このブログは物語形式で1話目から続いています。
主人公(あい)がツイン彼(大山洋一)と出会い
数々の試練を乗り越えながら魂と向き合い
本当の自分を取り戻していく過程を綴っています。

※実体験に基づいた内容ですが、名前は仮名です。


はじめから読む


(前回、29:eyeしてる。でもね、愛してるって言ってほしいよ からの続き)



実は8月の夏休み、夫とゴルフに行った。


大山コーチは
私が夫とゴルフに行くと機嫌が良くない。
(ような気がしてた、、)


だから、バレないようにした。


例えば、ウェア。
日焼けしないように長袖のものを着用。
顔もしっかりUVケア。


例えば、グローブ。
普段は左手にしかはめないけど
そうすると右手の甲だけ日焼けしてバレる。

だから、両手グローブをはめてカバーする。


例えば、シューズ。
スクールの時も同じものを履くので
シューズの底に芝や土が付いてないよう
きれいにする。
(芝が床に落ちてバレたことがあった。
だからと言って何か言われたわけではないけど…)


例えば、クラブ。
これは外で使えばどうしても傷がつく。
(一度チェックされたように感じたことがあった)


でも、大丈夫なのだ!


だって夫と行く時は
別のクラブを使うからチョキ


ゴルフクラブのハーフセットが
2セットあったのだ。


ひとつは『4:再びの偶然』でも書いた
初めて買ったもの。


詳しくはこちら


もうひとつは7月に
大山コーチから薦められて
夫には内緒で買ったもの。


夫とゴルフに行く時は以前のもの。


スクールで使うのは新しいもの。


夫にはスクールの話はあまりしなかった。


夫からも聞かれることは少なかったし
迂闊に色々話して墓穴を掘りたくなかった。


夫はかなり勘が鋭いのだ。


もし、私の彼への気持ちがバレたら
辞めさせられるのは確実だし
彼に災いが降りかからないとも
限らない、という心配もあった。


とにかく
" なんとしても彼を守らなければ "
という思いが強かった。


それに、私と彼の世界に
他の誰かを入れたくもなかった。


けど、スクールで習ってる以上
夫から誘われたゴルフを断る訳にもいかず
(断れば不信感を抱かれかねない)
前述したように色々と腐心した。


『うまくいった』
と、思っていたのだけど…


なっ、なんと!


長袖とグローブの隙間が
日焼けしてたぁぁぁ!!
(まるで輪ゴムをしてるかのよう…)



OH !  NO! ゲローゲローゲロー



ま、ほんの5㎜くらいの線だから
バレないよねニヤニヤあせる


しかし、そんな楽観的予測は
彼には通用しなかった。


彼にたぶん気づかれたと思われた翌週。


時は2013年9月第1金曜日。


彼は私に会うと
真っ先にこう言った。


「あいちゃんは爪とか伸ばさないの?」


「えっ? 爪?」


「爪、伸ばしてる人用の
 指先に穴が空いたグローブも
 ここに売ってるよ。 
 両手グローブだけど


両手グローブ???



はっ!  Σ(゚д゚lll)



やっぱりバレてた!!



彼は私にはっきりと
「ゴルフに行ったの?」
と聞く代わりに

『オレは知ってるんだよ』
と暗に仄かしたのだ。


彼の巧妙な一撃を食らった私は
なす術もなく撃沈したorz


でも、このシナリオを考えるのに
彼が費やした時間に思いを馳せると
彼のことがとても愛しかったデレデレ


9月第2金曜日。


その週はスクールの催し物で
ちょっとした競技が行われていた。


自由参加のその競技は
ユーティリティというクラブを使って
飛距離を競う。


そして
参加者は順位に応じて
賞品がもらえる。


私も大山コーチに誘われて
その競技に参加した。


結果は大したことなかったと思うけど
賞品としてゴルフボール3個入りの物を
1箱もらって帰った。


帰宅して15分ほど経った頃
携帯のバイブレーションが鳴った。


気づくのが遅れて
鞄から携帯を取り出した時に
ちょうど切れてしまった。


見慣れない番号からの着信。
(アドレスをロックしてるので番号で表示される)


でも、市外局番から
相手は近隣だということはわかった。


とりあえず折り返してみたら
電話に出た相手は
ゴルフスクールの受付だった。


「あのー、今、お電話頂いたようなんですが」

「着信があったんですね〜
 少々お待ちください」


少し待っていると

「もしもし、大山です」


?! 


彼だ! なに? なに?


