新潟県自民の敗者、全員復活?
31日に行われた衆院選では、
北陸信越ブロックの小選挙区で敗れた自民候補者は
新潟県の4人を含めた5人全員が
比例での復活当選を果たした。
惜敗率が80%にも届かなかったにもかかわらず、
復活できたケースもあり、
小選挙区比例代表並立制のあり方に議論を呼びそうだ。
新潟1区
自民 塚田一郎 〉
元参議院議員元国土交通副大臣
新潟4区
自民 国定勇人
元新潟県三条市長元総務省課長補佐
新潟6区
自民 高鳥修一
自民党政務調査会長代理元農林水産副大臣
長野2区
自民 務台俊介 〉
環境副大臣自民党長野県連副会長
■「いびつな制度、やめるべき」政治アナリスト・伊藤さん
政治アナリストの伊藤惇夫さん(73)に、
本県の小選挙区で敗れた自民党候補の全員が比例で復活した結果を踏まえ、
比例復活制度の評価などを聞いた。
改めて、有権者の意思に反して当選するという、とても
いびつな制度だと感じた。
小選挙区の候補者は本来、選挙区の有権者の信任を得て
国会議員になりたいという思いがあるから立候補するはずだ。
それにも関わらず、投票で有権者から
国会議員としてふさわしくないと
烙印を押された候補者が、なぜか復活する。
有権者には釈然としない気持ちが残っただろう。