誰か助けて

って



幼い頃思っていた








母親と父親の顔色や態度で

自分の欲しいものを

欲しいとハッキリ言えずに我慢して




我慢してお母さんに勧められた方にすると

お母さんが喜んでくれたから




私と妹それぞれの部屋ができるとき

本当はテレビが欲しかったけれど


妹も欲しいって言うから

「私はいいよ」

って我慢した



一気に二つもテレビを買ったら

お金がかかるし

私が欲しいって言って

私だけ買ってもらったら

妹は拗ねるから



そうしたらお母さんとお父さん困るから

だから私が我慢すればいい






両親に我慢しろと

言われたわけじゃない



私が勝手に人の気持ちを読み取って

私が私に我慢させた

 

母親は不機嫌で

すぐにヒステリーを起こす


怒ると頭を叩く






愛されている実感がなくて

感受性の強い私は

少しのことで傷ってく



言う通りにしていれば怒られない

お利口さんにしていれば怒られない



私は何もしないほうがいい





そう思って生きていた









きっとこんな我慢ばかりしている

可哀想な私に気づいてくれる人がいる


辛かったね

よく頑張ってきたね



って理解してくれる人がいる




誰か私をギューーーって抱きしめて

私のことをわかろうとして

我慢している私に気づいて




とそんな白馬の王子様的な存在が

現れてくれることを夢見ていた




でもね

それって


自分自身に気づいて欲しかったんだよ




私は私に理解して欲しかった




ごめんね

今まで





いっぱい いっぱい

我慢させてきたね




もう人の顔色うかがわなくてもいいんだよ

人の気持ちを考えるより

自分の気持ちを考えてあげて




そして

やりたいこと やらせてあげて


ほしいもの 買ってあげて



我慢をやめていこう




これは私の実験だ!