🧸🌱ですが主役は🎐のつもりです!







*🧸side*





私はひいちゃんと付き合っている。メンバー公認で。その事で最近悩みがあって一日中もやもやしたままだ。その悩みっていうのが……





ほ「ねぇひいちゃん〜?」





ひ「ん?」





ほ「好き〜!」





ひ「ありがと〜」





これです!!最近好きって言ってくれないんです。て言うか告白のとき以外言われたことないと思う。いつも私が好きって言ってもスマホみながらありがとうって返事するだけ。





しかも最近楽屋で私のところに来ないで由依さんと話したり天ちゃんと遊んだりして。私の事もう好きじゃないのかな?





か「保乃最近なんかあったん?」





ほ「あ夏鈴ちゃん。ん〜まあね…。」





か「あ〜ひかるか。」





ほ「よく分かったな笑」





か「当たり前やん笑もう別れたとはいえ付き合ってる歴は私の方が長いし」





ほ「さすがやな笑」





私と夏鈴ちゃんは前まで付き合っていた。別れちゃったけど夏鈴ちゃんはまだ私のことを好きでいてくれている。





か「で?話してみな。」





ほ「その前にさ。夏鈴ちゃん嫌じゃないん?」





か「何が?」





ほ「その、夏鈴ちゃん一応まだ私のこと、その、、好きでいてくれてるやん?」





か「うん」





ほ「やから私とひいちゃんの話聞くん嫌じゃないんかな〜って思って」





か「嫌やで?」





ほ「あ、え?」





か「嫌やけど、保乃が傷つくのはもっと嫌やから。ひかるが保乃を悲しませるようなことしたら絶対許さん。」





ほ「な、、るほど、、」





か「て訳で、ひかるの行動は常に把握しときたいねん」





嬉しいけどちょっとメンヘラチック…?笑





ほ「じゃあ遠慮なく話していいんやね?」





か「ん、いいよ」





ほ「ありがとう。」





本人もそう言っているので遠慮なく話すことにした。





ほ「ひいちゃんがな、好きって言ってくれへんねん。」





か「ほう…」





ほ「私が好きって言ってもありがとうって言うだけやし。しかも楽屋であんま私のところ来んようになってん」





か「あ〜確かに。最近天と遊んでんのよく見るわ」





ほ「やろ?やから、もう保乃のこと好きじゃ無くなったんかなって、、、グスン」





か「え、ちょっ、、」





夏鈴ちゃんは私にハンカチを渡し無言で背中を摩ってくれた。





か「好きなだけ泣いていいよ」





みんなに泣いてるのがバレないように小声で話しかけてくれる。





夏鈴ちゃんのこういうところまだ好きだな…





ほ「うん、ごめんね。落ち着いた。」





か「話していい?」





ほ「うん、いいよ」





か「よし。それでな、ひかるがもう保乃のこと好きじゃないのかもしれんってことについてやねんけど、、」





ほ「うん、、」





か「それ大きな間違いやで。ひかるが保乃のこと好きじゃないとかありえへん。」





ほ「え、、?」





か「だってな、最近めっちゃ私のとこ来て惚気けてくんねん。保乃ちゃんに好きって言われた!とかあんな至近距離で見られたら直視できない!とか」





ほ「そうやったん、、?」





か「ひかるも悪いよな〜。わざわざ私に言ってくるとか笑笑」





そう言いながら夏鈴ちゃんは微笑んだ。その微笑んだ顔が、どこか切なくて、私は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。





ほ「ありがとうな、夏鈴ちゃん。」





か「いやいや。保乃の悲しい顔とか見てられへん」





ほ「ふふ、笑」





か「なんで笑ってんの笑」





ほ「いや〜私のこと大好きやな〜って笑」





か「まあな笑とにかく保乃が幸せなんが1番いい。何かあったらまたいーや!」





ほ「うん!」





か「じゃあちょっとひかると話してくるわ」





ほ「え?」





か「まあ、軽く説教的な?」





あ〜あ。ひいちゃん終わったな笑





*🌱side*




か「ひかる、ちょっとこっちき。」




ひ「え、」




か「はよ」




天「なんか夏鈴怒らした?」




ひ「いや特に心当たりはないけど…」




か「はよきって言ってんねん」




ひ「はい今すぐ!」




天「あ、分かった保乃の事やな。夏鈴がキレるなんてその事しかないやろ笑」




天ちゃんから小声で頑張ってねって言われた。その言葉の意味がこの時の私には分からなかった。




ガチャッ




ひ「どうしたの?」




か「どうしたのちゃうねん。逆に自分で分からんの?」




ひ「残念ながら…」




か「はぁ。もう私が保乃貰うで?」




ひ「は!無理無理!」




急に何を言い出すの!!保乃ちゃんは絶対に渡さない!!




