200年住宅の基礎はどうするの?
基礎に使うコンクリートには寿命が有ります。
建物の基礎は鉄筋を組んでその鉄筋をコンクリートで被覆します。
鉄筋からコンクリートの表面までの被覆の厚さを“かぶり”と言います。
ここで鉄筋コンクリート基礎について分かり易く説明いたしましょう。
コンクリートは建物の荷重による圧縮に耐える役目、そして鉄筋はコンクリートの中で引っ張り強度を上げるために入れます。
建物の基礎は上からの荷重(建物、家具、人)しかかからないのにどうして引っ張り強度を上げるための鉄筋を入れるか不思議に思われるでしょう?
家を建てる地盤全体が同じ地耐力で有れば基礎に鉄筋は要りません。 が、硬い所と柔らかい地盤が混在すると、柔らかい地盤側に建物が傾き、地震や不動沈下で基礎が折れたりして破壊されます。 そんな場合に鉄筋が入っていると破壊が起きずにヒビ割れぐらいで済みます。
コンクリートは年月とともに中性化して強度が落ちます。 コンクリートの強度が落ちると表面から水の浸透がおこり、中の鉄筋が錆びる可能性がでてきます。
鉄筋を錆びから守るためにもコンクリートのかぶり(厚み)は特に重要です。
コンクリートの強度は水とセメントの比率で決まります。 硬いコンクリート(水が少ない)ほど強い。 しかし砂、砂利の質が悪いとだめです。
例えば良いコンクリートで鉄筋のかぶりを5センチにした場合、計算上中性化するまで175年です。 鉄筋が錆び始めるのはこれ以降です。
しかし、どんなに良いコンクリートでも自然のヘアークラック(細い割れ)は防ぎようが有りません。
コンクリート表面が割れるとそこから水が浸み込み、寒い季節ならその水が凍てて膨張してひび割れを大きくし、鉄筋を錆びさせてだんだん基礎を破壊します。
以上の説明で大体お分かり頂けると思うが、200年持つ鉄筋コンクリートの基礎は大気の汚染度、酸性雨などの影響もかなり受けますので、最高に良い条件でも150年持てば良いところでしょう。
今より2倍、3倍の費用を掛けて基礎をつくるなら200年も可能かもしれませんが??
どうしても200年持たしたいならお寺の基礎のように石で基礎を作りましょう。![]()
その大切な鉄筋が錆びると強度が無くなり、役目を果たしません。