AIに聞けば答えは出る。それでも、また次を聞いている。

AIに聞けば答えは出る。それでも、また次を聞いている。

AIに聞けば、答えはすぐに見つかる。実際に役立つ答えもある。それなのに、なぜまた「もっといい答えはない?」と探すのか。18年間いろいろな答えを探してきた自分を振り返りながら、「答えを得た後にも次を探すこと」について書いています。

AIに聞けば、答えは出るようになりました。

役に立つ答えもあります。



それなのに、気づくとまた

「もっといい答えはない?」

と次を聞いていました。



18年間を並べたら、AIより前から続いているものがありました。



▶ 18年間の謎解きを、最初から読む

新しいAIや新しい機能の話を見ると、
ちょっと気になります。

今までより賢くなった。

文章が自然になった。

より複雑なことができるようになった。

画像も扱える。

長い情報も扱える。

調べることもできる。

できることが増えれば、
試してみたくなるのは普通だと思います。

実際、新しいAIや機能を使うことで、
今までできなかったことができる場合もあります。

だから、新しいものを試すこと自体に、
何か問題があるとは思っていません。

僕が少し気になったのは、別のところです。

昨日まで「これでいい」と思っていた答えが、新しいAIを見た瞬間、急に足りなく見えることがある。

昨日の答えは、昨日と何も変わっていないはずなのに。

です。


■■■ 新しいAIの方が良いことは、普通にある ■■■

まず、新しいものだからといって、
全部同じだとは思いません。

性能が上がることもあります。

新しい機能が追加されることもあります。

以前は難しかったことが、
簡単にできるようになることもあります。

用途によっては、
別のAIの方が使いやすい場合もあるでしょう。

だから、

「今使っているものだけで十分」

と最初から決めてしまう必要もありません。

必要なら、新しいものを試せばいい。

比べてみて、
良い方を使えばいい。

それは、とても合理的です。


■■■ でも、新しいものを知る前は困っていなかった ■■■

ここで少し不思議なことがあります。

今使っているAIから、
ある答えが返ってきたとします。

その答えを読んで、

「これなら使えそう」

と思った。

必要だった情報も入っている。

自分が考える材料にもなった。

特に大きな不満はなかった。

ところが、その後で
新しいAIの情報を見る。

「もっと高性能」

「こんなこともできる」

「以前より精度が上がった」

そんな話を知る。

すると、さっきまで使えそうだった答えを見ながら、

「こっちに聞いたら、もっといい答えが出るのでは?」

と思うことがあります。


■■■ 昨日の答えは、別に悪くなっていない ■■■

ここが、僕には少し面白く見えます。

新しいAIが出たからといって、
昨日もらった答えの文章が勝手に変わるわけではありません。

昨日役に立った情報が、
新しいAIを知った瞬間に消えるわけでもありません。

昨日その答えを使って何かができたなら、
その事実も変わりません。

それでも、
新しい選択肢が見えた瞬間に、
今あるものの見え方が変わることがあります。

「これでいい」だったものが、「もっと良いものがあるかもしれない」に変わる。

答えそのものが変わったというより、
比較する相手が現れたことで見え方が変わった。

そんな場合もありそうです。


■■■ 比べることには意味がある ■■■

もちろん、比較しない方がいいという話ではありません。

仕事によっては、
AIを変えたことで大きく効率が変わるかもしれません。

欲しい答えによって、
向いているものが違うこともあります。

料金も違う。

機能も違う。

扱える情報も違う。

使いやすさも違う。

必要なものを選ぶために、
比較するのは普通です。

特にAIは変化が速いので、
新しい情報を知っておくことが役立つ場面もあります。

だから、ここでも

「新しいAIを追うのは良くない」

という話にはしたくありません。


■■■ 新しいAIを試すと、また新しい答えが出てくる ■■■

同じような質問を、
別のAIに聞いてみる。

すると、表現が違う。

挙げてくる例が違う。

考え方が少し違う。

こちらの意図の拾い方も違うことがあります。

そこで、

「こっちの答えの方がいいな」

となることもあります。

逆に、前のAIの答えの方が使いやすかった、
となることもあるでしょう。

ある部分はAがいい。

別の部分はBがいい。

そんなこともあります。

そして選択肢が増えると、
前の記事で書いた問いが、また出てきます。

「じゃあ、どれを使えばいい?」

です。


■■■ 「一番いいAI」が分かれば終わる? ■■■

そこで、
一番いいAIを知りたくなることもあります。

どれが一番賢いのか。

どれが一番使いやすいのか。

どれが自分の目的に合っているのか。

比較して、
今の時点で自分に合うものを選ぶ。

それ自体は役に立ちます。

でもAIの場合、
そこで完全に終わるとも限りません。

また新しい機能が出るかもしれない。

別のAIが更新されるかもしれない。

今までできなかったことが、
できるようになるかもしれない。

すると、また比較できます。

「今なら、どれがいい?」

という新しい問いが生まれます。


■■■ 新しいものが出るたびに、基準も動く ■■■

少し前なら、