か「じゃあ保乃の事傷つけんといて。」




私なにかしたっけ………。




か「保乃に何回好きって言ったことある?」




それを言われて初めて夏鈴ちゃんがこんな怒っている理由が分かった。




ひ「あ……。」




か「付き合って以来言ってへんやろ。保乃その事でめっちゃ悩んでんねん。ひかるに嫌われたかもって。」




あぁ私はほんとに馬鹿だ。保乃ちゃんの恋人失格だ。




ひ「ごめんなさい…」




か「やっと気付いた。遅い。」




保乃ちゃんは私に沢山愛を伝えててくれたのに。私は恥ずかしいって言う理由で全然素直になれなかった。そして無意識に保乃ちゃんを傷付けてた。




か「いい?ひかる聞いて?素直になるんは難しいし恥ずかしいんも痛いほど気持ち分かる。でも、相手が伝えてくれてるんやから自分も返さなあかん。」




ひ「うん………」




か「伝えへんかったらきっとひかるが後悔する。相手が自分のところから去ってしまう前にひかるに気づいて欲しかった。」




そうだったんだな…。




か「勇気を出して自分の思いを素直に伝えてみ?きっと保乃は喜んでくれる。ひかるのこと大好きやもん。」




ひ「夏鈴ちゃん……ありがとう…グスン」




勝手に…涙が…。




か「も〜なんで2人揃って泣くん笑」




ひ「だって夏鈴ちゃん怖かったんだもんグスン」




か「そりゃ〜最愛の保乃を傷付けてるんやからなぁ〜」




ひ「それについてはほんとにごめん私が馬鹿だった。」




か「ちゃんと伝えんねんで。さ、そろそろスタッフさんに呼ばれるやろから戻ろ!」




ひ「うん!」




夏鈴ちゃんは不器用だけどいつも大事なことに気付かしてくれる。感謝してもしきれない。






ーーーー収録後ーーーー




か「ひかる、分かってるやんな。」




ひ「うん、伝える。」




か「よし、じゃあ応援してるから。お疲れ様」




ひ「お疲れ様。」




ふ〜。よし、大丈夫だ。素直になればいいだけ。




ひ「保乃ちゃん!帰ろ!」




ほ「うん!」




ガチャッ




ひ「保乃ちゃん、私謝らんといけんことがある。」




ほ「え、なになにどうしたの」




ひ「ごめん、素直になれなくて。保乃ちゃんに好きって言われる度鼻血でそうなくらい照れちゃって、、、。でも保乃ちゃんには全然伝えてあげられんかった。」




私は深く頭を下げた。




ほ「あ、、。」




ひ「だからごめん。これからは私もちゃんと伝える。もう保乃ちゃんを不安になんかさせない。」




ほ「うん……。ありがとう…。もう頭上げて?」




ほ「嫌われてなかった。私はその事実があるだけで安心できる。」




こんなに不安にさせてたんだな私。今、行動で示すべきだよね。




ひ「保乃ちゃん、ちょっと屈んで?」




ほ「ん?」




チュッ




ほ「………/////」




ひ「大好きだよ保乃ちゃん。///」




はぁ〜緊張した!!!




ほ「んん〜もうひいちゃん好き!!」




そう言って勢いよく抱きついてきた。




素直になるのは難しいかもしれない。でも行動や言葉にしなきゃ伝わらないことも沢山ある。大切な人が気付かぬうちに去ってしまう前に、行動で、言葉で示す。それが、2人を繋ぎ直すきっかけになってくれるから。




ほ「ねえもう1回言って!」




ひ「いーや!」




ほ「ねえ何でよ〜もっかい言ってよ!」




今日私はとても大事なことに気付かされた。
ありがとう、夏鈴ちゃん!









天「凄いな夏鈴。私やったら好きな人の好きな人にアドバイスするとかできへんわ笑」





































か「私はただ、保乃に幸せになってずっと笑ってて欲しいんよ。」






































ここまでお読みいただきありがとうございました!
最近物語が迷走しがちでして…すみません笑
では皆さん良いお年を!!