ホームセンター業界の知らざれる真実!将来性について29の僕が語ってみた | AIで本当にこの仕事はなくなるの?現場で働く100人に聞いてみた

AIで本当にこの仕事はなくなるの?現場で働く100人に聞いてみた

本当にAIのせいで仕事はなくなっていくのか?将来はどう変化していくのか?今後も需要があり、給料が上がっていくと思えるのか?怖くなったので現場で働く100人に聞いてみた結果???

さとしです。年齢35歳、続年数、29歳の年で転職をしましたので6年所属しています。ホームセンターへねじ等、色んな商品を商品を卸している業界で一応その部門の中では業界1位の会社に所属しています。

 

後、他にはルートもあり、工場や公共工事等にも弊社のねじが使われていて、スカイツリーも弊社のねじが使われています。

 

ホームセンターに商品を卸すのですが、改装時や新店搬入時は ただ持って行くだけではありません。売場に商品を並べて陳列しないといけないのが大変です。


また、ライバル会社の台頭当然1社だけではないのです、海外でも画期的な商品を作られたりしています。

当社で2万アイテム程あり取り扱いが大変です。

ホームセンター業界の実態と評価

仕事の評価自体に問題はありませんが移動時間や作業時間が現在は少なくなってはきていますが、その昔は本当に夜中まで改装や次の日の開店までに作業を終わらす等、むちゃくちゃな業界でした。


現在は作業時間は短いですが、その分工期を延ばす事もできないので、作業人数をたくさんいる必要があります。

昔は3人で10時間仕事をしていましたが、今は8時間なので4人で働かないと間に合わない計算になります。


単に売上でなく、純利益をあげていかないと給料やボーナスが増える事はないので一人増えた分の給料と仕事のバランスに頭を悩ませています。

売り場の変化に合わせて仕事が増えた

ホームセンター自身が単純に陳列棚に商品を置いていた時代はとっくに終わっているのですが最近はDIYが盛んだと?(個人的には全く思っていませんが・・・・)かなり見栄えのいいディスプレイや販促物の作成等を企業から依頼される事が増えました。


しかも時間はかけれないので、結局人数を投入して売場を完成させなければいけないのはとても
大変です。


ホームセンターは結構郊外に店を構えているのが多いので運転の回数と移動距離、移動時間も結構かかります。

 

特に中途半端な(100KM~200KM)は作業で体や精神的にクタクタになってから自社の車で移動するのでかなり体力を使います。


作業員が4人とかいる場合は交代で運転できますが1人の時はどうしようもありません。

ただ4人いたとしても、上司であったりすると助手席や後部座席で寝るわけにもいかないのでかなり気を使うのでそれも精神的に気を使います。


ちなみに私が一番上の上司の時は、寝てもいい風にしていますし、私が運転してあげています。

この辺がサラリーマンの辛いところですね(笑)

 

意外とホームセンターの仕事はドライバーをやることが多いのです。

会社で業界再編のためにやっていること

会社は人員を増やしてくれました。8人からなんと12人まで人員を増やしてくれましたが、売上は横ばいのままです。


これでは人数を増やした意味が全くないのでとても困っています。

 

次の対応は新商品の導入ですが同じ部門では限界があるので、工具や園芸の用具や道具を増やして、それに対して売上や利益をとっていこうと思っています。

 

ただ工具には工具のメーカーや卸問屋がいますし園芸には園芸の卸問屋がいるので、そこに対しての戦いをしていかなければなりません。

 

DIYの作業に関しては、こればかりは個人の得意不得意があるので、解決策はほぼないと思っています。

ただ得意な人には現場のメンバーにはいってもらい丸投げではありますが、販促物を作ったりしてもらっています。


そこから作り方を勉強してみんなに共有したりして、ある程度作戦をたてていますが本来の営業とは全く違うので会社としてもそんな事を学ぶ暇があるならば営業をしてほしいと会社は思っているみたいです。


運転に関しては私が1番の上司の時は後輩達には助手席や後部座席で寝てもいい事にしています。

 

後はできるだけ、直行直帰を増やして帰社しての作業をできるだけ減らすように取り組んでいます。


後以前は150KMぐらいなら通いでホテルに宿泊はだめでしたが、今は会社に交渉して宿泊の了承をいただけるようになりました。(ただ日当は半額になりますが・・・)


なるべく、後輩達には負担を減らして自主的に営業の方に時間をとれたり作業で疲れた体を休まされれるような環境を積極的に上司に意見して上司に動いてもらえるように行動をしています。