十分だと思っていたものがある。

でも、もっと便利なものを知る。

すると、以前の「十分」の基準が変わることがあります。

これはAIだけの話ではないと思います。

新しいものを知らなければ、
今あるものを普通に使っていた。

新しいものを知ったことで、
今まで気にならなかった部分が気になる。

「あれもできた方がいい」

「ここももっと良くできる」

という基準が増える。

そして、その新しい基準から見ると、
昨日までの答えが少し足りなく見える。

答えが悪くなったのではなく、「もっと良いものを知った自分」の基準が変わった。

そんなこともあるのかもしれません。


■■■ 「もっと良くなる」は魅力的です ■■■

今より良くなる。

今より速くなる。

今より簡単になる。

今より精度が上がる。

そう聞けば、気になります。

わざわざ悪いものを選びたい人は少ないでしょう。

同じように使えるなら、
良いものを使いたい。

だから、新しいAIに興味を持つことは自然です。

そして実際に良くなるなら、
乗り換える意味もあります。

ただ、ここで僕が見たいのは、

「新しいものを使うべきかどうか」ではありません。

新しいものが現れたとき、
それまで持っていた答えを自分がどう見るようになるのか。

そちらです。


■■■ 本当に困ったから探したのか ■■■

今のAIではできないことがある。

だから新しいAIを探す。

これは分かりやすいです。

今の回答では情報が足りない。

だから別のものでも確認する。

これも分かります。

必要な機能がない。

だから別のサービスを見る。

これも普通です。

では、今の答えで特に困っていなかった場合はどうでしょう。

すでに使えていた。

役にも立っていた。

必要だったものも、ある程度手に入っていた。

それでも新しいものを知った途端に、

「もっといい答えがあるかもしれない」

と見始める。

ここまで来ると、
単純に「今の答えが使えなかったから」とは少し違います。


■■■ 使える答えと、最高の答えは同じではない ■■■

ある答えが使える。

それで目的を果たせる。

でも、もっと良い答えが存在する可能性はあります。

さらに良いもの。

さらに速いもの。

さらに自分に合ったもの。

探せば見つかるかもしれません。

AIなら、
新しい答えを出してもらうことも簡単です。

だから、

「使える答えが出た」

の後に、

「もっと良い答えは?」

を続けることもできます。

ここで少し気になります。

僕たちは、どこで「これを使ってみよう」に移るんだろう。


■■■ 昨日の答えは、なぜ急に足りなく見える? ■■■

昨日までは、使えると思っていた。

役に立つとも思っていた。

ところが、新しいAIを知った。

もっと良い答えが出るかもしれないと知った。

すると、昨日の答えが少し古く見える。

もちろん、実際に古くなっている情報もあります。

AIについては変化も速いので、
新しい情報を確認した方がいい場面もあります。

だから、全部を同じ話にはできません。

ただ、昨日の答えが今も十分使えるのに、
新しいものを知ったことで急に物足りなく見えたとしたら。

そのとき僕が探しているのは、
本当に「足りない答え」を補うことだけなんだろうか。

そんな問いは残ります。


■■■ ここまでは、まだAIの使い方の話です ■■■

ここまで4本、
AIについて見てきました。

AIに聞けば答えが出る。

聞き方を変えれば、答えも変わる。

もっといい聞き方を探すこともできる。

新しいAIを使えば、
また別の答えが出てくる。

どれも、AIを使っていれば普通に起こり得ることです。

そして、どれも悪いことではありません。

次の記事から、
少しだけ見る場所を変えてみます。

「分からないから答えを探す」

ここまでは、とても分かりやすい。

では、答えが出た後はどうなのか。

そこを見てみたいと思います。


■■■ 「分からないから探す」だけなら、話は簡単だった ■■■

知らないことがある。

だから調べる。

分からないことがある。

だからAIに聞く。

必要な答えがない。

だから別のAIも見る。

これなら、理由ははっきりしています。

でも僕には、もう一つ気になっていることがあります。

答えが出て、役に立った後にも、また次を探すことがある。

もしそうなら、
「分からなかったから探した」だけでは説明できない部分が残ります。

僕自身、AIが一般的になる前から、
その時々で必要だと思ったことを学んできました。

役に立ったものもあります。

結果につながったものもあります。

それでも、また次を探していました。

AIの話から少し離れて、
その18年間を最初から並べ直したものをメールにまとめています。

▶ 答えが役に立っても、また次を探していた18年間を読む


K

AIを使っていると、
答えそのものより先に、

「自分の聞き方が悪かったのかな」

と思うことがあります。

欲しかった答えと少し違う。

もう少し具体的なものが欲しい。

ありきたりな答えに見える。

そんなとき、質問を変えてみる。

すると、さっきとは違う答えが返ってくる。

「なるほど。聞き方でこんなに変わるのか」

となります。

だったら当然、次に気になるものがあります。

もっといい聞き方があるんじゃないか。

もっと具体的に指示した方がいい?

役割を与えた方がいい?

前提を詳しく書いた方がいい?

出力形式まで指定した方がいい?

