木が割れる事は瑕疵か否かの2 | 関西でログハウスを建てる社長のブログ

木が割れる事は瑕疵か否かの2

本件では横架材(柱以外の梁など横使いする材)にグリーン材が使われており、本件の主要な争点も「グリーン材は在来木造の構造材として適切か?」「木材業者には説明責任があったか?」というもの。


施工会社の言い分は、割れる可能性の高いグリーン材を構造材として納入したことに問題があるとしている。 加えて、施工会社は「見積書に{米松GRN}と表記されているが、これではグリーン材かどうかわからない」とも主張している。


対して木材業者は、木材が割れるのは当然のことであり、構造上に問題を生じることではない。「木が割れる事が瑕疵であると言うような論点で、話し合いによる解決などあり得ない」として木材業者は調停手続きを経ずに裁判に突入した。


結論は 高裁では施工会社の請求は全て棄却された。

1)グリーン材は広く構造材として使用されている。

2)施工会社には建築士が在籍しており、「米松GRN]の意味を知っていて当然 

3)施工会社が知識を欠いたまま建物を施工したまでの事。木材業者に責任はない。


本件の本質は、建築のプロであるべき住宅会社の当たり前の姿を問うたものと言える。 木材は割れると認識しなければ日本の木造住宅建築は成り立た無くなってしまう。


我々ログハウス業界では「無垢材は割れる」事は常識であるが、施主様には十分に説明し納得していただかなければならないとあらためて再確認しました。