松江城の色々 | 関西でログハウスを建てる社長のブログ

松江城の色々

先日、山陰道をあちこち寄り道しながら周ってって来ました。 松江城について少しお話をします。


3年前に新たに発見された“祈祷札”により、この城は1611年築城ということが証明され、今年7月に正しく国宝であると再確認された。  


城の誕生日が確認できる数少ない現存天守の1つであるそうな。


この天守で特に私の目を引いたのは、天守を支える308本の柱のうち130本の柱が今でいう集成材で出来ていた。


ただ、今と違うのは接着剤でこしらえたのではなく、約50cm角ぐらいの柱を鎹(かすがい)や鉄輪(かなわ)で固めた点である。  説明では柱の割れなどの不良材を隠すために板や細い角材を貼り付けたようだ。にひひ


もう一つ、この天守が現在にまで残ったワケが良い。


明治の初め、廃藩のため全国の城はほとんど取り壊されたが、この城は地元の豪農 勝部本右衛門さんや旧松江藩士の高城権八さんらの奔走で、当時の金で180円を集め、釘や金物を取るために落札した解体業者から買い取ったらしい。 山陰で唯一保存された城である。


この城を建てたのは堀尾吉春氏で、最後の城主は徳川の子孫 松平晴郷(不昧(ふまい)流茶道の始祖)でした。