こうして今度は、
答えだけではなく「質問の仕方」も気になってきます。

これは、かなり自然な流れだと思います。

実際、聞き方を変えることで、
返ってくる答えが使いやすくなることもあります。

ただ、ここでも一つだけ気になることがあります。

いい答えを探していたはずなのに、いつの間にか「もっといい聞き方」を探している。

今日は、そこを見てみます。


■■■ 聞き方は、確かに大事です ■■■

まず、ここを否定するつもりはありません。

AIは、こちらが伝えた内容をもとに答えます。

何について知りたいのか。

何を目的にしているのか。

どんな条件があるのか。

誰に向けたものなのか。

どんな形で出してほしいのか。

こうした情報があることで、
回答が変わることがあります。

たとえば、ただ

「文章を書いて」

と伝えるのと、
誰に向けた何の文章なのかまで伝えるのでは、
AIが受け取れる情報量が違います。

だから、

質問の仕方を工夫することには、普通に意味があります。


■■■ 最初の答えを見てから、質問を直すこともできる ■■■

AIの便利なところは、
最初から完璧な質問を作らなくてもいいところです。

まず聞いてみる。

答えを見る。

違うと思ったところを伝える。

条件を追加する。

もう一度答えてもらう。

こうやって、やり取りしながら近づけることができます。

最初の質問で足りなかったものも、
回答を見て初めて分かることがあります。

だから、質問を修正すること自体は、
何もおかしくありません。

むしろ、AIを使ううえで普通に役立つことだと思います。


■■■ すると「質問の型」が気になってくる ■■■

聞き方によって答えが変わる。

これが分かると、
今度は聞き方そのものが気になります。

どう書けば、もっと具体的になるのか。

どう頼めば、意図を理解してもらいやすいのか。

どんな情報を最初に渡せばいいのか。

どういう順番で質問すればいいのか。

そして、AIについて調べれば、
いろいろな質問方法やプロンプトの例が見つかります。

それを見ると、

「こういう聞き方もあるのか」

となります。

知らなかった聞き方なら、
試してみる意味もあります。


■■■ いい聞き方を知れば、答えが良くなることもある ■■■

これは実際にあり得ます。

前提が足りなかったなら、追加する。

条件が曖昧だったなら、明確にする。

欲しい形式があるなら、伝える。

比較したいなら、比較してもらう。

考えてほしい範囲を伝える。

こうすることで、
自分が欲しかったものに近づくことがあります。

だから、

「プロンプトなんてどうでもいい」

という話でもありません。

聞き方を覚えることが役に立つ場面はあります。


■■■ でも、「もっといい聞き方」はいくらでも作れる ■■■

ここで少し見方を変えてみます。

ある質問をした。

答えが返ってきた。

もう少し詳しく条件を書いた。

答えが変わった。

さらに聞き方を変えた。

また答えが変わった。

そうなると、

「じゃあ、もっといい聞き方もあるのでは?」

と考えることができます。

条件を一つ追加できる。

質問の順番も変えられる。

言葉も変えられる。

役割も設定できる。

出力形式も変えられる。

つまり、質問そのものにも、
かなり多くの選択肢があります。


■■■ 答え探しの前に、プロンプト探しが始まる ■■■

最初に欲しかったのは、答えだったはずです。

何か知りたいことがあった。

何か考えたいことがあった。

何か作りたいものがあった。

だからAIに聞いた。

でも、聞き方によって回答が変わると分かると、
今度は、

「どう聞けばいい?」

が気になってきます。

すると、答えを得るためにAIを使っていたはずなのに、

「AIから良い答えを得るための答え」

を探すこともできます。

ここは少し面白いところです。


■■■ 「正しいプロンプト」があるように見えることもある ■■■

いろいろな聞き方を見ていると、

「この聞き方なら、もっと良い答えが出る」

と思うことがあります。

実際、目的によっては、
使いやすい型もあります。

でも、何を聞きたいのかが変われば、
