三文小説 | 阿霞の独り言

三文小説



夜勤バイトのバスの中で聴いてみた

歳を取りたいな

そんなふうに思った

実年齢よりも下に見られることがイヤで少しでも老けて見られたかったときもあったし

今は私は私だからと見た目の年齢で生きています

でも、誰かと歳を取りたいなと思った

私の皺を見て、微笑んでくれる人がほしいと思った

可愛くいたいし 綺麗でもいたいし

でも、歳を取った私を愛してくれる人が一番ほしいと思った