「は、はい…」ショボーン

ドキドキして言葉がうまく出てこない。


すると彼は小声で言った。


「ここからの着信はちゃんと出て」と。


少しだけど、ふて腐れた感じがして
私は思わず「ごめん、ごめんあせる」と謝った。


彼は続けてこう話した。


今度はフツーの声で。


「さっき渡した賞品、間違えてたよ。
 ボールじゃなくてティーだった」


えっ? ま、間違える?! 目


それを聞いた私は急に
ちょっと意地悪したくなって

「えー、もう箱から出しちゃったよー」

と返した。


「さっき帰ったばかりでしょ?」

「でも、もう開けちゃったもん」

「もし、まだ開けてなかったら
 オレのボール、1個あげるから」
(私が開けてないこと完全にバレバレだ笑)


えっ? くれるの?


私はすかさず、微塵の遠慮もなく

「じゃあ、サインしてちょーだい!」

「ヤマダ、とか? 笑」

「そうじゃなくて
 ちゃんとフルネームで
 大山洋一って書いて!」


一瞬の間を置いたあと
彼はちょっと照れたような声で
(彼のフルネームを呼んだのはこれが初めて。
誰でもやっぱり嬉しいんだね)

「わかった」と言った。


「絶対だよ! 約束だよ!」


「わかった、わかった」


そして、また小声で言った。


「月曜日、練習に来る?」


はにかんだような声だ。


「来るなら、その時ボール持って来て」


「あ、、月曜日は祝日だから行けない…」


残念な気持ちと申し訳ない思いを
感じながらも、私はそう答えた。


私はこの頃、月曜日にも
自主練習に行っていた。


彼に少しでも多く会いたいから…


でも祝日は家に夫がいるから
行けなかった。


彼はそれを承知の上で
私に尋ねたのだ。


試したのかもしれない。


夫を置いて
自分のところへ来てくれるのか?
と。


私が来やすいように
ボールを持って行くという言い訳を
用意してくれたのかもしれない。


これは彼の計画だ。


なのに、私は行けないと言った。


もし行けば
夫がついてくるかも
しれなかったし。


夫と二人でいるところを
彼には見せたくなかった。


私は夫を選んだのではなくて
本当は色んな意味で彼を守ることを
選んだんだけどねあせる


家では心の内を隠して
夫と仲良くしてたわけじゃない。


むしろ夫とは距離を置いていた。


物理的にも。


どうしても近寄れないのだ。


身体が嫌だと反応する。


それに
自分からは必要最低限のことしか
話さなかったし、目だってほとんど見ない。


彼じゃない他の誰かだったら
きっと家でもうまくやってたよね。


でも、相手がツインなら
自分の心は誤魔化せない。


自分に嘘をつこうものなら
胸の奥が苦しくて息もできないほどだ。


だから、適当にうまくやるとか
器用に立ち回るなんてこと
到底できないのだ。


ツインとの関係に
打算は持ち込めない。



「じゃあ、来週のレッスンの日に
 ボール、持ってきて」


彼の声のトーンが微妙に変わった。


少し隔たりを感じた。


「ん、、わかった」


そして
最後にお互い「失礼します」
と言って電話を切った。


彼からの誘いを
断らざるを得なかったのは
悲しかった、、


けど、彼からの突然の電話に
気分は昂揚していた。


ひゃっほー笑い泣き
テンション上がりまくりだよーアップアップアップ


まさか彼から電話があるなんて!


耳元で彼の声を聞けるなんて!


しかも
彼の名前入りのボールをもらう
約束まで取り交わすことになるなんて!


思ってもみない嬉しい展開に
飛び上がって駆け回りたいほどだった爆笑音譜クラッカー




やったーーー!

わーい わーい
馬馬馬馬馬馬馬馬馬馬



純真無垢な幼な子のように
なってしまうのでした、、






私と彼のことは天や宇宙から
ずっと守られてきた。


私が彼に対して行動する時は
必ず天の助けが入った。


たまにタイミングを間違えて
うまくいかないこともあったけど
決して困るようなことにはならなかった。


うまくいかない時は
そのタイミングではなかっただけ。


宇宙が計画したタイミングで動けば
すべてうまくいく。


宇宙のタイミングっていつなの?


『ものすごくやりたくなる』


それがsign流れ星


シンクロは後押し


まずは自分の気持ちが大事ラブラブ





To be continued



〈次回予告〉
ボールにまつわる私の計画の話です〜




最後までお読みくださり
ありがとうございました。


愛と感謝を込めてドキドキ