突然ですが、「あなたにとって実家」とは？
という質問をされたとして、あなたならなんとこたえますか？
私は、「お盆とお正月に帰る場所、というか帰りたい時に帰ることができる場所」と今なら答えます。(そんな場所であって欲しいという願いも込めて…)
以前お話ししたように、家族の形が変わりつつある私にとって帰省の形も変わってきた今日この頃(まだ読んでおられない方はこちらから🔽を読んでいただけるとわかってもらえるかと過去ブログを見ていただけるともっと詳しくわかります。
ブログを書き始めると長くなるのでどうしても投稿が伝えたいと思った時にできない私。なので、投稿しないうちに、我が家にはまた一人家族が増え”叔母さん”の階段を着実に上っています。
数日前こんな出来事がありました。
ヘルパーさんに来ていただいたことのある方や、お仕事をされている方はご存じだと思いますが、年末年始は、特に人手不足になることもあり早目にヘルパーさんの依頼をします。
なので、母に『来年も毎年帰ってるみたいに〇日に帰るね』と伝えると、『来年のお正月は、出産の関係もあるから家空けるかもしれへんし帰ってこんといて』と言われました。そもそも出産予定日は12月でも1月でもない。すでに生まれているはずなのになぜ実家に帰って来ないのか。なぜ母が向こうの家に出向こうとしているのか。その時点で私には全く理解できなかった。
電話口でそんな疑問を投げかけても私が納得する答えは返ってこなかった。
まだ、結婚も出産も経験してないうえに昔からドラマの影響を受けすぎたのか、the昭和ドラマに出てきそうな、おかたい考え方になってしまう傾向にある私にはどうにも理解できなかった。でも、出産や、子育ては本当に大変なんだろうな。ましてや一人目ではないことから赤ちゃんだけに手をかけることもできず、余計大変なんだろう。となんとか自分の中で納得させ、来年、お正月の帰省はやめることに。
そして、年末年始は帰らないけど祖母大好きな私は、普段の日に帰ろうと計画を立てました。
ヘルパーさんの調整がつき、日程が決まったため、母に電話。
『年末年始帰らへんから〇月〇日に帰ろうと思うんやけど、仕事やんな。だから仕事が終わる〇時にそっちに帰るわ。』というと母は『泊まるん?』と聞いてきたので、『泊まらへん。だから〇時にはまた帰るからちょっとしかおらんけど・・・』と言うと、『何で？』と言われた。
そんな言葉想像もしてなかった。
『なんででって何？。そんなに実家帰るのが嫌なん？』と言うと、『いや、違う。暗いし。』『いや、ヘルパーさんと帰るし。』と言った後も、『そんなん、会いに行くのに、帰ってこんでええのに』と言われ、私の中でまた、何かが切れた。 そしてその衝撃はこの前の時よりはるかに大きいものだった。ものすごく大げさに言えば、家族ではない。と言われたようだった。辛かった。
確かに滞在時間はとっても短い。だからなぜそんな帰り方をするのか。と言う意味の『何で』なら腑に落ちる。ただ、そうではなく一言。『何で』だけだったから。『いつでも帰っておいで』って。帰ると安心する。それが『実家』。その言葉がくると思ってたから。
『実家に帰るのに理由がいるのか。』『しかも理由言ってるし。』いろんな感情が一気に出てきてもうどうしたらいいかわからない状態で『あーもう帰ってくるなってことやんな。わかりました。忘れてください。帰りません。』早口でそう言って電話を切った。電話を切るために机に携帯を置いた時、電話口から声が聞こえていたけど、何を言っているのかまではわからなかった。
声を出して泣きたいほどの気持ちを必死に抑え、洗濯物を干してくれていたヘルパーさんに見えないよう涙を流した。
もう、LINEも電話も嫌。既読すらつけるものかと固く誓った。
でも、そんな誓いとは裏腹に、母からの連絡など何一つない。数日間家を空けると言っていたのでしばらく様子を見ようとは思うけど、きっと私が想像しているよりはるかに何も考えていない発言なのだろう。だとしたら余計に腹が立つ。最近、人間関係でいろいろ思うことがあり、「自分勝手」かそうじゃないのかで悩むことが多い。だからこそきっと親に優しくされて現実逃避したかったのだろう。
たった一言で『幸せも、安心も、不安も、苛立ちも』様々な感情を連れてこれる言葉の力を改めて感じた。
その相手が自分が信頼している、信頼していたい人であればその威力はすさまじいものになることを実感した今、このキズは間違いなく死ぬまで忘れないと思う。
これから私と『家族』『親』との関係はどうなっていくのか。今は全くわからない。
今わかっていること。それはもう誰にも思いを伝えられないからしばらくこんなブログにお付き合いいただけると幸いです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました