雑事1 | アイ氏とTさん ~回文と料理のブログ~

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アイ氏の趣味の回文と、Tさんの趣味の料理を、日々公開中。


回文109



カメラマン、本気の相談だ。「ウソの金、ほんまラメか?」


かめらまん、ほんきのそうだんだ。うそのきん、ほんまらめか?



  作 成 談 話 :
「カメラマン」を始点にして、カメラマンが撮影時にラメに悩まされる様子を描いてみました。なぜカメラマンという言葉を使ったのかはよく覚えていません。ふと目に付いた言葉から直感を得るのが最近の傾向です。--2006年11月23日(木)













回文123



大麻を足したから後でまた。「仕上げ、明日まで」とあらかた舌を巻いた。


たいまをたしたからあとでまた。しあげ、あしたまでとあらかたしたをまいた。



  作 成 談 話 :
「舌を巻いた」が始点です。そして、全体は無茶な注文をするマフィアのボス(?)がモチーフです。ボスの発言に驚く手下たちを想像していただけたら幸甚です。--2006年12月16日(土)












回文125



理不尽なれど戻れ、汝、不利。


りふじんなれどもどれ、なんじ、ふり。



  作 成 談 話 :
文語調とはいわゆる固い書き言葉です。作っていたらそんな調子でまとまってしまいました。意味内容はいろいろとれますが、この季節、想い人へのアタックを断念、と解釈してみても良いかもしれません。--2006年12月21日(木)














回文126



手品、面白く暴露。師も同じ手。


てじな、おもしろくばくろ、しもおなじて。



  作 成 談 話 :
最近は手品のタネ明かしをしてくれるテレビ番組もけっこうありますね。この時期は忘年会の演芸などで仕込む人も多いのではないでしょうか。かつて1度だけ目の前で手品を見たことがありますが、あれは摩訶不思議ですよねぇ。--2006年12月22日(金)














回文127



田舎、新聞量り売りか?半分しかない。


いなか、しんぶんはかりうりか?はんぶんしかない。



  作 成 談 話 :
田舎への批判では決してありません。純粋な言葉遊びの産物です。くれぐれも誤解のないよう。因みに「新聞」が始点です。王道「新聞紙」をどうにか乗り越えようと思った次第です。--2006年12月23日(土)












回文136



辛気臭いから改作禁止。


しんきくさいからかいさくきんし。



  作 成 談 話 :
語句に主従の流れ(理由や条件、仮定など)があるものを作る、というのも一つの回文作成時の目標だったりします。今回はわりとすっきり収まったように思いますが、いかがでしょうか。--2007年01月07日(日)












回文152



旅の予定聞いてよ。「延びた。」


たびのよていきいてよ。のびた。



  作 成 談 話 :
「旅の」と「延びた」が起点です。延期ではもはや予定ではありませんね。悔しさも露わな一言です。--2007年02月02日(金)











回文153



団体で豆まいた今、目まで痛んだ。


だんたいでまめまいたいま、めまでいたんだ。



  作 成 談 話 :
2月3日、節分です。タイムリィな回文を作れました。豆をみんなで投げたら誰かにぶつかりそうですよね。掃除も大変そうですし。難儀な行事です。--2007年02月03日(土)












回文159



陸まで動くから覚悟、腕まくり!


りくまでうごくからかくご、うでまくり!



  作 成 談 話 :
始点は「腕まくり」です。そこから頑張る様子と状況を想像していたらこんな具合になりました。少々意味がとれない内容になっております。ふがいないです。--2007年02月09日(金)













回文165



閑散サーカス、オスカーさん参加。


かんさんさーかす、おすかーさんさんか。



  作 成 談 話 :
固有名詞の使用という禁忌を犯してしまいました。しかも、実在する誰か、ではない人名という最低のパターンです。しかし、これには理由がありまして、長音符「ー」を最良の形で使うためなのです。「サーカス」「オスカーさん」は分かりやすくすれば「サアカス」「オスカアさん」で、いずれも「ア」音の長音であり、音としてきちんと回文になっているというものなのです。少し熱く語ってしまいましたが、あしからずご諒承下さいませ。--2007年02月16日(金)


















回文166



男子、卍字固め決めたが、ジンマシンだ。


だんし、まんじがためきめたが、じんましんだ。



  作 成 談 話 :
「卍字固め」が始点ですが、なぜ「卍字固め」が出てきたか、を覚えておりません。ともかくも、ネタはいろいろなところにある、ということを再認識させられました。--2007年02月17日(土)












回文167



家臣ともども頓死か?


