意識とは何か【番外編】

皆さんこんにちは、文章を読んだだけで、全ての謎を解いてしまう、
文書解読のエキスパート「杉下左京」です。
別名”倉庫番の魔王”と呼ばれています。\(-_-;)未解決の男か!
 
今回の依頼は、書籍『意識はいつ生まれるのか』における 「統合情報理論」 が
「デタラメな理論」であるにも関わらず、「文化人」(科学者では無い)から、
絶賛された理由を調べて欲しいというものです。
 
 
 
よく見ると、著者は既に「脳の謎の正解」を見つけているのです。
ただ、自分が正解を見つけていることに、気づいていません。
おそらく、読者が共感したのも、この「正解」にだと思われます。

 
 
 
第二章 P52
 
(前略)内なる声が、こうささやくだろうからからだ。
 
「自分のニューロンがコピーされたからといって、
 なんらかの感情を感じられる保証はどこにあるんだ。
 
 科学者たちが、脳のどの特性を複製すべきかを、
 完璧に理解しているとは限らない。
 
 それに、プロジェクトでは考慮されていないニューロンの機能のうち、
 意識の秘密が、原子構成要素レベルの細部にあるのだとしたら?
 
 あるいは、意識の秘密が、ケイ素の媒体上では複製不可能な、
 生体素材の特定の化学的側面に隠されているのだとしたら?」
 
(中略)
 
脳の中にある、1000億個のニューロンのそれぞれが、どう機能するかについて、
正確な情報をすっかり集められたとする。
だが、そうなったところで、脳がいかにして意識を生むのかについては、
科学的に有効な説明が出来るとは限らない。
生理学者を悩ます疑問は、この点にある。(後略)

 
 
「疑問形」を「断定形」に変換すれば概ね「正解」です。
 
「自分のニューロンがコピーされたからといって、
 なんらかの感情を感じられる保証はどこにあるんだ。
 
(ニューロンがコピーされても、なんら感情は感じない。)
 
 科学者たちが、脳のどの特性を複製すべきかを、
 完璧に理解しているとは限らない。
 
(科学者たちは、脳のどの特性を複製すべきか、全く理解していない。)
 
 それに、プロジェクトでは考慮されていないニューロンの機能のうち、
 意識の秘密が、原子構成要素レベルの細部にあるのだとしたら?
 
(そもそも、意識の秘密はニューロンの機能にあるわけではない。)
 
 あるいは、意識の秘密が、ケイ素の媒体上では複製不可能な、
 生体素材の特定の化学的側面に隠されているのだとしたら?」
 
(意識の秘密は、生体の化学的側面にある。)
 
脳の中にある、1000億個のニューロンのそれぞれが、どう機能するかについて、
正確な情報をすっかり集められたとする。
だが、そうなったところで、脳がいかにして意識を生むのかについては、
科学的に有効な説明が出来るとは限らない。
生理学者を悩ます疑問は、この点にある。
 
(ニューロンが、どう機能するかについて、正確な情報が集められたとしても、
 脳がいかにして意識を生むのかについて、科学的に有効な説明が出来ない。)

 
 
そもそも、脳は15%のニューロン(神経細胞)と

80%以上のグリア細胞から出来た生体コンピュータです。

したがって、いくらニューロンを調べても「脳の謎」は解けないのです。
 
神経細胞が担当するのはデジタル情報であり、

グリア細胞は体内のケミカル情報を担当するのです。
 
体内のケミカル情報により、自己意識が生まれ、その情報が神経細胞に伝えられ、

意識が発生するのです。
 

以上です。ちょっと説明を簡略化しすぎましたか?

詳しく知りたい方は 【脳内現実理論】 ≪目次≫