2008年10月ロンドン、パリ レポート
2008年10月15日のVIPファーストチョイスを皮切りに、19日までの5日間ロンドンのリージェントパークでは、第六回『FRIEZE ART FAIR』が開催されました。
また、この時期にサザビーズ、クリスティーズ、フィリップスの3大オークションハウスが、コンテンポラリーアートのメインオークションをぶつけてくることは、すっかり恒例と化しています。
そして翌週からは、パリのグランパレをメイン会場、ルーブルをサブ会場として、10月22日~26日の間『FIAC2008』が開催されました。AIBのスタッフも15日のFriezeファーストチョイスから、3晩にわたるオークション、そしてFIACの会場へと赴き、秋の西ヨーロッパ最大のアートイベントを体感して来ました。
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アート業界にとって歴史的な日
ちょうど、AIB が第一回目のファンドの準備をしている最中の2008年9月15日、16日は、アート業界にとって歴史的な日でした。
米国の大手投資銀行リーマン・ブラザーズの破産といった大ニュースが全世界を駆け巡った真にその夜です。
ロンドンのサザビーズ本社では、英国人作家ダミアン・ハーストの作品のみを扱った『ビューティフル・インサイド・マイ・ヘッド・フォーエバー』なるオークションのハンマーが鳴り響きました。
リーマン破綻のニュースは、翌日の世界金融市場に大激震を走らせました。
東京から始まった株価の崩落は、日が昇る順番に伝播し、全世界の全ての証券取引所が株価を下げてこの日の取引を終了。
一方、ロンドンのサザビーズ本社では、世界中の株価が下げて行くのを尻目に、ダミアン・ハーストの作品が活発に競り落とされて行ったのです。
この2日間、サザビーズとダミアン・ハーストは223点もの作品を市場に出し、うち218点をも売りさばき(97.7%の高落札率)、実に1億1千150万ポンド(2億米ドル=200億円強)もの売上を上げたのです。
世界の金融経済がどん底を演じたこの時期にも、世界の富裕層は、コンテンポラリーアートを購入していたのです。
アートファンド誕生!
株式会社Art Investment Bank(略称『AIB 』)では、これまで投資先として優位性を誇るコンテンポラリーアートにいち早く注目し、コンテンポラリーアートのアドバイザリー業務をおこなってきました。
この度、AIB
では金融庁に金融商品取引業者(登録番号『関東財務局長(金商)第2016号』)として登録され、日本初のコンテンポラリーアートに特化したファンドを立ち上げることとなりました。
詳しくは公式サイトのアートファンドのページ
をご覧ください!
これからブログで、アートと投資を中心に、世界のアート情報を発信してゆきますので、宜しくお願いします。
AIBスタッフ一同