愛と真実の女神 ラディータ留美


昨日の 人の問題に巻き込まれなくなるには  のなかで、境界線があれば、自分の意見を臆することなく伝えることができる、と書きました。


ここでこんな疑問がわいた方もいらっしゃるかも知れません。


自分の思ったことを、そのまま言っていいのだろうか、と。


もちろん、自分の意見を伝える上で、相手への尊重があることは大前提としてあることはお伝えしておきます。


その上でお話するならば、
自分の意見をそのまま伝えられないのは、あなたに


こう言ったら、人にどう思われるだろう


人によく思われたい


という、周りからの評価を気にするクセがあるから


あるいは、人から好かれる自分でなければならない


という、あなただけの思い込みがあるからです。


このような思い込みや思い癖がつくのは、あなたがこの世に命を受けてから、現在までの間に経験したことがきっかけとなります。


自分の思いをそのまま受け止めてもらえなかった幼い頃の記憶。


こんなにも悲しい思いをするくらいなら、私の心の内はもう誰にも伝えまい。


そう決めてしまった過去があるのかも知れません。


誰からも好かれる人気者であるあなたが自慢のお母さん。


その期待を裏切らないように、一生懸命頑張った過去があるのかもしれません。


このような出来事を通して、あなたの本質でない部分を作り出してしまったのです。


知らず知らずの間にできてしまった、心の傷、曇りがあるのです。



思ったことを、そのまま伝えられないのなら、この傷や曇りがあるということ。


傷や曇りはあなたの人生において、痛みや苦痛を伴いますのでどんどん手放していきましょう。



あなたが人に自分の思いを伝えられなくなったのは、過去のどんな出来事が関係しているでしょうか。


静かな場所で、深い呼吸とともに、じっくりしっかり見つめてください。


「これだ!」という出来事が見つけられたら、そのときどんな感情が伴っていたのかも再確認してください。


これが原因だったのか、と深く気づくことで、そのとき味わった感情もすべて解放されます。


心身がすっきりするまで繰り返します。


このようにして、曇りや傷の原因(因)を深く探り、手放していくことで、人への関わり方も変化してくることでしょう。


境界線とともに、取り組んでいただくことをおすすめします。