ワクチン接種直後、会場内で倒れて搬送…60代男性死亡

 
高知県南国市が実施した新型コロナウイルスワクチンの集団接種で4日、
60歳代の男性が接種直後に会場内で倒れ、
搬送先の病院で死亡が確認された。
接種との因果関係は確認されていない。
 
県と市によると、男性は4日午前、
65歳以上の高齢者らを対象にした
市の集団接種会場でファイザー製のワクチンを接種。
接種後の経過観察中に倒れ、搬送された。
 
県によると、県内で接種後に死亡した人は5人目
接種当日の死亡は初のケースという。
 
これまでの4人は、翌日もしくは数日後に死亡しており、
接種との因果関係は確認されていない。
 

 
厚生労働省は6月23日、
モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの接種後に、
高齢男性1人が死亡したと公表した。
 
モデルナ製接種後の死亡事例の公表は初めて。
米ファイザー製でも、新たに20~100歳代の男女159人
接種後に死亡したと報告された。
 
この日開かれた専門家の検討会で、
18日までに報告があった新たな死亡事例が公表された。
 
モデルナ製では、94歳の男性が接種翌日にくも膜下出血で死亡。
接種との因果関係は「評価中」とした。
 
ファイザー製については、接種後の死亡事例は累計355人となった。
そのうち78人は接種との因果関係は「評価中」、
その他は「評価できない」か「認められない」とした。
 
また、急性のアレルギー反応のアナフィラキシー国際基準に合致したのは、
13日までの報告で、モデルナ製は0件だった。
 
ファイザー製は計238件で、
接種100万回あたりの発生頻度は10件となった。