必要な情報も変わります。

欲しい答えが変われば、
質問の仕方も変わります。

文章を作りたいときと、
情報を整理したいときでは違います。

アイデアが欲しいときと、
比較したいときでも違います。

だから、どんな場面でも一つの聞き方だけで済む、
とは限りません。

目的が変われば、「いい聞き方」も変わります。


■■■ すると、また次の聞き方が必要になる ■■■

ある聞き方を覚えた。

使ってみた。

前よりいい答えが出た。

ここまでは、とてもいいことです。

では、別のことをAIに頼みたくなったときはどうでしょう。

前と同じ聞き方が使えることもあります。

少し変えた方がいいこともあります。

まったく違う聞き方が必要な場合もあります。

するとまた、

「この場合は、どう聞けばいい?」

という問いが出てきます。

一つの聞き方を覚えたことで、すべての質問が終わるわけではありません。


■■■ 「聞き方が悪い」と決めるのも少し早い ■■■

欲しい答えが出なかったとき、

「プロンプトが悪かったんだ」

と考えることもできます。

実際、質問の情報が足りないことはあります。

でも、原因はそれだけとは限りません。

そもそも必要な情報が不足しているかもしれません。

AIが持っている情報だけでは答えにくいことかもしれません。

質問している側でも、
まだ何を決めたいのか整理できていないかもしれません。

確認が必要な事実について聞いている場合もあります。

だから、

欲しい答えが出ない=もっと高度なプロンプトが必要

とすぐに決める必要もないと思います。


■■■ 何のために聞き方を良くしたかったんだろう ■■■

ここで最初に戻ります。

僕たちがAIを使うとき、
最初から「素晴らしいプロンプトを作ること」が目的とは限りません。

知りたいことがある。

考えたいことがある。

作りたいものがある。

解決したいことがある。

そのためにAIへ質問します。

つまり、聞き方は本来、

欲しいものに近づくための手段

です。

でも聞き方を改善できると知ると、
今度は聞き方そのものを探し続けることもできます。


■■■ もっといい聞き方の、その次は? ■■■

もっといい聞き方を見つける。

それで、いい答えが出た。

だったら、そこで目的は達成できたのかもしれません。

でも、さらに

「もっと良くできるのでは?」

と思うこともできます。

もう少し条件を変える。

別の型を試す。

違う質問をする。

また違う答えが出る。

こうして、

答え探しと、聞き方探しが一緒に続いていく。

そんなこともあります。


■■■ 必要なのは、本当に「次の聞き方」? ■■■

もし、今の質問では必要な情報が伝わっていないなら、
聞き方を変えればいいと思います。

条件が足りないなら、追加すればいい。

目的が曖昧なら、整理すればいい。

新しいプロンプトを知ることで、
できることが増える場合もあります。

だから、次の聞き方を探すこと自体は悪くありません。

ただ、すでに役に立つ答えが出ているとしたら。

欲しかったものに、ある程度近づけているとしたら。

そのときにも、また

「もっといい聞き方はない?」

と探しているなら、
一度だけ別の問いを置いてみてもいいのかもしれません。

今、本当に必要なのは次の聞き方なんだろうか。

それとも、
すでに出ている答えの方を見るところまで来ているんだろうか。

まだ、ここでは決めません。

次の記事では、少し別の方向から見てみます。

聞き方だけではなく、
使うAIそのものが新しくなったときです。

新しいAI。

新しい機能。

もっと性能が高そうなもの。

それを見たとき、
なぜ昨日まで使っていた答えが急に足りなく見えることがあるのか。

そこを考えてみます。

そして僕自身も、AIが一般的になるずっと前から、
その時々で「もっと役に立つ答え」を探してきました。

答えが役に立った後にも、また次を見ていた18年間を、
メールでは最初から順番に並べています。

▶「もっといい答え」を探していた18年間を読む


K

AIに同じことを聞いているつもりでも、
聞き方を少し変えると、返ってくる答えが変わります。

