より抜粋
膨れ上がる社会保障コストは、
先進国においては大きな問題であり、
安楽死にはその議論が必ずつきまとう。
だが、社会に利益のある者を残し、
お荷物を処理する発想の果てにはなにが起こるのか。
安楽死がすでに合法化された欧米諸国の事例から、
日本はなにを学ぶべきだろうか。
安楽死をめぐる議論には、医療をはじめとする
社会保障コスト削減の議論が付きまとっている。
カナダで安楽死が合法化された直後には
カルガリー大学の医師らが医学雑誌で、
毎年1万人がMAID(医療による死亡幇助)で
死ぬと予測したうえで1億3000万ドルの
医療費が削減できるとの試算を報告した。
ナチスの障害者抹殺計画「T4作戦」(1939年10月~1941年8月)では、
国の合法的な施策として医療職が障害のある人を選別し、抹殺した。
対象となったのは、
- 先天性精神薄弱
- 精神分裂病
- そううつ病
- 遺伝性てんかん
- 舞踏病
- 遺伝性の盲
- 遺伝性のろう
- 遺伝性重度身体奇形
- 重度アルコール依存症の人など。
- 「退院の見込みがあるか」
- 「労働者として使えるか」
- 「生きるに値する命か」
- 「生きるに値しない命か」
などの指標によって選別され、
20万人以上が殺害されたと言われる。
【コメント】
2016年7月26日未明に相模原市の知的障害者施設
「津久井やまゆり園」で起きた大量殺傷事件。
入所者19人を殺害、26人に重軽傷を負わせた
植松聖(事件当時26)は、
同施設に3年以上勤務した元職員だった。
植松は犯行動機について
「意思疎通のとれない障害者は安楽死させるべきだ」
「重度・重複障害者を養うには莫大なお金と時間が奪われる」
などの自説を展開し、世間に衝撃を与えた。
被告人の、元同園職員、植松聖(さとし)(30)に、
横浜地裁は死刑判決を下した。
【追記】
では、社会の「役に立つ人間」は、どうするの?
-
兵士にして、戦争をさせる
-
ブルシットジョブ(クソどうでもいい仕事)に従事する
人類は狂ったサルなのです。↓
本来、人類は《仕事をしなくても》生きていけるのに・・・
《仕事のできる人間》だけを残そうすることは、無意味です。
【追記2】
現在でも1日3時間仕事をすれば《食っていける》筈なんですが・・・
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