270 短文もの : サ変動詞の連用形で文を切る、という形で統一してみました。3つめははなんと「し」と「ゅ」のみで構成されています。拗音「ゃ・ゅ・ょ」を回文に組み込めるとなんとなく重層的な感じがしてきます。
269 決意~ : 「懊悩」はなやみの意です。どうしようかと迷うけれども決心は固い、という様子を描いてみました。そもそも毎回の回文の公開も、良いかどうか寸前まで悩んだ末の決断だったりします。
268 堪えし~ : 季節を盛り込むということでテーマ先行です。「ご先祖を想うこの季節に親戚間のいざこざに苦悩する分家のご主人」を描いてみました。「オトン」が少し気になります。「堪える」は特にガマンすることを言いますね。「家督」は相続の権利やそれを持つ人のことです。
267 総毛立つ~ : 「総毛立つ」は恐ろしさで鳥肌が立つ様子ですね。そして、真ん中に「は」を入れてみました。助詞「は」は、1つの回文の中で同じ意味・用法の言葉の重複を避けるという個人的なルールからすると、ほとんど取り入れることができない語です。こんなときくらいは、という思いで使っています。
266 大打者~ : 意味としても、構成としても、一瞬でぴたりとはまるものができたので、短いのですが、単発で出してみました。小躍りして喜びたいくらいです(笑)。しかし、既にありそうですね。。。
265 迂闊~ : 「迂闊」は実は1度使ったことがあります(回文101 )。そのときは「使う」で結んだのですが、今回は「~つ買う」と変化がついたので思い切って公開しました。動詞終止を続けてみましたが、どうやら張り切りすぎて空回りのようです。。。
264 馬や~ : 動詞終止の文ができました。「シマウマ」までが主語、と考えると、構造的には理解可能な文でしょうか。しかし、自然界では肉食獣だけがエライというわけでもないのでしょうけれど。
263 スマイル~ : 丁寧表現による文終止はパターンが限られてしまうのが苦しいところです。某ファーストフード店でならば、自然に通用しそうな感じがしないでもありません。先日、久しぶりに入ったら、メニューにしっかりありました。
262 古い~ : 引き続き「お」を取り込んでみました。しかし、今回は真ん中に問題の「お」を配置する、という比較的安易な方法をとっております。
261 確か~ : 勢いに乗じて、「鬼」を使った回文です。その様子はまさに「オニ!」な感じでしょうか(笑)。しかし、鬼のオナラが題材ではもはや昔話でも日常語でもありませんね。。。