~思考実験~

 

14年前の未解決事件が動き出した…

 

◆岡山小3女児殺害事件
 
 岡山県で平成16年に起きた小3女児殺害事件で事件への関与を認める供述をし、
 岡山県警が殺人容疑で逮捕状を取った勝田州彦容疑者(39)は
 平成27年5月、兵庫県の路上で中学3年の女子生徒をナイフで刺したとして
 殺人未遂容疑で兵庫県警に逮捕され、懲役10年の実刑が確定し服役中だった。
 
 当時、精神鑑定を担当した医師は

 勝田容疑者の“異常性癖”が犯行に駆り立てた要因と分析。
 症状については、他人に身体的、心理的な苦痛を与えることに性的興奮を抱く
 「性的サディズム障害」と「小児性愛障害」が複合した
 「サディズム型ペドフィリア」と結論づけた。
 
 「いじめ」がきっかけで自傷行為を始めたのは中学3年のときだったのだそうで、
  その際には当時を振り返って勝田受刑者が
 「自分の腹を刺して血が出てくるのを見ると落ち着いた」と証言をしています。
 
 腹部を刺すことに執着した理由については、
 高校時代に熱中した美少女キャラが登場する「アニメ」を挙げ、
 「女の子が腹部から血を流して苦しんでいる姿を想像し、性的興奮を得るようになった
 と説明した。
  
 
もしも、上記事件を起したのが、

人間と同じくらい「賢い」ロボットだったら…
 
ロボット(人工知能内臓)がこのような事件を起す理由として考えられるのは
 
 ①電子頭脳に故障がある。
 ②OSにバグがある。
 ③アプリにバグがある。
 ④入力された情報(データ)に誤りがある。
 
この四つのどれかに原因があると考えられる。
 
 ①電子頭脳に錆や断線など物理的な故障が見つかる場合。
 (人間の脳に腫瘍や脳梗塞が見つかる場合。ハードウエアの障害)
 
 ②OSをインストールする時、何か不具合があった。
 (人間の本能的な部分に異常がある場合。先天的障害)
 
 ③アプリケーションソフトに異常がある場合。
 (人間が育った環境や教育、文化による異常行動。後天的障害)
 
 ④入力された情報に誤りがある場合。
 (嘘や勘違いによる異常行動。)
 
小3女児殺害事件は②の「OSのバグ」(本能の異常)に原因があると思われる。
 
OS=人間の本能(オペレーションシステム)はDNAに圧縮保存されている。
その本能的行動プログラムを解凍し、
脳(生体コンピュータ)にインストールするさい、何らかのミスが起こった!

 
 
本能的行動プログラム(アプリすなわち後天的に獲得するプログラムではない)
 
 ①ヒトは狩りをする時、「獲物を殺す」プログラムがある。
 ②ヒトはヒトを「獲物ではない」と判断するプログラムがある。
 ③ヒトは成長すると、交尾を行うプログラムがある。
 ④オスには交尾の相手は出産能力のあるメスを選ぶプログラムがある。
 ⑤その他、自分の身を守るプログラムがある。
 
本能的行動プログラムの「ごく一部」は以上の通りである。(他にも多数存在する)
 
本能的行動プログラムが正常にインストールされていれば
 ①と②から「ヒトはヒトを殺さない。」
 ③と④から「小児に性欲を覚えることはない。」
 ⑤から「自分の腹から血が出てくるのを見て落ち着くことはない。」
つまり、勝田容疑者には「本能が正常にインストールされていない」ことが分かる。
 
「両親の厳しいしつけ」「いじめ」「アニメ」などが本能のバグを
具体的行動に移す「きっかけ」に過ぎない。「原因ではない」のである。
 
すなわち、本能が正常にインストールされていれば
「両親の厳しいしつけ」「いじめ」「アニメ」などがあったとしても、
「サディズム型ペドフィリア」になることは無いのである。
 
つまり、本能が壊れているのであって、教育や治療で治すことは不可能。
将来、本能を入れ替える方法が見つかれば話は別だが…