幼稚園に入園して4日目、さっそく保育参観があった。

早めに到着したので、教室をのぞくと息子が私に気付いて教室から出てきてしまった。

保育参観が始まる前にトイレに行った息子、

私に甘えてズボンとパンツを下ろさせて、手を洗うのもなかなか手洗いが終わらず

この感じだと、きっと毎日トイレでも遊んでいるんだなとわかった。



いざ始まると、手を繋いで輪になって最初の朝の挨拶の歌はなんとか出来てる

でもそのあとのお歌やゲームは床に、ずりずり〜ゴロゴロ〜したりウロウロしたり

ゲームで使う、用意してあった帽子はステッキも拒否!

床にゴロゴロ〜ウロウロ〜でたまに参加するけど、やっぱりみんなと一緒には出来ない。

これぞ発達障害児って感じチーン

親としては、浮いている我が子を晒し者状態で小1時間、見届けなければならない。

これが1番ツライ事かもしれない。

まだ年少だし、男の子なので、息子程ではないけど、ウロウロゴロゴロ組はチラホラ居たから良かった。


参観中は教室からは出ないし、耳ふさぎもないし、泣かないし、騒がない。

同じ空間にいるだけでもすごい事だ。





参観後は、学習発表会の衣装打ち合わせで、その後解散。

息子は慣らし保育なので、一緒にそのまま帰宅した。 


入園して1週間の様子を担任の先生に聞いた。

泣かずに登園出来てるけど、

たまに教室から出ちゃう。


先生曰く集中力は短いけど、お絵かきや粘土などは参加はしてる

この前日の遠足で、バスに乗り、先生と手を繋ぎ、行けたみたいだった。


やはりトイレで遊んだり、先生の椅子に登ったりすると。

ダメなことは、注意して欲しいと伝えた。

伝え方としては、ダメ!やめて!では伝わらないので、

水を流して遊んでいたら、

「ぽん太くん、水を止めて。」

椅子に登ったら、

「ぽん太くん、椅子から降りて。」

名前を言って、目を見て、やって欲しい行動を最初に言う。

その後に、なぜダメなのか伝える、というのが理解しやすいこと等、

幼稚園のルールとして、やってはいけないことは強い口調で注意して大丈夫だと伝えた。





学習発表会の衣装は、自閉症スペクトラムの息子にとって、なかなかハードなものだった。

フード付き、長袖長ズボンの着ぐるみタイプだ。

しかも、軍手の手袋と上履きにフェルトで覆ったブーツもある。

色もどんよりした暗め。



参観から家に帰ってきて、着ぐるみタイプの衣装を着せてみたけど、泣いて拒否された。

慣れて欲しいので、時間を置いて

「3秒だけ、腕を通して」と言うと

「いーちにーさん」と腕を通してくれた。


フードは

「3秒だけ、頭入れて」と言うと頭も3秒被ってくれた。

足はまだ無理だった。

リビングの目立つ所に衣装を置いて、まずは衣装に慣れることから始めた。

尻尾があってので、尻尾を触らせたりした。

発表会は1ヶ月後だ。

この調子で、まず衣装を着れるのか?

とにかくやれることはやろうと思った。



音楽もYouTubeで探して、観せた。



幼稚園での練習は、ほとんど出来ていない。

YouTubeのダンスが少し似ているらしいので、それを観せたり。

隊形移動まではさすがに分からなかった。



毎日、衣装に触れて、3秒がら5秒、10秒と腕を入れたり、フードをかぶせたり、足も入れられるようになった。

少し嫌がったが、2週間後に全身着せて、写真を撮って、息子にその姿見せたり、姿見の前に立たせたり。

発表会の1週間前には、靴も手袋もして、ダンスをさせてみた。

ダンスはさすがに、途中で辞めたりして、励ましながら練習した。

完璧ではないけど、舞台でできたらラッキーくらいな感じまでにはなった。



いよいよ本番、の前にクラス単位の撮影会があった。


つづく



ぽん太の為に買って良かった物コレクション↓