元々の私のブログ読んで貰えばわかると思うけど、私はそもそもれいまいが好きで宝塚の沼に舞い戻ってきた人間です
他者の追随を許さない圧倒的なオーラを放つあの二人が好きで、数十年ぶりに宝塚を観るようになって、花組推しの全組観劇派だったのですが…
大好きなれいまいの解体に意気消沈…
二人とも各々の場所で一生懸命に頑張っているのに、私はといえば、マイティのいない花組みるのモヤモヤするし、隣にれいちゃんがいないマイティみるのもやっぱり切なかったり…
その上、れいちゃんの退団発表も辛かったし…
そんな中で起こった、宝塚歌劇団の情けない対応に、今が離れるタイミングなんだなと…
宝塚から足を洗おうと思っていたんです
今回だって、宝塚ならば観に行かなかったと思う
外部でLDHが主催する中でマイティーと瀬央っち出るの
男の中で二人が何をするんだろと興味本位でうっかり行ったが最後…
どハマリな自分がいて…完全に足を洗う予定が、タイミング見失ってしまった…
乃伎国最高でしたので、感想別にしました
乃伎国
水美舞斗(神洲崎湧水)
いやいや、マイティーのこんなにも耽美で儚い役が合うなんて…
いや、ショパンから気付いてはいた
巡礼の年でマイティーがショパンと発表された時には、随分と強いショパンだな…
と失礼なこと思っていたのはきっと私だけではないはず
所が蓋をあけてみたら天才として輝きつつも儚い最後を迎えるちゃんとショパンだった
んで、今回の湧水は、ショパンに輪をかけて儚くて美しいの
今迄、花組の中でも男らしさを求められる役が多かったマイティーだからこそ、男らしさやカッコよさが先にきていたけど、そもそも素顔のマイティーの顔立ちって美しく柔和な美人さんなんだよね
それが凄く生きてくる役どころで、宝塚メイクなし!特に今回は後半なんてほぼ素顔だし!
瀬央っちもそうだけど、この2人宝塚メイクよりも素顔が映える顔立ち!
(関係ないけど、月城さんと朝美さんも素顔のが映えると思っている)
で、この国はビジュアルやストーリー的?にはまぁ宝塚っぽいけど、宝塚では絶対に男同士が見つめ合う世界は芝居にはない。
湧水と側近の弦流の関係性もベルバラを彷彿とさせるけど、オスカルとアンドレは女と男。
湧水役ってリアル男性の中でやるとなると世界観違いで浮き上がってしまいそうな役どころだし、うっかりすると湧水は女ですかになってしまいそうなのを、マイティが絶妙な塩梅できっちりと美しい男性にみせたのは、本当に男役15年のキャリアの賜物でした
あと所作が美しいの
殺陣の所作も速さも腰の落とし方、それを美しく流れる舞の様な殺陣に仕上げられたのはマイティーのダンサーとしてのキャリアと身体能力の高さや体幹の賜物だとしか言いようがない
あとリアルメンズの弦流を包みこむ包容力は流石すぎた
マイティー肩幅どうなってんのもしかして肩幅自在に変えられる
と思っちゃうくらい
湧水様にメロメロにさせられました
藤原樹(姫川弦流)
この方、RAMPAGEのパフォーマー(ダンサー)の方で、今回初めて知ったのだけど、とにかく顔立ちが綺麗
宝塚の男役って、女性としての美しさもありつつ、色々超越した独特な美しさがあるじゃないですか
男性と並んでも女性と並んでもある意味一線を引く凛とした美しさというか…
だからいくらカッコいい男性でも美しい女性でも宝塚の男役と並ぶと違和感というものを感じるんですが、この人にはその違和感を感じないのです…
現にマイティーとの並びに一切の違和感を感じなかったし、ゲネの会見でも瀬央さんの隣にいても違和感なく…
何ならマイティーから左側全員宝塚の男役の人って思われてもおかしくない位の違和感のなさ
これって凄いよね
この人の何が凄いって、娘役芸をナチュラルに取り入れているのですよ
マイティーを支える時には膝を折り、マイティーを大きく見せるし、要所要所に娘役芸を取り入れている姿に
あとお芝居、始めて観に行ったのは初日近くだったのですが、その日は随分と表情の動かない人だなと思ったのですが、みる度によくなるお芝居の伸び率
滑舌も初日は聞こえづらい声質なのかと思っていたのが、どんどん良くなった
こんなに一つの公演で成長を観られた人って始めて
途中で湧水であるマイティーがマイクを持って(逢い言葉)という歌を歌うのですが、その曲にあわせて弦流(藤原樹さん)がダンスするのですが、初めて見たときには、切なげに歌うマイティーとダンサー藤原さんみたいな…
歌う人、踊る人みたいな分かれている感じしていたのよね…
まぁ、マイク持って歌っているし唐突に始まった国ごとのライブパフォーマンス的な感じだったので、まぁ、そんなものかと初めて見たときは思ったのだけど、日を追うごとにダンスをしながらもちゃんと湧水を感じながら踊る様になっていて、湧水を追う目線が切なくて、胸の締め付けられる様なダンスになっていて…落涙
そもそも藤原さんダンスはR&B系なダンスなんだけど美しいんだ!
RAMPAGEのパフォーマーだけあって身体のキレもいいし体幹もあるし、だからこそ殺陣も舞の様に美しい
マイティーが蝶の様に舞う殺陣ならば、藤原君は蜂の様な鋭さもある舞の様な殺陣で2人で敵と戦う場面はその対比が眼福すぎ
やっぱり弦流にもメロメロにされたのでした!
櫻井佑樹(稲清水鉄湯)
劇団EXILEの方でこれまた美形
この国は美形しか国民になれないらしい…
でもマイティーや藤原君の美形とは種類の違う、若干可愛い系な美男子タイプ
キャラもそんな感じの足がプルプル震えちゃうちょっとヘッポコな可愛いキャラ
この方の愛嬌が乃伎国の切なさをある意味中和してくれて良かった
とかなり字余り興奮で書いちゃったけど、宝塚も足を洗うはずが、せめてマイティーや瀬央さんの出る公演は観に行かなくちゃな…思っちゃってるし…れいちゃんやマイティーと瀬央さんでてればスカステも見ちゃうし…
RAMPAGEのコンサートも行くし…GENERATIONSのコンサートも行きたいし…
なんやかんやで沼を広げてしまった公演でした