3月末、いよいよ引っ越し前の発達支援センター最後の日。
4歳半から通い、たくさん可愛がって貰った場所。
6歳半になり、2年間本当にお世話になった。
通い始めた頃に比べたら、
身体も中身も少し成長したぽん太。
だけど、私の気持ちは…
「歩くのが遅い子も、離すのが遅い子も、好き嫌いのある子も、小学校入学までに、だいたい横並びになれていたら良いのよ」
0歳〜3歳まで長男が通っていた児童館で
子の成長を心配するママさんに
お友達のおばあちゃんが言っていた
この言葉を、
私は度々思い出しながら
小学校入学までには追いつくかもしれない、と
自閉症スペクトラムの診断が出て3年半、
療育園、幼稚園、発達支援センター、児童精神科、STやOTにぽん太を通わせながら
心のどこかで期待していた私。
ついに入学を控え、
皆と横並びにはなれなかったぽん太は
これからどうなるのかな?
寂しさと同時に新しい環境、小学校入学への不安が押し寄せた。
そして、ぽん太はまだ引っ越しの意味がわからないまま、
先生たちに見送られ、お別れした。
私は、ぽん太への寄せ書きや、心のこもったプレゼントに泣きそうになりながら
何度もお礼を言った。
お別れした時よりも、うんと成長したぽん太を見てほしい。
ぽん太に関わってくれた人に、
ぽん太はこんなに成長したよって
いつの日か報告できたら良いのにな。