映画:RENT ~歌うように、愛したかった。踊るように、生きたかった。-燃え尽きるその瞬間まで~ | A型女とB型男どこまでいける?!ヽ(´Д`;)ノ

映画:RENT ~歌うように、愛したかった。踊るように、生きたかった。-燃え尽きるその瞬間まで~

そういえば6月の中ごろのお話なんだけど
「RENT」 という映画を観てきました。





もう今は公開終了してるので
興味持ってもらえた方は是非DVDが出たら観てみてくださいね。
上のRENTの表示をクリックすればHPに繋がります。
是非予告版の映像を見てくださいな!音少し悪いけど雰囲気は伝わると思います^^



単純に感想を言うと、とにかくその素晴らしい歌声とメロディ
そして歌詞の心に突き刺さる言葉たち
ミュージカルはそんなに好きじゃないけどこれは
どんなに途中で歌が入っても嫌じゃない…どころか感動しっぱなしの
とっても素敵な作品でした!!



今回は先に評価を・・・





★★★★★





星5つ!満点です!文句のつけようが私にはありませんでした。

とても大切な事を教えてくれたから…。



☆.。.:*.☆.。.:*.☆.。.:*.☆.。.:*.☆.。.:*.☆.。.:*.☆.。.:*.☆.。.:*.☆.。.:*.☆.。.:*.☆.。.:*.☆.。.:*






未来も過去もない 僕らはこの一瞬を生きる。最期の瞬間まで…。





これは、元々は小さな小劇場で公演されていたものが
そのリアルでセンセーショナルなストーリーと
ドラマティックな音楽の魅力で瞬く間に話題を呼び
たった3ヶ月でブロードウェイの大劇場へ進出
さまざまな賞を総なめにした伝説のミュージカルの待望の映画化なのです。



レントという意味は「家賃」ですよね。
毎月の家賃も払えないくらいの貧しき若者達の
まぁいわば…青春ストーリーなわけだけど



ニューヨークのイースト・ヴィレッジという
治安のあまりよくない場所なだけに
それは単なる淡い色恋沙汰だけにとどまらず
犯罪、エイズ、ドラッグ、同棲愛や大切な人たちの死にも直面しなければならない。
けれど、たとえ危険や死と隣り合わせの孤独や絶望の淵にあっても、
愛や友情を信じて夢に向って一瞬一瞬を生き生きと生きていく
そんな彼らのまっすぐな姿に誰もが心を打たれるはず。



この映画を知ったのは違う映画を観にいった時の
劇場版予告を観た時なんだけど…数分の予告映像なのに
私は不覚にも涙ぐんでしまうくらいの感動を覚えたのです。

だからこれだけは劇場で観なきゃ!!と思ったし
それはまぁ君も同じ気持ちだったらしく
公開ギリギリくらいで滑り込みで観にいきました。



本編を見終わって…ひたすら二人で感動したねって言いながら帰りました。
期待を決して裏切らない素晴らしい出来!
ミュージカル自体は観たことがないのでわからないけれど
映画の作りも舞台の雰囲気に忠実に作ってる感じがすごくしました。



ここで、この映画のテーマソングでもあり
私を感動に導いた「Seasons of Love」という曲の歌詞を・・・。




52万5600分
52万5000の貴重な瞬間


52万5600分
一年を計る基準は何?


昼、夕焼け、深夜、飲んだコーヒー
インチ、マイル、笑い、ケンカ


52万5600分という時間
人生の一年をどうやって計る?


愛ではどうだろう
愛で計れるだろうか


愛を数えてみよう
愛で時を刻み

愛の季節を作ろう
愛の四季が巡る



52万5600分
52万5000分の旅がある


52万5600分
どう数えるの?

男や女の人生を

彼女が知った真実
それとも彼の涙

彼の旅立ち
彼女の死



大声で歌おう、物語は終らない
友と過ごした一年を祝おう


愛を忘れてはいけない
愛は天からの贈り物


愛を分かち、愛を広めよう

愛で時を刻み
愛の季節を作ろう

あなたの人生を愛で計ろう





すごく衝撃を受けた歌詞だった
1年の計り方なんて一つしかないと思い込んでた
カレンダーを見て日にちを確認する事が1年の計り方
キスの数で1年を計った事もなければ
歩いた歩数で計った事もない
もちろん愛なんて目に見えないもので数えることを
想像したことさえなかった



