2022年3月〜10月まで、マレーシア日本語パートナーズとして活動し、現地の日本語教師のサポートをしました。

10月末に日本に戻ってきて早3ヶ月。


11月に日本語パートナーズとして最後のお仕事でもある帰国報告会感謝状贈呈式も無事終わり、

そんでもって、日本語パートナーズ7ヶ月間の様々な苦労・想いや改善して欲しい点などを書き殴った最終報告書も提出し、

日本語パートナーズ任期満了となりました。



ふぅ。



喉元過ぎれば…ごとく、あん時はすんげぇ大変だったけど、今となれば良い思い出。


生徒たちとの写真を眺めては『マジで可愛かったなぁ』『会いたいなぁ』と懐かしんだり、

パソコンで作業してる時にふと画面に日本文化紹介の資料を見かけると、過去の数々の理不尽な無茶振りを思い出してはモヤっとしたりもする。


そんな日本語パートナーズ。



帰国後は、少しゆっくりしたのち、

日本語教師もいいけど、医療者として活躍したいという思いもあり、

現在は助産師として働いてます。


新しい生活を整えるのって、最初色々バタバタしちゃうよね。気持ちも落ち着かないよね。


そんな数ヶ月を過ごし、最近ようやく気持ちに余裕ができ、

可愛い生徒たちとのきゅんきゅんな想い出とかさ、無茶振りに耐えた最後の日本文化紹介とかを、ブログに書こうかなーとふと思い立ってみる。



マレーシアでの活動の最後らへん、

あまりの無茶振りの嵐に、堪忍袋の尾を切る場面をお届けしましたが、


いつもきゅんきゅんさせてくれる生徒たちが、

活動最終の水曜に行われた『日本語クラブ』でも再びきゅんきゅんさせてくれたので、その話をひとつ。



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日本語パートナーズも終盤にさしかかり、今週で終わりかーと寂しさも感じていた頃、

カウンターパートの先生がいつもの体調不良により不在

「おいおいまたかよ」のツッコミは去ることながら、理不尽だと思いながらも、可愛い生徒たちのために授業の代打を引き受け、多忙な日々を過ごす。


そんな中、月に1〜2回開催される『日本語クラブ』も水曜にぶち当たり、

40人くらい来るであろう生徒たちの為に、1人で準備をする。


今回は

『おきあがりこぼしダルマ』


「ダルマとは」や「色の意味」、「作り方」などのパワーポイントを準備。

ダルマの軸になる厚紙を細く切ったり、おもりの粘土も1人分に切ったり、とにかく準備するのもなかなか大変。


日本語クラブ当日、

もちろんカウンターパートは来ず1人で対応しなければならないため、

厚紙や粘土、折り紙など約40人分の道具をすでに机にセッティング。


さぁ、いつでも来いやー



おっ、

さっそく1番乗りの2年生男子4人

ワクワクの笑顔で日本語教室へ。可愛いすぎる。


「みんな集まるまで、けん玉で遊んでてねー」

「はーい!」

無邪気な男子たち、楽しそうにけん玉しながら待機。


しかし、その後待てど暮らせど、他の生徒たちが来ない。おんやぁ?

いつもは40人弱の生徒がゾロゾロ来んのに。

おんやぁ?


すると5年生の女子生徒が教室に来てくれて、

「○○さん!(私)

今日はマレーシア歴史のビデオ上映会に変更になったから、他の生徒来ないと思うよ。だから、○○さんも一緒に観に行こー」と。


はぁぁぁぁ⁈ 

聞いてませんケドー⁈


出ましたー。マレーシアあるある。

突然のプラン変更&その情報を知らせてくれないパターン。


どうしても上映会に私を連れて行きたい5年生女子たちは、2年生男子に、

「あなたたち、何で上映会行かないの?行こうよ」と。


ああぁぁぁ…。やめて。

せっかく日本語クラブの準備したのに。。

せっかく来てくれた大事な4人の生徒なのに。

彼らまで連れていかんといてー。


しかし彼らは、

「オレら上映会興味ないし。」と即答。

不満そうな5年生女子。

日本語クラブよりも上映会へ行きたい5年生女子。

結局女子たちは上映会へ。

2年生男子たちは日本語クラブに残ってくれることに。はぁ〜良かった。


結局2年生男子4人と私の計5人で、こじんまりとした日本語クラブを開催。



それぞれがダルマを作りながら、

もうね、5人だからさ、気楽にのんびり。


「今若者で流行ってる曲って何なの?」

「ねーねー、好きな子いないの?」


YouTubeで彼らの好きな曲を流しながら、彼らの恋愛事情とかも聞き出しちゃったりして、

とにかく楽しい。

もし40人規模の日本語クラブだったら、こんなの絶対できないだろう。


ワイワイのんびりおしゃべりしてると、ふと1人の男子生徒が、

「ねーねー、○○さん(私)、

今日オレらが何でこっちに来たかわかる?」


「上映会に興味なかったからでしょ?」


「ちがうよ。

今日は○○さん(私)最後の日本語クラブだったから、会いたくて来たんだよ


ズキューーン。

きゅんきゅんきゅんきゅん…


完全にノックアウト。



最後の日本語クラブ。

来てくれた生徒はたった4人だけだったけど、やって良かったと心から思う。

こんなに嬉しい言葉を言われたのは初めて。

こんなおばちゃんをきゅんきゅんさせちゃう言葉をサラッと言っちゃう彼ら、なんてニクいのだろう。



彼らが作ったダルマ。

真ん中の赤いやつは見本で私が作ったやつ。

その右隣の青いやつ、生徒が作ったやつでとてもお上手です。

ちなみに、1番左の黒いダルマ、黒い折り紙付けすぎて重くて起き上がりませんw

ちなみに、左から2つ目の青いダルマ、顔を書く位置間違えて、顔が上にグンってなりますw

ちなみに、1番右のダルマ、ビミョ〜に前のめりになるので粘土で支えてますw

可愛いすぎるだろ。


最高の思い出。

はぁ〜、彼らに会いたいなぁ。