4月半ば、ようやく療育手帳の審査を受けることができた。


社会福祉事務所へ行き、小部屋に案内された。


田中ビネーと、⚪︎×の発達チェックをした。


息子は途中から集中力が切れてきたようだった。


簡単なレベルなら出来たが、例えば


絵を見ながら指差しの問題で、

お水を入れるのはどれ?絵を描く時に使うのは?

など、具体的な質問に対して一切答えられなかった。


机に並べられた、
ボタン、いぬの人形、ハサミ、積み木、箱(だったかな?)を指示通りに動かす問題では、

指示を理解できず、それらを指示通りに渡すことは出来なかった。

どうしても目の前のそれらを好きなように触りたい衝動が抑えられない。


この様なコミニュケーション能力や理性はやはり低いと痛感した。


検査自体は、座って受けることが出来た。



検査後、職員さんからは

療育手帳は発行出来るだろうと教えてくれた。

判定はおそらくB

四段階のうちの一番下。

軽度の中でも、ごく軽いBだと。



これで息子は知的障害と認定された。

でも手帳があれば、心強い。



その場で障害者支援サービスについても教えてくれた。

それから2ヶ月後、療育手帳を受け取れることになった。

後日受け取った田中ビネーの結果は68だった。


手帳申請から約4ヶ月半かかったが、まだ早い方かもしれない。



市役所へ行き、療育手帳を受け取った。

障害者扶養共済制度や、特別児童扶養手当についても説明を受けた。


障害者扶養共済制度は、

親亡き後に掛け金に応じて障害のある子に毎月幾らかのお金が振り込まれる。

これは療育手帳があれば申し込める。

もし今後、グレーゾーンになり手帳が無くなれば申し込めない。

掛け金は税金の控除対象だ。

掛け金とにらめっこしつつ、我が家は申し込まなかった。



特別児童扶養手当は、障害の程度に応じて扶養者がもらえるお金で、審査がある。

診断書や給与所得についての書類などを提出した。

これはまだ審査中で結果はまだ来ていない。


療育手帳を受け取った事で、また少し支援の範囲が広がった様に感じた。

療育手帳を申請して良かったと改めて思った。