭い!!ひかるちゃん早く来て!!!
*🌱side*
ひ「ありがとうございました」
やっと着いた。理佐さんだから大丈夫だよねきっと。最悪の事態にはなっていないはず……。
ガラガラッ
理「あひかるちゃん!」
良かったぁ。大丈夫だ、くっ付いてなかった。肩にでも寄りかかってたら先輩とか関係なく剥がし取ろうと思ってたけどその必要は無さそうだ。
ひ「すみません理佐さん!!」
理「もぉ〜ほんと大変だったんだからね!」
ひ「いや本当に申し訳ないです…でも良かったです相手が理佐さんで笑」
理「どうして?笑」
ひ「だって他の人だったら保乃ちゃん可愛すぎて襲ってたかもしれないじゃないですか!!」
理「もし襲ってたらどうしてたの?笑」
ひ「そりゃもう誰であろうとグーパンチして一生保乃ちゃんに触れないようにさせてましたよ笑」
理「ははは怖い怖い…笑」
ひ「理佐さんはもちろん由依さんが1番ですもんね?笑」
理「もちろん笑」
ほんとに良かった理佐さんで…。
ひ「あ、お会計私が出します」
理「いやいいよ!私が出すから。先輩なんだし!」
ひ「いやでも…迷惑かけちゃいましたし…」
理「いーの。またこの恩はどこかで返して?」
ひ「もうほんとにありがとうございます…」
保乃ちゃんの面倒も見てもらって、お会計まで払ってもらって頭が上がらなかった。
ひ「保乃ちゃん、帰るよ」
保「んん……Zzzz」
理「爆睡だね。運ぶの手伝おっか?」
どうしよう…正直今は誰にも触れてほしくない。かと言って1人で運べるかと言われたら答えはいいえだ。仕方ない……。
ひ「すみませんお願いします」
私と理佐さんで保乃ちゃんに肩を貸しやっとの事で外まで出れた。
これまた丁度いい所にタクシーが来たので拾った。
理「じゃあ私はここで。由依が迎えに来てくれてるから」
ひ「はい!今日はほんとにありがとうございました」
私はそこでもう一度全力で頭を下げ理佐さんを見送った。
運「どこまで?」
ひ「ここまでお願いします」
運「はいよ〜」
横を見ると気持ち良さそうに寝てる保乃ちゃんの姿があった。
保「んん〜ひいちゃん…Zzzz」
呑気に寝言を言ってやがる。私がどれだけ我慢したか。帰ったらとりあえずお風呂に入れて全部着替えさせて…………。
ひ「ありがとうございました」
タクシーの運転手さんにお礼を言って降りた。
ひ「はい保乃ちゃん行くよ。」
保「うん……」
さっきよりは意識がハッキリしてきたみたい。
ガチャッ
保「ただいまぁ」
ひ「はい、上着今すぐ脱いで。そのまま風呂場直行。」
保「えなんで?」
ひ「いいから!はやくして!」
保「わ、分かった、」
流石に酔いも覚めてきたみたいで保乃ちゃんが驚いている。でもそんなの知らない。もう私は我慢の限界なのだ。
ひ「はい、風呂。早く。」
保「分かったから、、急かさんといて、」
ひ「もういい遅い。」
保「ちょっ…////」
保乃ちゃんの行動が遅いから私が服から何まで全て脱がせた。
保「なんでそんなに急いでるん、」
ひ「うるさい!!!」
保「、、、ごめん」
ひ「はい入るよ」
自分も服を脱いで一緒にお風呂に入ることにした。
理佐さんの匂いがする。甘く、大人の匂いが。この匂いが私の中で最上級の嫉妬を生んだ。
保乃ちゃんが私以外の誰かに染まるなんて絶対に嫌だ。私だけの保乃ちゃんだ。
私が自分の手で保乃ちゃんを真っ白にして、自分で綺麗に染め直すんだ、、、、。
ひ「前座って。ドライヤーするから。」
保「分かった、、」
ふんわり香るシャンプーの匂い。
まだだ。まだ我慢しろ。せめて完全に髪を乾かせきってからだ。
ーー数分後ーー
よし乾いたかな。
ドライヤーを止めそっと保乃ちゃんを後ろから抱きしめる。もうそこに不必要で邪魔な匂いは無かった。私の大好きな保乃ちゃんだけの匂い。
この匂いが私の理性を静かに、ゆっくりと、でも確実に壊していった。
保「ひいちゃん、どうしたの、、」
ひ「保乃ちゃん、もう私沢山我慢した。」
保「うん、、。」
もうここまで来るときっと保乃ちゃんも私の言ってる言葉の意味は分かっているだろう。
ひ「おかえり。保乃ちゃん。」
保「ただいま。」
保「おいで。」
保乃ちゃんのその言葉を合図に、私は保乃ちゃんに跨り優しくキスを落とした。
甘い香り、真っ白な肌、艶のある髪、華奢な身体……………………。
あぁ、いつもこうだ。結局保乃ちゃんを前にすると何でも許してしまう。
でも、いいんだ。その分、私が満足するまで襲うから。たとえ本人が泣いて止めてきたとしても。
だって、、、、、、、、、
それが保乃ちゃんに出来る最大の償いでしょ?
ここまでお読みいただきありがとうございました!
また読みに来てくださいね!