雪の急斜面を「ライダー」と呼ばれる選手たちが
スキーあるいはスノーボードで滑走する。

ほかの選手たちが滑らない、
いかに独創的で難易度の高いコースを選び、
転倒などのミスなしに美しく、
速く滑りきるかが勝負の基準となる。

その様子はリアルタイムで中継され、
観戦者は映像を通してライダーが滑っている場所の
標高やスピードを逐一知ることができる―― 。




「Freeride World Tour」(以下、FWT)は
フリーライドスキー・スノーボードという競技の世界最高峰大会のひとつだ。

雪山の自然のままの斜面をコースとし、
決まっているのはスタート地点とゴール地点だけ。

その間をまさに自由に滑走する、
世界的な人気を誇るスポーツイベントである。

審査員がジャッジする基準となるのは、

  • 「滑るラインの難易度」
  • 「滑りの流動性」
  • 「板のコントロール」
  • 「ジャンプ」
  • 「滑走技術」

という5項目。

この合計点数をもとに順位が決まる。

このFWT、2018年以降アジアでは唯一、
長野県白馬村が開催地として選ばれている。

カナダやオーストリア、スイスなどの
世界の名だたるマウンテンリゾートをめぐる全5戦の大会だが、
最高のパウダースノーや急角度の斜面を有する地形、
都市からのアクセスの良さなどが評価されたのだ。

KDDIはこの白馬村で開催する「FWT」において、
通信技術の面からサポート。

今大会「FWT Hakuba Japan 2020」(以下、「FWT Hakuba 2020」)」では、
標高2,000メートルの雪山を4G LTE ネットワークでエリアカバーし、
先端テクノロジーを活用した新しい映像体験を提供した。

世界的エクストリームスポーツを、
先端テクノロジーで、
いかに伝えることができたのか。

KDDIが「FWT Hakuba 2020」で実現した新たなスポーツ観戦体験と、
その裏側を紹介する。