急に日本の歴史ある建物を見たくなり、

ネットで検索して見つけた【戸定邸】へ行ってまいりましたすまいる



ざっくりと歴史の説明をすると↓


戸定邸とは…

最後の水戸藩主【徳川昭武】さんの邸宅(1884年建設)です。

昭武さんが亡くなった後、息子の武定さんがこちらを譲り受けましたが、

1951年に松戸市に寄贈され、現在に至ります。

また、2006年に国の重要文化財の指定を受けています。


徳川昭武さんとは…

前述通り、最後の水戸藩主(1853生-1910年没)。

徳川斉昭の十八男で、徳川幕府最後の将軍・慶喜の実弟(但し、異母兄弟)。

幼いながらも禁門の変(1864年)など、幕末の動乱も経験した。

1867年1月に慶喜の名代としてパリ万博博覧会に派遣されたが、

1868年11月には幕末の混乱の中、新政府の帰国命令のため帰国している。

その年、当時の水戸藩主だった慶篤が亡くなり、政情安定のため水戸藩主に就任することになる。



それでは…戸定邸へ。


入り口に続く道です。

何か小京都って感じですにゃ



そして戸邸の表玄関。
徳川さんの“お客さん”として入る玄関ですね。


ここからグッと気が引き締まる感じがします。




当日は天気が良く、

光が邸宅内をやわらかく照らしておりました音符




【客間・二の間】


奥が客間でお客さんの中で一番地位が高い人のお部屋。

照明がある手前のお部屋が二の間で次に地位が高い人用のお部屋です。




とにかく広くって、木の温もり・畳の温もりに癒されます。


写真にはないですが、大木でないと一枚にならない壁などがふんだんに使われており、

とっても贅沢だということがわかります。



またお庭は洋風の芝生です。

これには昭武さんがヨーロッパに留学していたことが影響しているとのことでした。

写真、撮り忘れ汗




【中の間ごしの書斎】

直線の美しさですよね~ラブ

こちらの日当りの良い書斎は昭武さんが実際に使用していたお部屋です。





【書斎・客間からの眺め】

当時はとっても眺めが良かったらしく、富士山が絶景だったとか。。

現在は高層ビルや大気汚染などで景観が悪くなっているそうです。


本来なら↓の写真にも富士山が見えていたはず汗





【秋庭の間】

昭武さんの母である、万理小路陸子さんのお部屋。

ちなみに御居間から撮ってますが、御居間は昭武さんの後妻である八重さんのお部屋です。

本来なら屋敷の奥に位置する部屋は主人が使うべきお部屋ですが、

昭武さんは女性思いだったのでしょうか?

…そういえば外国人の方はレディーファースト上手いですよねにゃ

ヨーロッパ生活のある昭武さんはスマートな紳士だったのかも~ラブ




【使者の間】
こちらは当時、お客さんに御供の方がいらしたときに使用していたお部屋とのことです。
しかし、お庭も見えるし御供の方用とは思えないくらい良いお部屋でした。

ここは昭和21に移築、その後平成10年に復元されたお部屋だということで比較的新しいです。


私はここの青い壁が気に入ってますが、

当時からこの色なのかはわかりませんでした。







戸定邸はとても居心地が良く、

ボランティアガイドさん達も和やかな素敵な方たちでしたよ。


ゆったりとした時間を使ってみたくなる場所でしたので、

余裕があるときにぜひ行ってみて欲しいところです音符