そういう事をしないと入社してもすぐ辞めたりされたのが6人連続で続いてしまったので・・・

今の仕事できついこと

今の仕事で1番きついのは法人営業で担当が8社になってしまった時です。

 

たった8社と思われるかもしれませんが見積書や製品を持って「毎度ー新商品なんで購入してください」というような単純なもの売り営業ではありません。

 

それぞれの会社ごとにどういうコンセプトでこの商品を販売してどこの売場に陳列して、どれくらいの販売予測をしてと試算や商談のシミュレーションがいります。

 

社内では購買や物流にこのくらいの量を出荷してリピートはこのくらいを予測するから在庫量の調整を依頼しないといけません。


後、上司にはその製品の価格、販売見込み数量売上 利益と、提出しないといけません。


商談後には交渉でどうなったのか?をまとめないといけないので、それが8社もあるのは準備がいるので、かなり仕事量がきつかった記憶があります。

 

よく休みの日も仕事ばかりしていたなと本当に思います。

基本は1週間に1社でのやり取りが必要だと思うので3~4社げ限界かもしれません。

仕事のやりがいについて


やりがいはやはり私の提案がホームセンターのバイヤーに通って実際に店にその通り売場に商品が並び、それでバイヤーに売上げがあがったよと喜んで頂いた時がとてもうれしいです。


そしてさらにうれしいのは他社から売場を奪取して当社の提案で売場を並べて、そしてさらに売上げがあがったよと言われると本当にうれしいです。

もちろんバイヤーからの信頼もアップしますし次の提案も通りやすくなって売上が上がる事もあるからです。

ホームセンター業界は今後どう変化していくのか?

私はホームセンター業界に身を置いているのですが取引先の数がどんどん少なくなってくると思います。

理由はやっぱりネット業界の台頭がすさまじく、実際に店舗に来て買い物されるお客様は減っているように感じるからです。


ネット業界も頑張ってはいますが最終的にはアマゾン、ヤフー、楽天の3社で国内は戦っていきそうな気がします。


私共の業界ではトラスコ中山様やモノタロウ様もありますが段々と縮小していくか?
もしくは業務提携?買収や統合が加速していくと思います。


ネットよりもホームセンターの会社の方がもっと問題があると思います。

地方には地場のホームセンターが多数ありますが統合が加速していくと思います。


500億円以下の企業は間違いなく淘汰されると思います。ホームセンターは色んな商品を置いているかわりに競合する業界も本当に多いと思います。

 

まずはドラックストアとは確実に競合します。


ドラックストアも薬だけではなく日用品や食品等それからペット関連の商品も最近では多数置くようになっています。


ホームセンターではペット関連の商品はドル箱でしたが、ドラックストアは薬での大幅な利益を武器にペット関連商品を狙い撃ちにしてホームセンターのペット部門の価格を大幅に下げたといわれています。


大手はまだメーカーに価格交渉ができますがやはり500億円以下の企業になるとそこまで価格の交渉は難しいと思うのでホームセンター自体も変わっていかないと本当に統合されていくと思います。

今後ホームセンター業界に入りたい人へ

私どもの業界に転職してくるのは本当にやめておいた方がいいと思います。

ただルートの方はいろんな製造業の勉強や公共事業を請け負っている会社等
色んな勉強ができるのでおすすめします。


ただ、どの部署にいけるかはわかりませんがルートは、製造業としての業界の勉強が必要だと
思います。

今後ホームセンター業界に転職を考えている人へ

例えば、車、電車等はこれからどうなっていき、どういう製品を求められるのか?


特に今言われてるのは、軽量化と耐久性を求められます。

車は自動化とインターネットデバイスを搭載される可能性があるので、まず部品数を減らされます。

そしてさらに軽量化を求められるので、1品辺りの単価を引き上げないと割りにあわないので計算が必要です。


鉄道業界はスピードの速さを求められるので耐久性の高いねじが必要となります。
いくらスピードが上がっても耐久性がわるければ全く意味がないのでそういった業界の方向性の勉強はした方がいいと思います。


ZEHと言いまして、ゼロエネルギーホームとして家自身がエネルギーを作ってそれをその家内で循環するという方向性になってきています。

そういった際にはソーラーパネルに使うねじや架台が必要となってきますのでそういった業界の勉強はかなり必要となっていきます。

弊社は様々な業界への下支え的な商品を開発販売しているので、そういった業界への勉強は必須です。


こういう風に色んな業界にアンテナを張って業界がこういう風な方向性に向かっているんだなという勉強はかなり必要だと思います。