短く聞いたときと、
詳しく条件を書いたとき。

「おすすめを教えて」と聞いたときと、
「この条件なら、どれが合いそう?」と聞いたとき。

一つの案を求めたときと、
複数の案を求めたとき。

同じテーマについて聞いていても、
返ってくるものは同じではありません。

だから、最初の答えを見て、

「もう少し聞き方を変えてみよう」

となるのは自然だと思います。

実際、それで前より使いやすい答えが出てくることもあります。

ただ、ここで一つ面白いことが起こります。

聞き方を増やすと、答えも増えていく。

そして答えが増えてくると、
今度は別の問いが出てきます。

「で、どれを選べばいい?」

です。


■■■ 最初は、答えが欲しかっただけ ■■■

何か分からないことがある。

だからAIに聞く。

これは、とても分かりやすいです。

たとえば、何かについて考えたいとき、
まず一つ案を出してもらう。

すると、何もない状態から考えるより、
ずっと考えやすくなることがあります。

最初の答えを読んで、

「ここは違うな」

「ここはもう少し詳しく知りたい」

ということも見えてきます。

そこで、もう一度聞く。

これはAIの便利なところです。

最初の回答を材料にして、次の質問ができる。

一回で完璧な答えを出してもらう必要はありません。


■■■ 条件を加えると、答えが変わる ■■■

最初は、かなり大まかに質問したとします。

するとAIも、
与えられた情報の範囲で答えます。

そこで条件を追加する。

目的を伝える。

対象を伝える。

避けたいことを伝える。

欲しい形式を伝える。

そうすると、
最初とは違う答えが返ってくることがあります。

これは別に不思議なことではありません。

質問の前提が変われば、回答も変わります。

だから、より自分の状況に合った答えが欲しいなら、
質問を具体的にしていくことには意味があります。


■■■ 「別の角度から」と聞くこともできる ■■■

AIには、同じことを違う角度から聞くこともできます。

一つの案を出してもらった後に、
別の考え方を出してもらう。

メリットだけではなく、
デメリットも出してもらう。

賛成の立場だけではなく、
反対側からも考えてもらう。

別の条件を置いて考えてもらう。

こうすると、
一つの質問から複数の答えを見ることができます。

それまで自分が見ていなかったものに気づくこともあります。

だから、

答えを増やすこと自体にも、ちゃんと意味があります。


■■■ 一つの答えだけで決めなくてよくなった ■■■

これは、かなり便利です。

最初に出てきた案が、
本当に一番いいとは限りません。

二つ目の案の方が使いやすいこともあります。

三つ並べてみたことで、
それぞれの違いが分かることもあります。

最初の回答をそのまま採用するのではなく、
比較して考えることができます。

だから、

「他には?」

「別案は?」

「違う方向なら?」

と聞けることは、AIの強みの一つだと思います。


■■■ でも、答えが二つになった瞬間に変わることがある ■■■

最初は、答えが欲しかった。

そして、一つ答えが出た。

さらに聞いたら、二つ目が出た。

もう一度聞いたら、三つ目も出た。

ここで状況が少し変わります。

答えがなかったときは、

「答えを見つけたい」

でした。

でも、答えが複数になった後は、

「どの答えを選ぶ?」

になります。

答えが増えたことで、
最初とは違う問題が出てきます。


■■■ Aも良さそう。Bも良さそう。Cにも理由がある ■■■

AIに複数案を出してもらうと、
全部が明らかにダメとは限りません。

AにはAの良さがある。

BにはBの良さがある。

Cも条件によっては使える。

そんなことがあります。

すると今度は、

「結局どれが一番いい?」

と聞きたくなります。

そこでAIに、
比較してもらうこともできます。

条件を伝えて、
どれが合いそうか整理してもらうこともできます。

これも便利です。

でも、その回答を見て、
また別の条件が気になることもあります。


■■■ 条件を変えると、「一番」も変わる ■■■

何を優先するかによって、
