F1 日本GP 1988年10月30日 日曜日 | Analog親父 エフツーの日記

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パソコンやデジカメを、アナログ的な考え方で使っている

メタボな、Xなし・子供なし40代後半の男の日常

 

1988年F1日本グランプリの決勝日

 

前日の雨が上がり晴れ !

 

早朝 5時30分に、湯の山温泉の宿から、バスで移動しました。
車内で、おにぎりを食べて、約1時間で鈴鹿サーキットに到着しました。

 

三日間通して1万2千円のチケットを、今日だけ使用して、入場!
昨日は、パドックパスを使用。贅沢だ・・・

(缶コーヒーのCMの様な感じ・・・)

 

7時すぎには、 既に超満員となっていた、観戦スタンドに呆然となる・・・

 

キヤノンのブースで、F1グッズを買う!

 

我々が着ている赤いウインドブレーカーは・・・

8000円の値札が付いていた!!

 

左胸にキヤノンウイリアムズホンダの絵が描かれている。
私達の背中には、雑誌のロゴが入っている分のコストが、かかっているハズだが・・・

(市販品にロゴは、ありません)

 

前日キヤノンスタッフから、

シケイン付近に櫓を組み、カメラをセットしてあると言われて、行ってみた!

(フィルムだけ各自で準備)

 

一般の方達と並んでいると、

5台のカメラの間からも撮影しても良いと、許可されチーム全員で登る。

 

貸し出されたカメラの他にも、チームメンバーがキヤノンを所有してたから、ラッキーだった・・・

 

自前のカメラで撮影していると、設置してあるカメラが空いた。

 

そのカメラに、フィルムを装填する。

 

な・な・なんとそのカメラには、2日後(1988年11月1日)に発売される事になる

    EF 600mF4L  (発売当時)110万円の大砲レンズが!!

'

今年の12月下旬には、EF 600mmF4L IS  Ⅲ USM が発売予定!

         希望予定価格   182万円(税別)

 

 まだ動態予測もない、測距点が中央1点のみしかない、黎明期のAF一眼で、

シケインのマシンを、置きピンをしたり、露出補正をかけたりして、何とか1本撮り終える・・・

 

交代時間がきて、櫓から下りる・・・ 

 

 貸出のカメラでの、撮影の順番が廻って来た!

 

EOS650に、EF300mmF2.8を手持ちで振り回し、流し撮りの真似をしてみる。
3Kgを超える重量に、肩が、腕が悲鳴を上げた・・・ 

 

 コース内に、小林稔カメラマンを発見!

 

 

現在は、日本レース写真家協会(JRPA)の会長さんです!

2017年5月12日 名古屋市中区伏見にて、撮影

 

 

観客席などを撮り、何とか1本撮り終えた!! 

 

この後、撮影場所を決める為に移動! 

 

 

ここで、問題がおきました・・・ 

 

 

超満員の観戦エリアには、当然、

5人も入れるスペースは無く、レース撮影経験者と未経験者のペアで、2組に分散。

ヘアピンカーブともう一箇所に、場所を確保しました。 

 

 

私は弁当係になったので、キヤノンのブースまで取りに行き、メンバーに配達・・・ 

 

混雑する場内に、レースカメラマンの原冨治雄先生の到着が遅れたのも、納得できました! 

 

配達に、往復2時間も掛けて、デリバリー終了!

 

 

両ポイントとも、私の入るスペースは無く、シケインの櫓へ・・・ 

 

大型モニターの有る此処で、キヤノンのスタッフと決勝を観戦・・・ 

 

所有機材では、撮影は無理(豆粒にしか写らない)なので、

ウィリアムズホンダ(キヤノンがスポンサー)を、モニターを観ながら応援!

 

 

リカルド・パトレーゼは、完走しましたが・・・ 

 

ナイジェル・マンセル(マリオに似たオジサン)が、戻ってこない・・・

結局、リタイア・・・

マシンはレッカーで、眼前を運ばれて行きました。

 

 

レースが終了(15時30分)して、キヤノンの物販ブースに各撮影ポイントから、集合!

 

 駐車場のバスまで移動(16時30分頃)すると、

運転手さんが、「今日は此処に置いておくので、悪いケド個々に帰って下さい!」

 

サーキット前の道路は、既に車が動けない程の渋滞・・・

 

歩くことにして、混雑が予想される白子駅を避け、若松町駅へ・・・ 

 

 同じチームメンバーで、

一学年下の浪人生(愛知・犬山市)と、途中の桑名まで一緒に電車に乗ることにした・・・

 

既に歩道もノロノロとは歩けるが、先が見えない程の行列・・・ 

 

たまに先を行く人と、道路の案内標識を確認しながら歩く。
上手く両駅への分岐を通過した。やはり白子駅へ向かう人が、多い! 

 

TVCMで、最寄り駅とテロップが出てるのが、理由だろう・・・ 

 

 

私は、左肩にブロンズ色のアルミバッグ(上部に三脚を括付けてある)、

右肩にやや小振りの布地のソフトカメラバッグを、食い込ませて歩いた。

 

アルミバッグには、カメラ3台・レンズ4本等で重量は約6Kg。

ソフトバッグには、カメラ1台・レンズ3本等で、2Kgかな・・・

腰のウエストバッグには、フィルム・予備電池等が入れて有り、露出計もベルトに通してある。 

 

若松町駅も、既に人で溢れ乗ることが出来ない。

2本か3本、電車を待ち、漸く乗ることが出来た!

 

色々な話をして、最後に受験を頑張れとエールを送り、私は桑名駅のホームへ!
養老線(現・養老鉄道)に乗り換え、美濃柳へ・・・ 

 

 家に着くと、丁度TVでF1が始まるところだった!

(当時は録画が20:00から放送)

 

 

ブログテーマにもある、めるへん堂の撮影で、

当時、ファンの男性(自動車整備士)と友人になりました。

彼とは、土曜日のパドックへの移動時に、偶然に出会いました。

後日、彼に電話すると、車をサーキットからかなり離れた場所に置いて観戦して、

帰宅(岐阜市)が翌朝4時00分だったそうです。

 

 

私が使ったお金は、

交通費・お土産に各2000円で、合計額は4000円でした。