南フランスのキャンプ場には
沢山のフランス人と
外国人(フランス人以外のヨーロッパ人)がいて、
彼らとは身振り手振りで
楽しい交流がありました。


以前も書きましたが、
フランス人は英語がからきしできません。


そして、
ここで出会った大半の外国人たちも
英語は全然できませんでした。


こんなにみな
英語ができないっていうのに、
彼らヨーロッパ人が


「今どき英語ができないなんて、
ヤバイ~!」


とかって騒いでいるのを
私は一度も見たことがありません。


ヨーロッパで
英語がペラペラなのは
オランダ人です。
(あとは北欧の人たち)


じゃあオランダ人が
他の英語ができない
ヨーロッパ諸国の人たちから
”羨望のまなざし”で
見られているかというと、
ぜーーーんぜん!


そんなこともありません。


「英語話せるの?あっそ!」


ってなもので、


「英語なんて、できなくて結構っ!」


と、ヨーロッパ人はみんな
できないことに劣等感など微塵もなし。


とても強気で、自信満々です。



同じく英語ができない日本人は、
英語が話せないことに対して
非常に危機感を抱いている・・
と私は思うのですが、


「なぜ日本人とヨーロッパ人は
英語に対して、
こうも感覚が違うのだろう?
国民性のせい?」


実はずっと長いこと、
この事が疑問でした。


しかし最近、
日本と欧州の
とても大きな違いに気が付きました。


それは、
こういった英語のできない
ヨーロッパ諸国、
例えばフランスやドイツでも、
”高い教育を受けた人々”は
皆英語ができるのです。


欧州の、
国の”選りすぐりの名門”と
呼ばれるような学校を出た人々、
つまり”リーダーたち”は
とても流暢な英語を話します。


一方、
日本の東大や慶応出身の方が
流暢な英語を話せるか・・
というと、ちょっと疑問ですよね。


フランス人やドイツ人が
英語ができなくても
あんなに涼しげな顔をしているのは
もしかして、
自国の”リーダー”が
ちゃんと英語を話せるから
なのかもしれません。


「英語は
リーダーに任せておけばいい!」


っていう、安心がある。




日本は国のリーダーが英語が話せない。


それが日本人を
不安にさせている要因なのかな、
と思ったりしています。










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