選ぶ答えが変わることがあります。

早さを優先するのか。

費用を優先するのか。

簡単さを優先するのか。

長く使えることを優先するのか。

何を大事にするかが変われば、
「おすすめ」も変わることがあります。

つまり、

質問を詳しくするほど、答えが一つに決まるとは限りません。

むしろ、
考える条件が増えることもあります。


■■■ 「もっと詳しく聞けば決まる」とも限らない ■■■

ここが少し面白いところです。

答えが決まらない。

だから、もう少し詳しく聞く。

すると、新しい情報が出てくる。

判断材料は増えます。

それで決めやすくなることもあります。

一方で、
新しい選択肢が出てくることもあります。

今まで考えていなかった条件が出てくることもあります。

つまり、AIに追加で聞くことで、

答えが絞られる場合もあれば、答えが増える場合もある。

ということです。


■■■ これはAIが悪いわけではない ■■■

ここで、

「だからAIに聞くと迷う」

という話にはしたくありません。

AIが複数の可能性を出してくれるから、
見落としていたものに気づけることがあります。

比較できることにも意味があります。

一つの答えをそのまま信じず、
別の可能性を確認できるのも便利です。

だから問題は、
答えが複数あることそのものではありません。

ただ、答えが増えたとき、
こちら側に別の問いが残ります。

「自分は、何を基準に選ぶ?」

です。


■■■ AIに「どれがいい?」と聞くこともできる ■■■

もちろん、その問いもAIに聞けます。

「この中なら、どれがおすすめ?」

「この条件なら、どれを選ぶ?」

そう聞けば、AIはまた答えを返してくれます。

条件を整理してもらえば、
選びやすくなることもあります。

ここでもAIは役に立ちます。

ただ、そのとき少しだけ気になることがあります。

最初は、

「答えを教えて」

と聞いていました。

答えが増えた後は、

「どれを選べばいい?」

と聞いています。

質問の中身は変わったけれど、また次の答えを求めている。

そんな見方もできます。


■■■ 答えが増えるほど、安心して決められる? ■■■

一つしか知らないより、
複数知っていた方が比較できます。

情報が少ないより、
多い方が判断しやすい場面もあります。

だから、答えを増やすことには意味があります。

でも、どこまで増やせば十分なのか。

二つ見ればいいのか。

三つ比較すればいいのか。

もっと別の可能性も見た方がいいのか。

ここには、決まった数がありません。

そしてAIなら、
まだまだ別の案を出してもらえます。

答えを増やせることと、「これで決めよう」と思えることは、同じではないのかもしれません。


■■■ 最初に欲しかったのは、何だったんだろう ■■■

最初は、分からないことがあった。

だからAIに聞いた。

答えが出た。

別の聞き方もした。

別の答えも出た。

比較した。

さらに別の条件も見つかった。

気づけば、最初よりたくさんの答えがあります。

これは、知っていることが増えた状態です。

それ自体は役に立ちます。

でもそこで、

「じゃあ、自分はどれを選ぶ?」

が残ることがあります。

答えを増やすことと、
答えを選ぶこと。

似ていますが、少し違うようです。


■■■ 答えが増えるほど、どれを選ぶ? ■■■

AIに聞けば、
一つの問いからいくつもの答えを見ることができます。

聞き方を変えれば、
また違う答えが返ってくることもあります。

それはAIの便利なところです。

だから、聞き方を変えること自体をやめる必要はないと思います。

ただ僕は、ここで一つ問いを残しておきたいです。

答えが増えたとき、僕は何を基準に「これ」を選ぶんだろう。

そして、まだ決められないとき、
次にするのは何なのか。

また質問するのか。

もっと条件を増やすのか。

もっといい聞き方を探すのか。

次の記事では、
この「聞き方」の方をもう少し見てみます。

「もっといい聞き方があるんじゃないか?」

そう思って、質問そのものを探し始めると何が起こるのか。

そして僕自身は、AIが一般的になる前から、
