ほんのすこしですが
ベランダでお花を楽しんでいます。
寄せ植えをはじめるには
不向きな季節だったらしいのですが
どうしてもベランダにお花が欲しくなり
お迎えすることにしたのが
1ヶ月くらい前のこと。
やっぱり癒されるのです。
とてもとても。
植物のエネルギーって
なんてすばらしいんでしょうね。
視界に入るたびに嬉しくなってしまいます。
5種類の植物を連れて帰り
そのうちのマリーゴールドは
蕾だけがたくさんついていて
ひと花咲き終わった印象だったんですね。
鉢に植え替えてからも
うんともすんとも言わなくて
ただ、次のお花を咲かせるために
エネルギーを蓄えているのは
わかっていました。
だから、わたしも
お水だけ枯れないようにして
じーっと待っていました。
そうしたら
今週はじめにやっとひとつお花が開いて
そこから次々に咲いていってます。
この様子を観察していて
人もまったく同じだよなぁと
思ったのです。
あることを習得したいとか
自分を活かした仕事をしたいとか
植物でいうところの
「花を咲かす」という目標があったとき
そこに対する評価を、つい
花が "咲いているか" "咲いていないか"
のみで図ろうとしてしまいますよね、私たちって。
咲いたから良くて
咲いてないのはだめで。
咲いてないということは
この方法は間違ってるんじゃ?
努力が足りない?という具合に。
花しか見えていないと
その瞬間だけをみて判断してしまうのですが
ここで一歩後ろに下がって
葉や茎の状態や
花を取り巻く環境を含めてみると
違う側面が見えてくると思うんですね。
今は「花を咲かせるための準備期間」
ということがわかれば
変化がないことへの葛藤はなくなります。
理解が深まります。
準備中にやれることは限られていて
お水をあげることと
必要に応じて栄養を与えるくらい。
そして次の動きがでるまで
「待つ」ということ。
今やれることを
淡々と続けながら
待つ。
表側に変化が見えなくても
内側では着々と準備は進んでいる。
順番として
見えない部分の変化が先で
見える変化はその後なんですよね。
だから、途中でやめてしまっては
もったいないのですよね。
でね、このように待つことを
「忍耐」というのだよ~と植物が教えてくれました。
耐え忍ぶという言葉に
あまりいい印象がなかったのですが
ほんとうの忍耐とは
宇宙のリズムに身を委ねることだったのですね。
なんて、最後の最後で脱線しましたが
ベランダの植物たちからいろいろ教えてもらっています。