有機米の産地形成を目指す浜田市弥栄町の水田で6日、
雑草の発生を抑える農業機械
「アイガモロボ」の実証実験が始まった。
実際のアイガモ農法と同じ原理で、
スクリュー付きのロボを水田に浮かべ、
移動時に舞い上がる泥で雑草の光合成を阻止する狙いがある。
有機栽培の草取りは、
除草剤を使う場合と比べて
5倍以上もの時間がかかるとのデータもあり、
有機農家にとって最大の課題だという。
ロボは新興企業「有機米デザイン」(東京)が開発し、
農機具メーカー「井関農機」(松山市)が
メンテナンスなどを手がける。
ソーラーパネルやGPS(全地球測位システム)を搭載し、
プログラミングに従って縦横無尽に動くほか、
タブレット端末などのアプリで操作できる。