自ら死を選ぶ前に想像してみて欲しい② 相続放棄後
単純承認成立となる3ヶ月を越えたころ、子供達の所に封書が届きました。サラ金大手と水道局、区役所からと3コンボ。故、元夫様の死を悼みご冥福をお祈りいたします、の後につきましては~式の文章で元夫の負債を支払うように求める封書です。ただ、不思議だったのは金額の記載が…無い!家裁から届いた相続放棄申述受理通知書の威力が発揮される時が来ました。即、相手方に電話連絡。子供達宛てに届いた封書ですが、年若い彼等には荷が重い話なのでもう赤の他人である元妻の私が事情を説明した所相続放棄申述受理通知書のコピーを送れとの事。金額について尋ねると口を濁しましたが50万は無かった模様です。子供達の原本はそれぞれ手元に保管するよう厳命していたので私の手元には原本は無いのですが、なんらかの請求は多分来るだろうとコピーを5部づつ取っていたので速攻送付。水道局は大した金額ではなく、担当の方に申し訳なかったのですが放棄しているのに払うとややこしくなりそうなのでお詫びしこちらも相続放棄申述受理通知書のコピーを送付。意外だったのは区役所で、遺骨を引き取らないのであれば地域なんちゃら窓口に相続放棄申述受理通知書のコピーと印鑑等を持って相続人を連れて来て欲しいとの事で、後日子供を連れ窓口へ。そこで聞かされたのは元義実家では遺骨を引き取らない事になったので死亡届を区役所が出し、骨揚げも区役所の担当の方が行って遺骨は区役所に保管されている状態である事。このまま引き取らないのであれば放棄手続き済である旨書類を提出する必要がある事。お骨はある程度の期間市の霊園の無縁仏の保管所に置かれ、3年を目途に合葬される事。お骨を引き取るのであれば10万程の火葬費用を支払う必要があるとの事でした。元義実家が引き取りを拒否した、という辺りに離婚後の彼の生き方を見た気がします。元夫は子供達、特に男の子にロマンを感じていたようで、息子が成人したら一緒に酒を飲むのが夢だ、と時々口にしていました。でも、息子達は父親を拒否したまたま外で会った時も走って逃げて一切接触を拒否。娘もかなり冷めた目で見ていたようです。元夫、まさか義実家に拒否されるとは思わず自分が死んだら先祖代々の墓に入るとか、子供たちが泣いて墓参りをしてくれるとか、都合の良い事を想像して自死を選んだという事は想像に難くないのですが、結果は廻り全てから拒否されたのでした。~続く~内容が重く暗いので、次回元夫オカルト編で…。