このうちゴマは1歳3ヶ月の頃、練りごまを使った白和えを食べて発症しました。
顔が真っ白(真っ青ではないのです)になる
手足が冷たくなる
えづくような咳
動きが止まる
嘔吐下痢
全身に蕁麻疹
といった症状が次々に現れ、翌日の受診の際アナフィラキシーと言われました。
ちなみにその時測定したゴマアレルギーの特異IgE抗体は
4.46(クラス3)
とあまり強くはありませんでした。
しかしそれ以来、ゴマは完全除去を続けています。
その完全除去期間も1年を過ぎ、来年の入園を控えてここらで1度負荷試験をしてもいいだろうと言うことになりました。
先立って受けた2歳5ヶ月時の特異IgE抗体は
2.25(クラス2)
でした。
前回より少し下がっていますが、前回の症状がひどかったことと、ゴマはたまご等と違って寛解が遅いため、油断はできません。
そして9月にゴマの負荷試験、受けてきました。
負荷試験とは、アレルギーの原因になる食品を実際に食べてみて、どの程度の量で症状が出るのか、または出ないのかを確認するテストです。
一歩間違うと命に関わるため、入院という形を取り、医師の管理のもとに行われます。
まいまいの負荷試験は
すりごまを0.5g
食べるというものでした。
粒のままのゴマは、特に幼児には消化が難しいため、食べても症状が出ないことがあるそうです。
なので、最初からつぶれていて消化のよいすりごまで試験を行いました。
当日。
まずは外来で身体測定と問診を行います。
体調に問題ないことが確認されれば、病棟に移動して試験開始です。
10時、まいまいにゴマが運ばれてきました。
0.5gのゴマは、小さじに軽~く1杯程度で意外と量がある感じでした。
ものすごく好ききらいが多いまいまいが食べてくれるか不安でしたが、一口でぱくりと食べてくれました。
(おいしかったそうです)
血圧を測るモニターみたいなのがつけられ、10分後、30分後、1時間後とこまめに先生や看護師さんが様子を見に来てくれますが
申し訳ないくらいなんともないです
12時を回る頃には昼食の許可が出ました。
一応入院扱いですが食事は出ないため、好きなものを食べることができました。
この頃には血圧のモニターも外れたように思います。
昼食後は、小児科病棟に入院していて回復期にある子どもたちが遊べるプレイルームで遊ぶ許可も出ました。
ここにも時々先生や看護師さんが様子を聞きに来てくれます。
1時半が近づいた頃、まいまいの右足の膝の裏に、入院時はなかった蕁麻疹を発見
明らかに蕁麻疹ですが・・・めっちゃちっちゃ~
ほんの1、2粒?っていうか、直径にして2㎝ってとこです
一応先生に見ていただきましたが、
「微妙・・・」
と先生も判断に困る様子。
この蕁麻疹、本人全くかゆがることもなく、30分程すると跡形もなく消えていきました。
これ以外に何かが起こることもなく、経過観察の時間が過ぎ、16時に一時帰宅の許可が出ました。
帰り支度を始めたそのとき
「う○ち」
とまいまい
おいおい、今かい!と思いつつおむつを開けると、昼間にいいお通じがあったばかりなのに、見事な下痢・・・
お腹を下す要因はゴマ以外には思い当たらないので、多分アレルギー反応だと思うのですが、先生はまたもや判断に困る様子
結局、家で同量のゴマを摂取してみてこれらの症状の再現性があるか、確認してみないとなんとも言えないということになりました。
重い症状でないので、0.5gまでならゴマを食べてみてもよいという判断です。
但し、
今日の担当医師はいつもの主治医ではない
0.5gを越えるのは危険だが、我が家にそこまで精巧な秤がない
という理由で、次回のいつもの主治医の診察の時にもう一度話し合って決めてもよいと言っていただいたので、負荷試験後も完全除去を続けて、今日の主治医の診察に臨みました。
そして今日主治医と話をして決まった今後の方針
0.5gが計れる秤を調達し、家で再挑戦してみる
負荷試験時より重い症状が出るようなら中止する
負荷試験時のような微妙な症状だったり、症状が出たり出なかったりする場合は、0.5gを守って摂取を継続する
(頻度は1週間に1回ほど)
症状が見られないようなら、0.5gずつ摂取量を増やしていく
但し最大3gまで
粒のままのゴマで症状の出る人は少ないため、ふりかけなどで挑戦してみるのもよい
このようなやり方でやっていくことになりました。
幼稚園の給食なとで、少しでも皆と同じものが食べられるよう、これから量を見極めて行くことになります。
ちなみに、ゴマ除去の解除は、
すりごま10g
食べられるようになったら、だそうです
ゴマドレッシングやしゃぶしゃぶのたれに使われている練りごまは、アレルギー反応がすりごまより出やすい上に、意外に量があるんだそうです
すりごまが3g食べられるようになっても、練りごまを3g食べていい訳ではないそうです。
先は長い・・・