青山・自由が丘でセッションをしております、高平るみです。

今日は自分を変えるをテーマにしたお話です。

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毎日、家と会社の往復でなんの変わり映えもない生活。

なにか新しいことを始めたらいいのだろうけど、どんなことが自分に合っているのかわからない。

そう思いながら、どれほどの月日が経ってしまったことか…こんな風に感じている方もおられることでしょう。

新しいことを始めた方がいいんだろうなと思うその理由は、新しいできごとを通して、自分を変えたい、新しい自分を発見したいと思っているのではないでしょうか。

つまり、今よりステップアップした自分になるための方法として新しいことを探そう!となるのですね。

でも実際にはそのツールを見つけるための行動が起こせない。

その行動を起こせない理由は、今の自分を変えるための答えを、たった1回で見つけようと思っているからです。

1回で見つけたい理由は、1番探しを失敗したくないから。

失敗したくないと思う原因は「失敗したらおしまい」「失敗してはいけないもの」という思い込みがあるからです。

失敗してはいけないものという思い込みがある方の過去生を見させていただいたときのお話です。

過去生でのその方は24歳の青年でした。

ある時、村の長が病気にかかり、それを治すための薬となる高山植物を探しに、みなの期待を背負って山へ登ることになりました。

高く険しい山を登り、ようやくその花を一度は手にしたものの、体のバランスを崩しその花を谷底へ落としてしまいました。

村に戻りそのことを皆に報告すると、それはそれは激しい非難を受けました。

絶対に採れるという自信があったため、できなかったことへの自分自身への怒りと失望。

また、一生懸命取り組んだことは理解されず、非難だけされたというショックも相当なもので、家から出ることができなくなるほどでした。

このできごとを通して、努力は報われない、失敗してはいけないという思い込み、そして失敗を恐れる気持ちが根付いてしまったのです。

この思い込みを書き換えたり、感情を解放していくことで、無意識に取っていた「失敗しないために行動しない」という行動も変わっていきます。

「失敗してはいけない」という考えがベースにあったこの方も、過去生を解放した後は、『どうやったらうまく行くのか?』という視点から物事を考えられるようになりました。 

このように、ムリに前向きに考えようとするよりも、思い込みを開放するだけで自然と私たちは前向きになれるのですね。

思い込みの原因が過去生からのものであっても、今生のものであっても、思い込みがある以上は解放が必要です。

そして、思い込みが生じたそこに、何があるのかを考えてみることも大切です。


新しいものに取り組もうとした瞬間、迷いが生まれるのなら解放するなにかがあるということです。

その迷いに巻き込まれるのではなく、一旦迷いを冷静に見つめてみることも大切ですね。

解放するなにかに気づくことができると、解放が進みやすくなります。

まずは、その迷いに巻き込まれないようにしてみてください。

具体的には、迷いが生じたとき、いったん深呼吸をし、心の中で迷いと距離を取ってみるのです。

イメージとしては、身体の中にある迷いを、いったん身体の外に出す感覚です。

これだけでも、解放する効果は十分ありますよ。