23で悟ったけれど、システムエンジニアの仕事はAIでなくなると思う | AIで本当にこの仕事はなくなるの?現場で働く100人に聞いてみた

AIで本当にこの仕事はなくなるの?現場で働く100人に聞いてみた

本当にAIのせいで仕事はなくなっていくのか?将来はどう変化していくのか?今後も需要があり、給料が上がっていくと思えるのか?怖くなったので現場で働く100人に聞いてみた結果???

IT業界でネオアクシス株式会社で働くシステムエンジニアです。現年齢は23歳で、勤続年数は9ヶ月です。年収は300万程度です。

主にマイクロソフト社の製品のグループウェアであるOffice365の導入支援を行っています。

 

メールをはじめとしたコミュニケーションツールを多数含む、Office365の設定及び導入、またライセンスの管理などを行っています。

 

まずはこの業界の問題点を4つ挙げてみます。

  1. 人手不足による新技術に対する取り組み姿勢の遅延
  2. フレックス制度の浸透性の低さ
  3. コミュニケーション不足やナレッジ共有の仕組み
  4. 古い伝統にこだわる紙文化やその他を含む価値観
  5. エンジニア育成のための教育体制の欠乏

 

将来性に関しては正直、あと30年もすればある程度の仕事はAIの発達により淘汰されると思います。そのことについて書いていきます。

システムエンジニアの仕事ななぜAIで消えていくのか?

 

システムエンジニアの仕事にはルーティン化したタスクやある程度の仕組みさえ理解していれば実施することの出来るタスクが多く存在します。

 

例えばプログラミングはある規則性にしか違っているので、プログラミング言語の差異は多少なりともあったとしても、将来はAIが人に代わり、プログラミングを行うという事が実際にあるとこれは誰でも理解できると思います。

 

また顧客のニーズを理解して、それをシステムやツールなどのソリューションに結び付ける作業なども予め、AIなどにインプットしておき、出力パターンを覚えさせれば容易に実現できるでしょう。


給料が上がればニーズは増えると思います。

 

その理由は、日本では小学生のプログラミング教育が始まり、システムエンジニアという職業に興味をもつ人が増えてくるからです。

またIotやフィンテックなどのトレンドが後押しとなり、IT業界全体のニーズは今後増していくと思います。


また仮に給料が上がったとして、人手不足が少しでも改善されれば職場環境はスムーズに仕事が進み、その余裕から新たな技術を利用する余裕が生まれ、将来性は上がると感じます。


現状は世界で生まれる新技術の利用方法や応用方法が手探りな状況です。

 

完全に活用するステップまではまだ達していません。過去の実績がないのが主な理由です。制度の整備など、他の要因が必要となってくると思います。


しかし技術が進むにつれて、AIの可動範囲は広がり、タイピングによるプログラミングでシステムを構築する段階は代替されてしまいます。

 

またその先の、どのシステムをどのようにして導入するかの判断も次第にAIへ取って代わる事実は免れません。

 

 

ただそのAIを構築し、データの入力やパターン分析などの精度を上げていく作業には大きな時間がかかります。知識と経験を持つ人間の精度がAIを上回る限りはAIに代替されないとも断言出来ます。

 

AIに今の仕事が奪われないようにできること

 

今後AIに仕事や業界をとって代わられないようにするには、技術と人を繋ぐマーケティングベースの仕事も視野に入れる必要があると考えます。

 

単純作業はAIに代替されてしまうので、むしろシステムの構築作業はAIに任せ、そのシステムの導入方法の検討や、利用方法を提案できるようなスキルを身につけるべきだと思います。


AIに取って代わられる職業としてはプログラマーが有名です。確かにプログラミングのみに着目するとそれは間違いないです。


AIに取って代わられない部分というのは、直感的、複雑な思考や、突発的な発想力や芸術性を含むデザインなどです。


取引先との関係性などを円滑に進める、また完成したシステムをプレゼンし、顧客のニーズと合致させるような利用方法を提案する。

 

またそのようなマーケティングを展開するなど、システムエンジニアとしては従来のようなスキルではなく、どちらかというと営業職のようなスキルが必要となります。


プロジェクトを円滑に進めるスキルも同様に必要となります。


あるいはシステムエンジニアとしてスペシャリストを目指す選択肢もあります。


将来のソフトウェア産業などはアメリカ、中国の二大国体制となる見通しがあります。日本国内ではなくて世界で通用する技術をもつシステムエンジニアになる事が出来れば、世界各国へ輸出するシステム構築に携わる事が出来ます。

 

IT業界では今後、AIを駆使したシステム、ソフトウェア開発が大きく進み、企業の統廃合が大きく進みます。技術の開発及びその利用に適した場所で働いていけるようなシステムエンジニアであれば、AIには簡単に取って代わられる事はないでしょう。


現状、AIの学習能力にも限界があります。そのAIの技術に追いつかれないような技術でシステムを開発構築、運用していける技術をつける必要があります。


個人的にはシステムの開発や構築ではなくて、その導入のスキルを高める為に、顧客のニーズとシステムの機能範囲を照らし合わせ、合致できる点を探すという事を意識して仕事に取り組んでいます。そのようなスキル、あるいは顧客に対してプレゼンできる力も合わせて今後つけていきたいと考えています。

 

将来システムエンジニアになりたい人へ

まず、プログラマーとシステムエンジニアは大きく異なるという事を念頭に置いて頂きたいと思います。先ほど述べたように、プログラマーは間違いなくAIに取って代わられる職業です。

 

システムエンジニアはプログラミングを行い、システムを開発構築するだけでなく、それらをどうやって企業に導入し運用していくか、また保守作業までの大きなサイクルを全て包括的に担う職業の事を指します。


AIに代替される部分というのは、このサイクルの中の開発構築のフェーズであると考えます。それらを提案し、顧客のニーズと照らし合わせる事こそシステムエンジニアの主たる仕事です。なのでその事を意識して仕事をされるのが、今後の仕事として長く続けられる方法です。


かといって、技術的なシステム開発は怠っても良いのかと言われるとそうではありません。先ほども述べましたが、世界を視野に入れて、通用するような技術に特化する事もとても重要な事です。

 

なのでそのような意味では、基本情報技術者という資格を取られる事をまずはおすすめします。そこからどんどん分野を絞り、スペシャリストを目指していければ良いと思います。

 

データベース、インフラ系など様々な領域に対して、広く浅くではなく、狭く深くスキルを突き詰めていく事が望ましいです。

 

例えばデータベーススペシャリストなどは国家資格であり、ビックデータの分析が進みつつある現在にはとても有利な資格と言えます。

将来的にはどんな分野のスペシャリストになりたいかを意識して、資格取得を進めていければとても効率的にシステムエンジニアとしての将来設計がより具体的に出来ます。


また今後の技術革新が進み、クラウドなどのような新たな技術がどんどん世に出てくると思います。

 

なのでいち早くそのような技術をキャッチし習得しパイオニアとして第一線で活躍する事が出来ればシステムエンジニアとしては成功と言えるのではないでしょうか?