そして今もなお、治す手立てのないエイズ
この物語の主人公達8人のうち4人がエイズのキャリアなんだけど
誰よりも死と隣り合わせでも
仲間を愛し合い、生きている事を感じ
一瞬一瞬を精一杯幸せに生きることを決してやめないの。



自分がエイズでいつ死んでもおかしくないって状態だったら
こんなに強く生きられるだろうかっていうくらいに。


ライフ・サポートの会
エイズ患者が集って励ましあう会なんだけれど
そこに集っている人々が
曲が流れているうちに一人・また一人と座ってた人が消えて
取り残された椅子だけが写る…それがすごく悲しくて切なかった。



彼は死んだ。彼女も死んだ
そうやって誰かが言うわけでもなく文字が表示されるわけでもなく
なのにまるで季節の移り変わりみたいに消えて行った…






あなたなしでも地面の霜は溶け
雨は降り注ぎ
草は伸びるわ


あなたなしでも種は根を張り
花は咲き乱れ
子供達は遊ぶ

星はまたたき
詩人は夢見て
ワシははばたく


あなたなしでも地球は回り
太陽は照りつける
でも、あなたがいないと私は死んでしまう



あなたなしでも、そよ風は吹き
少女は微笑み
雲は流れる


あなたなしでも潮は満ち引き
少年は走り
波はぶつかり

群集はわめきたて
時は過ぎ去り
赤ん坊は泣く


あなたなしでも月は白く光り
川は流れていく
でも、あなたがいないと私は死んでしまう








人が何かに感動する時って
気付きのときだと思うんだな~私は。



例えば、毎日すっごく美味しい料理を食べていたら
きっと美味しい料理が出てきても何も感じない。いつものこと。



でも、すっごく貧しい生活でろくに食べ物も食べられず
そこに美味しい料理が出てきたらきっとその美味しさに感動すると思う。



それと同じようなもので
日々の忙しい生活の中で私達はたくさんの大切なものを
どこかでうっかり落としてしまったり忘れてしまったり
どこか押し入れの奥の方にしまいこんだままにしてしまってる



それがこうやって映画や音楽や絵や詩色んなもののきっかけで
ふと蘇ってくる。まるでそれが忘れ物箱の鍵みたいに。
そしてその鍵で忘れていたものを箱から取り出した時
私達は感動するんじゃないかなぁ?




だからね、何がいいたいかっていうと
感動する=よかったね!で終らせるんじゃなくて
感動した事柄が今の自分には足りないんだって気づくことって大切だと思う。

そうする事で今の自分の悪い部分や劣ってる部分を
修復できてもっとよりよい自分に変われるような気がするんだよね。



この映画を観て感動した人は(私やまぁ君も含め)
人間同士の愛や情に飢えているし与えられていないし
1日1日を精一杯生きる事が達成できていないんだと思う



人は死に直面した時強く生を意識するわけだけど
それが1ヶ月後に死にますよと言われたり
下の池に落ちるとワニに食べられて死にますよといった
近くに感じられる状態の死になるまで生をつい忘れてしまう



自分が生きている事を忘れているんだね、きっと。
もちろん生きてるからここにいて食べて喋って働いて寝てるんだよ!
って分かったつもりでいても




自分が息をする事ができる幸せや
笑える幸せ
誰かと一緒にいる幸せ
悔しくて泣ける幸せ
そんな当たり前の幸せはなかなか感じられないと思う。




そんな事いちいち幸せに感じていたら
頭がパンクしちゃうだろうから普段は普段の感じ方でいいと思うけど
ふと夜寝る前に生きている事に感謝してみて
今日自分がココに存在できている幸せを噛み締めたら
どんな辛い事も乗り越えられるような気がするんだなぁ…。








未来なんてない
過去なんてない
今が続くことを感謝しよう


あるのは自分だけ
この瞬間しかない
後悔してると人生を逃してしまう



あるのは今だけ
このときしかない
愛を信じるか恐怖に負けるか
ほかに道はない
方法もない
あるのは今日という日だけ

今日という日だけ


あるのは今日という日だけ・・・








明日は明日の風が吹く
って素敵な言葉もあるけど



明日があるから今日はいいや
っていうのとは何か違うと思うよね



今できる精一杯の事がきちんとできるような
そんな素敵な人間になりたいな・・・












“No Day But Today(いつかではない今日を生きるために)”