かしんともどもとんしか?



  作 成 談 話 :
少々古い言い回しですが、回文として成立したのでこうして掲載いたしました。武家ふうのネタでは「のど渇く若殿(のどかわくわかどの)」などというものもありますが、こちらはあまりにも芸がありませんね。。。--2007年02月18日(日)













回文168



どう?こなれたヘタレ仲人。


どう?こなれたへたれなこうど。



  作 成 談 話 :
「仲人」をきっかけに作成をしましたが、あれよあれよというまにわけのわからない内容にまとまってしまいました。「ヘタレ」は口語的で少々使用を躊躇いましたが、思い切って出しました。--2007年02月20日(火)












回文172



潮、波、冷たいため積み直し。


しお、なみ、つめたいためつみなおし。



  作 成 談 話 :
「冷たい」が始点でした。実際にはどうだか知らないのですが、天気と積荷を吟味する様子を表現してみました。出発前の船の準備は念入りに行いたいものです。況や、人生においてをや。--2007年02月25日(日)












回文173



何度マヌケながらもどこか子どもらが泣けぬマドンナ。


なんどまぬけながらもどこかこどもらがなけぬまどんな。



  作 成 談 話 :
「マドンナ」が始点です。少し前に頭に浮かんで、それから不思議と使わずにはいられなかったのです。しかし、いまや「マドンナ」などとは言わないのかも?!と後から気付きました。--2007年02月27日(火)












回文174



背負い投げ無い!押せ!!


せおいなげない、おせ。



  作 成 談 話 :
柔道の試合会場で頻繁に耳にしそうな言葉です。知らずに使っていそうですね。以前にプロレス技(回文166 参照)でも作りましたが、再び技ものです。「業物」だったら良いのですけれど。嗚呼。。。--2007年03月02日(金)














回文175



推薦蹴ったが、宅建制す。


すいせんけったが、たっけんせいす。



  作 成 談 話 :
「宅建」は「宅地建物取扱ナントカ」とかいうやつですね。資格をとってその力で世間の荒波を渡り歩く人というのは力強さを感じるものです。--2007年03月05日(月)












回文184



ずらしても表知らず。


ずらしてもおもてしらず。



  作 成 談 話 :
状況はうまく捉え切れませんが、空間把握の苦手な人、というところでしょうか。文の大意とはうらはらに、助詞の「も」がすんなり入っているようにも思えます。--2007年03月17日(土)












回文186



大麻所持の女子、撒いた。


たいましょじのじょし、まいた。



  作 成 談 話 :
「大麻/まいた」は以前にも使った気がしますが、文意が違うということでご容赦ください。実は、この文では主語が判然としません。日本語の妙ですね。--2007年03月20日(火)












回文189



「そう致します。」と済ましたいウソ。


そういたしますとすましたいうそ。



  作 成 談 話 :
適当に応えてしまうと苦情のもとになりますよねぇ、と思いながら作成してみました。もうひとひねりしたかったのですが、それ以上は思い浮かばずじまいでした。--2007年03月24日(土)












回文191



夜、ヤバめの他人に頼めばやるよ。


よる、やばめのたにんにたのめばやるよ。



  作 成 談 話 :
「頼む」が始点でした。そこから、少し危険な香りのする内容に仕上げてみました。内容的にはなかなかまとまった気がするのですが、言葉遊び的にはまだまだ修行が足りないようです。--2007年03月28日(水)












回文192



土地柄、依頼人にイライラがちと。。。


とちがら、いらいにんにいらいらがちと。。。



  作 成 談 話 :
擬態語を使ってみようというのが始まりでした。なぜ「いらいら」なのかは不明ですが、或いは良作ができずにいたためかもしれませぬ。末尾「ちと。。。」で余韻を持たせてみました、というのは言い訳です。--2007年03月28日(水)