『 須釜中学校のみなさん、はじめまして。
私達の住んでいるところは緑いっぱいの山の中です。
全校生41人みんな仲良く過ごしています。
東日本大震災で失ったものはすごく多いと思います。
でもみなさんは支え合ってがんばって暮らしておられると聞いて
「私もがんばらんとアカン。」と思いました。
みなさんに力をもらいました。
今は、つらいことの方が多いと思いますが、いつかきっといいことが
あります。
私達は、11月8日に音楽会がありました。それで、全校合唱で
(笑顔を忘れてしまった君に)という曲を歌いました。
この曲は、震災にあわれたみなさんに届くように、
みんなで心を一つにして 歌いました。
私たちは、皆さんを応援しています。
今、ボランティアに行くことは出来ませんが、この手紙で少しでも
皆さんに、勇気、元気を出してもらえたら、とってもうれしいです。
一日も早い復興を願っています。
寒くなってきたので、お体に気をつけてください。 』
『 少しずつ寒くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか。
東日本大震災による影響で、
今、とても厳しく苦しい生活が続いていると聞きました。
心も体も疲れていると思います。傷付いていると思います。
でも、忘れないでください。私達はずっと思っています。
遠く離れていても、繋がっています。
だから、孤独に感じたりしないでください。あきらめないでください。
私も、電気をこまめに消したり、出来ることをしていきます。
だから一緒に乗り越えていきましょう。
一日でも早くみなさんに笑顔が戻ることをお祈りしています。』
『 3月11日の震災から月日がたちましたが、テレビをみるかぎり
まだ原発のひどさは変わっていません。
僕はこんな大きな震災に遭ったことがないので
皆さんの気持ちが分かるとは言えません。
でも、須釜中学校の皆さん、そして東北の皆さんに笑顔を届けたい
元気を送りたい、応援したい という気持ちは ものすごくあります。
震災の影響が少しでも収まるまで応援するので、
皆さんも震災に負けずにがんばってください。』
『 12月に入って、だんだんと寒くなってきました。
皆さんは体調を崩されたりしていませんか?
震災から、10ヶ月程が過ぎましたね。 時間がたった今でも、
皆さんは復興に向けて一生懸命 頑張られていると伺っています。
毎日毎日、苦しくて辛くてたまらないのではないでしょうか。
私には、皆さんを助けることができません。
ただただ、ニュースで情報を得ることしかできません。
皆さんのことを応援することしかできないことを本当に申し訳なく
思います。 でも、私は、皆さんの復興を心から願っています。
きれいごとだと思われるかも知れません。 それでも 私は
信じています。 誰よりも強い心を持った皆さんを・・・。
私は、本当の苦しみのすべては分かりません。
(中略 )
でも、皆さんには仲間がついています。
想ってくれる人や応援してくれる人がたくさんいます。
皆さんは一人じゃありません。
辛いときは、空を見上げてみて下さい。
その空は、私達の所まで繋がっています。 ・・・。 』