その時々でいろいろな「答え」を探してきました。

その18年間を最初から並べ直したものは、
メールの方にまとめています。

▶ 答えを見つけても、また次を探していた18年間を読む


K

AIに聞けば、答えが返ってくる。

今までなら自分で調べていたことも、
AIに聞けば、かなり早く答えが出てきます。

分からない言葉を聞く。

情報を整理してもらう。

文章の案を出してもらう。

自分では思いつかなかった視点を出してもらう。

使い方はいろいろありますが、
単純に便利です。

だから僕は、
AIを使うこと自体に何か問題があるとは思っていません。

むしろ、使える場面なら使えばいいと思っています。

ただ最近、AIそのものとは少し違うところが気になっています。

答えが出るようになったのに、なぜまた次を聞くんだろう。

今日は、まだその答えを出す話ではありません。

まずは、AIが便利になったことで何が変わったのか。

そこから考えてみたいと思います。


■■■ 「分からない」の次が、かなり短くなった ■■■

何か分からないことがあったとします。

以前なら、検索する。

いくつかページを開く。

必要なところを読む。

場合によっては本を探す。

詳しい人の発信を見る。

そうやって、自分が知りたいものに近づいていくことがありました。

今は、そこにAIがあります。

知りたいことを書けば、
ひとまず答えを返してくれる。

分かりにくければ、

「もう少し簡単に説明して」

と聞くこともできます。

もっと具体的に知りたければ、
追加で質問することもできます。

「分からない」から「とりあえず答えがある」までの距離が、かなり短くなりました。

これは普通に便利なことだと思います。


■■■ 答えだけではなく、考える材料も出してくれる ■■■

AIの便利さは、
単に質問への答えを返してくれることだけではありません。

たとえば、
何かを考えているけれど整理できていないとき。

頭の中にあるものを書いて、
整理してもらうこともできます。

一つしか案が思いつかないときに、
別の案を出してもらうこともできます。

比較したいものがあれば、
違いを整理してもらうこともできます。

もちろん、出てきた内容がいつでも正しいとは限りません。

確認した方がいい情報もあります。

前提をきちんと伝えないと、
欲しかったものとは違う答えが返ってくることもあります。

それでも、

考え始めるための材料が、以前より早く手に入る。

これはかなり大きいと思います。


■■■ 聞き方によって、返ってくるものも変わる ■■■

AIを使っていると、
聞き方によって答えが変わることがあります。

短く聞いたとき。

条件を詳しく伝えたとき。

目的を伝えたとき。

前提となる情報を増やしたとき。

同じようなことを聞いていても、
返ってくる内容が変わることがあります。

だから、

「もう少し詳しく聞いてみよう」

「条件を変えてみよう」

「別の角度から聞いてみよう」

となるのも自然です。

最初の回答より、
次の回答の方が使いやすいこともあります。

さらに聞いたことで、
自分が知りたかったことが見えてくることもあります。

聞き直すこと自体には、ちゃんと意味があります。


■■■ だから、「何度も聞く=悪い」とは思いません ■■■

ここは最初にはっきりさせておきたいところです。

一度AIに聞いたら、
もう二度と聞いてはいけない。

そんな話ではありません。

最初の質問では情報が足りなかったかもしれません。

AIがこちらの意図を正しく理解していなかったかもしれません。

そもそも、最初の答えが間違っていることもあります。

重要なことなら、
別の情報を確認した方がいい場合もあります。

質問を変える。

条件を追加する。

違う角度から確認する。

そうすることで、
答えの質が上がることはあります。

だから、僕が気になっているのは、

「AIに何度も聞くのは良くない」

ということではありません。


■■■ 便利だから、次も聞ける ■■■

むしろ逆です。

AIが便利だからこそ、
次の質問もすぐできます。

一つ答えが返ってきた。

すると、その答えを見て新しい疑問が出る。

