夏休みが始まって1週間が経った頃、我が家の小学3年生の娘から毎年恒例の質問が飛んできました。「お母さん、今年の自由研究、何にしよう?」正直、毎年毎年テーマを考えるのはかなりのエネルギーを使います。水耕栽培、発酵観察、星座の観測……もうネタ切れ状態で、今年はどうしようかと本気で悩んでいたんです。そんな時、たまたまSNSで流れてきた「写真を3Dモデルに変換できる無料のサイト」を思い出しました。これなら、娘が大切にしているフィギュアを題材にできそうだと思い、話を切り出してみることにしました。

 

「ねえ、あなたの部屋に飾ってるあの子、3Dデータにしてみない?」そう声をかけたら、娘の目がキラキラと輝きました。娘の部屋の棚には、オレンジ色の宇宙服を着た女の子のフィギュアが飾ってあります。ヘッドホンを装着して、背中には小さな翼がついている、とても愛らしいデザインの子です。もともとゲームのキャラクターだったのか、それともオリジナルなのかは定かではありませんが、娘にとっては特別な存在のようです。そんな大切なフィギュアを、パソコンやスマホの画面の中で360度回転して見られるようにする——それが今年の自由研究のテーマになりました。

 

まずはスマホでフィギュアを撮影しました。背景が白い方がきれいに変換できるという情報を見ていたので、白い紙を敷いて窓際の自然光の下で正面から撮影しました。少し斜めからも撮ってみたり、影が入らないように角度を調整したりと、意外とこだわってしまいました。撮影が終わったら、PCのブラウザで「おもちゃの写真を3Dモデルにできる無料ツール」を開きます。最初は「本当に無料で使えるの?」と半信半疑でしたが、会員登録もクレジットカードの登録も不要で、ブラウザ上ですぐに操作を始められたのがとても嬉しかったです。個人情報を入力する手間がないのは、忙しいママにとって本当にありがたいポイントでした。

アップロードした写真が、まるで本物のフィギュアをプロのスタジオで撮影したかのような3D風の画像に変換された時は、正直驚きました。左側には元の写真が表示され、右側には立体感と質感が加わった画像が並んでいます。光の当たり方や表面のツヤまで再現されていて、AIが2次元の情報から3次元の形を推測している様子がよくわかります。娘も画面を覗き込んで、「へえ、こんな風に見えるんだ」と興味深そうにしていました。この段階だけでも十分すごいのですが、実はここからが本番でした。

【ここに1枚目の画像を挿入】 (2D写真と3D風の画像の比較)

3D風の画像が生成されたら、次のステップで本格的な3Dモデルが作られるんです。マウスでぐるぐる回して360度どこからでも見られるようになり、表面の質感まで細かく再現されています。正面だけでなく後ろ姿や横顔もしっかりと作られていて、ヘッドホンの形状や靴のディテール、翼の裏側までくっきりと見えます。娘は自分でマウスを操作して、フィギュアの細かい部分を確認していました。「後ろ姿もちゃんとある」「靴の底まで作られてる」と、思わず声を上げていました。私も一緒に見ていて、ここまで細かい部分まで再現されるのかと感心しました。

【ここに2枚目の画像を挿入】 (生成された3Dモデルの斜めからの画像)

この体験を通して、娘が自然に理解できたことがいくつかあります。一つ目は「平面の写真」と「立体のデータ」の違いです。スマホで撮った写真はどこから見ても同じ絵なのに対し、3Dモデルは角度を変えれば見えるものが変わる——この違いを実際に回しながら体感できました。二つ目は、AIがどうやって2次元の情報から3次元の形を推測しているのかという点です。正面しか写っていない写真から、背中のデザインや側面の形を補完しているのは、本当に不思議でした。三つ目は、3Dデータが実際にどこで使われているかということです。ゲームのキャラクターや映画のアニメーション、建築の設計図など、身近なところで3D技術が使われていることを知り、娘も「私たちの周りには3Dがいっぱいあるんだね」と納得していました。

 

実は、このブラウザ上で使えるAI変換ツールで作った3Dモデルは、3Dプリンターで実際に印刷したり、ゲームのキャラクターとして使ったり、AR(拡張現実)で部屋の中に置いて見たりすることができます。娘は「3Dプリンターで同じフィギュアを作れたら、お友達にプレゼントできるかも」と、次の可能性まで考え始めました。まだ3Dプリンターは持っていませんが、いつか挑戦してみたいという目標ができたようです。

 

自由研究のレポートは、以下の構成で書く予定です。①どんなフィギュアを選んだか、なぜそのフィギュアを選んだのか。②写真を撮影する際に工夫したこと、背景や光の使い方など。③3Dモデルに変換した手順と、使ったツールの特徴。④3Dモデルを回してみて気づいたこと、発見したこと。⑤3D技術が使われている身近なものや、将来どんな風に役立つか。学校で発表する際は、タブレットで実際に3Dモデルを回しながら説明できれば、とても印象的なプレゼンになるはずです。

 

使い方はとてもシンプルで、私みたいなPC初心者のママでもスムーズに操作できました。まずスマホで写真を撮影します。背景が白いと変換精度が上がるので、白い紙や布を敷くことをおすすめします。次にブラウザでサイトにアクセスし、写真をアップロードして30秒ほど待ちます。3D風の画像が生成されたら、さらに3Dモデルを生成して、マウスで回転して確認します。気に入ったらダウンロードボタンを押すだけ。出力形式はOBJファイルなので、3Dプリンターやゲームエンジンにそのまま読み込むことができます。もちろん、3Dプリンターがなくても画面で回転して観察するだけで、十分に楽しめます。

 

こんな方におすすめです。夏休みの自由研究のテーマを探しているご家庭、お気に入りのフィギュアや思い出の品を3Dデータとして残したい方、3Dプリンターをお持ちの方、STEAM教育に興味があるご家庭、ゲームやフィギュアが好きなお子さん。特に、子どもの成長とともに増えていくコレクションの中から、一枚の写真を3Dデータとして残しておくと、いつでもどこでも形や質感まで確認できて、とても素敵な記録になります。紙の写真とは違って、色あせたり破れたりする心配もありません。

 

今年の夏休み自由研究は、「AIを使ってフィギュアを3Dモデル化する」というテーマで決定しました。テクノロジーを身近に感じながら、自分の大切なものを新しい形で残せる体験ができて、親子ともに大満足です。ぜひ、おうちにある大切なフィギュアやおもちゃ、思い出の品で試してみてください。コメント欄で「どんなものを3D化したい?」や「自由研究のテーマ、何にした?」など、教えてもらえると嬉しいです。一緒に、身近なものを未来の形に残していきましょう。