12月31日の夜に「お歳取り」で食べる、切り昆布の煮物を作ります。


1月1日の朝、昇った太陽に感謝のお祈りをしてから「お茶会」となり
干し柿から出てきた種の数で豊作を占います。そして、元旦の1日は
お金を使ってはいけません。料理、洗濯、掃除も禁止です。


1月2日は朝からお風呂に入り、身奇麗にしてから新年最初の御料理
「とろろ汁」を作り、これから始まる1年間の健康を祈ります。


1月3日は自由に遊ぶ1日、私は写真撮影にお出掛けしました。

ペタしてね

(日本ペンクラブの初代会長「島崎藤村(馬籠村)」も子供の頃はこんなお正月)

初恋「島崎藤村」

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の

花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき

たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな

林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ

南信州のりんご園で育った私には、その情景と香りまで伝わります。