それをまた聞く。

さらに答えが返ってくる。

そこから、また別のことが気になる。

また聞く。

この流れ自体は、
何も不思議ではありません。

知りたいことが深くなっている場合もあります。

最初には見えていなかった論点が、
回答によって見えてくる場合もあります。

だから、質問が続くこと自体を、
何か悪いことのようには考えていません。


■■■ ただ、「答えが出た後」が少し気になった ■■■

ここからが、
僕がこのブログで見ていきたいところです。

分からなかった。

だからAIに聞いた。

答えが返ってきた。

でも、その答えでは分からなかった。

だからもう一度聞いた。

ここまでは分かりやすいです。

では、

返ってきた答えが、ちゃんと役に立った場合はどうなんだろう。

知りたかったことが分かった。

使える答えが出てきた。

前より考えが整理された。

それでも、
また別の答えを見たくなることがあります。

「他の聞き方なら、どう答えるんだろう」

「もっといい案があるかもしれない」

「別の角度からも見てみよう」

もちろん、これにも合理的な理由はあります。

比較した方がいいこともある。

複数の案を出してから決めた方がいいこともある。

でも僕は、ここで少しだけ立ち止まりました。


■■■ 「答えがないから聞く」とは少し違う ■■■

答えがない。

だから探す。

これは分かります。

知らない。

だから聞く。

これも分かります。

でも、答えが返ってきた。

しかも、その答えが役に立った。

それでもまた、

「もっといい答えはない?」

と次を見ている。

ここは、少し違います。

少なくとも、

「答えを持っていなかったから探している」

だけではありません。

もう一度言いますが、
それが悪いという話ではありません。

ただ、僕にはこの違いが気になりました。


■■■ AIが便利になったから、見えやすくなったこと ■■■

AIがなければ、
もう一つ別の答えを探すには少し手間がかかります。

また検索する。

別の記事を読む。

別の本を探す。

情報を比較する。

その手間が、ある意味では区切りにもなります。

AIなら、続けて聞けます。

「他には?」

「もっといい案は?」

「別の角度では?」

そう聞けば、また答えが返ってきます。

だからAIは、
答えを探すことをとても簡単にしてくれました。

そして同時に、

自分がどれくらい「次の答え」を探しているのかも、見えやすくなったのかもしれません。


■■■ まだ、答えを決める必要はないと思っています ■■■

なぜまた聞くのか。

もっと良い答えが欲しいからかもしれません。

比較したいからかもしれません。

間違えたくないからかもしれません。

単純に、もっと知りたいからかもしれません。

その理由は、場面によって違うはずです。

だから今の段階で、

「人はこういう理由でAIに何度も聞く」

と決めるつもりはありません。

僕がまず見てみたいのは、もっと単純な事実です。

AIに聞けば、答えは出るようになった。

その答えが役に立つこともある。

それでも、また次を聞くことがある。

この3つです。


■■■ 「役立つのに、なぜまた聞く?」 ■■■

AIは便利です。

だから、これからも使えばいいと思っています。

分からないことを聞く。

整理してもらう。

選択肢を出してもらう。

必要なら聞き直す。

それで助かることはあります。

ただ、その一方で、
僕は一つだけ気になる問いを残しています。

役に立つ答えが出たのに、なぜまた次の答えを聞くんだろう。

まだ、この問いに答えを出すつもりはありません。

次はもう少し手前の、

「聞き方を変えると、答えまで変わる」

というところを見てみます。

そして僕の場合、
この「次の答えを探す」という動きは、
AIを使うようになって突然始まったものなのか。

そこも少し気になっています。

18年間を最初から並べ直したものは、
メールの方にまとめています。

▶ AIより前から「次の答え」を探していた18年間を読む


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