回文194
少なくない価値、甲斐なく失くす。
すくなくないかち、かいなくなくす。
作 成 談 話 : |
久しぶりに終止形による文終止ができました。「甲斐がない」はそうしただけの効果や充足感がないこと、ですね。自身の回文作りがそんな事態にならないよう努めていきたいものです。--2007年04月01日(日) |
回文196
予約に気やすく尽くす焼肉屋よ。
よやくにきやすくつくすやきにくやよ。
作 成 談 話 : |
「焼肉屋」が始点です。その裏には宴会のイメージがあります。宴会の多くなりそうなこの時季、店員さんの態度にいちいち目くじらをたてていては楽しくないのですが。--2007年04月04日(水) |
回文197
やい、やはりキミ踏み切り速いや。
やい、やはりきみふみきりはやいや。
作 成 談 話 : |
高校生のころ、走り幅跳びの授業で踏み切りの仕方を細かく分析させられました。そんなことを思い出しながら作った回文です。「やい/~や」がやや不本意だったりします。--2007年04月05日(木) |
回文198
噛み付いた事故自体罪か?
かみついたじこじたいつみか?
作 成 談 話 : |
しらばっくれてはいけません。「噛み付いた」わけですから故意ですよね。と、つい言いたくなるような感じで仕上げてみました。--2007年04月05日(木) |
回文201
今にも組み、やみくもに舞い。
いまにもくみ、やみくもにまい。
作 成 談 話 : |
回文記事が200を突破しました。小躍りして喜びたい気分です。そんな気持ちを相変わらず回文にのせてみました。--2007年04月08日(日) |
回文204
回文全開!完全Vか?
かいぶんぜんかい。かんぜんぶいか。
作 成 談 話 : |
「V」の発音が気になりますが、日本語の音で「ブイ」としました。おそらく回文を作る者にとって最大の夢でしょう、「回文」で回文です。アイ氏も、ずっと考えてきて、ようやくできました。というわけで2年目に突入です!--2007年04月12日(木) |
雲、風、なぜ寡黙?
くも、かぜ、なぜかもく。
作 成 談 話 : |
写真の景色は本栖湖です。しかし、本栖湖を訪れてこの回文が出来上がったわけではありません。 それらしい写真を探していたら出てきたので、使ってみました。--2007年04月26日(木) |
回文221
極楽♪怒濤の技能届く落語。
ごくらく。どとうのぎのうとどくらくご。
作 成 談 話 : |
回文の落語ではありません。あしからず(笑)。最近落語に興味があるのですが、寄席に行く勇気がない、という小心者です。落語という芸能に対する気持ちを「怒濤の技能」に込めてみました。--2007年05月11日(金) |
回文225
私、居てって徹底したわ!
わたし、いてっててっていしたわ。
作 成 談 話 : |
「わたし~したわ」を使いまわしてしまいました。ただし今回のこだわりは「っ」です。これを使ったものをまとめるために仕方なく「わたし~」が登場しました。はい、言い訳です。--2007年05月18日(金) |
回文227
垂れ幕敷く役仕組まれた。
たれまくしくやくしくまれた。
作 成 談 話 : |
「仕組まれた」が始点です。春先は係決めや配属決めなどありますが、このあたりから世渡りの上手さなどが見え隠れしてきたりするものです。--2007年05月20日(日) |
回文234
よくタオル盗るお宅よ。
よくたおるとるおたくよ。
作 成 談 話 : |
「よ~」「~よ」は回文を作りやすくしてくれますが、多用は禁物、と自分を誡めて回文作りに取り組んでいます。ですから、「よ」を使うのはどうしても必要なときだけです。今回は必要に迫られて使いましたが、それでこの程度か、といわれてしまうとツライところです。--2007年06月04日(月) |
回文237
甲斐甲斐しい医師、意外か?
かいがいしいいし、いがいか。
作 成 談 話 : |
「甲斐甲斐しい」はよく働いてくれている様子をいいますね。甲斐甲斐しくない医師がいましょうか、いや、いるはずがありません(反語)。--2007年06月14日(木) |
回文238
貸すまいから、からかいますか?
かすまいから、からかいますか。
作 成 談 話 : |
「~まい」は打消推量や打消意志の意味を持つ助動詞ですね。ここでは前者で、「~しないだろう」の意味です。発想が意地悪くて困り者です。こんな人にはなりたくないところです。--2007年06月17日(日) |
回文239
開店に特に響くアクビ、皮肉と認定か。
かいてんにとくにひびくあくび、ひにくとにんていか。
作 成 談 話 : |
タイトルありきの回文であるような気が多分にします。回文そのものだけできっちり表現したいものです。しかし、そう思い続けてはや1年。。。--2007年06月20日(水) |
回文244
仲間、毎度ひどいままかな。
なかま、まいどひどいままかな。
作 成 談 話 : |
安易なところで「仲間かな」で短い回文ができますが、その先を目指してみました。なお、回文11 にも「仲間」を使ったやや短めの回文があります。--2007年07月02日(月) |
回文247
寝間着なしで、弟子、泣きマネ。
ねまきなしで、でし、なきまね。
作 成 談 話 : |
だんだんと寝苦しくなってくる季節だなぁ、というのが今回の着想です。なんともなさけない様子を描く結果になってしまいました。--2007年07月08日(日) |
回文248
師が皿洗い。おいら、アラ探し。
しがさらあらい。おいら、あらさがし。
作 成 談 話 : |
前回に引き続き、師弟関係のネタです。やはりなんともなさけない様子となりました。地位があやうい師匠がかわいそうでもあります。--2007年07月10日(火) |
回文250
いやはや、ヤケだ。仕上げに逃げ足だけやや速い。
いやはや、やけだ。しあげににげあしだけややはやい。
作 成 談 話 : |
ひねり出した経緯をも思わせるようなタイトルと作品です。「逃げ足」と「仕上げ」、「はやい」と「いやはや」を以前から用意してあったのですが、思い切って組み合わせてみました。というわけで、とにもかくにも250達成です!--2007年07月19日(木) |