11話 ログハウスの仕上げ工事
前回屋根工事まで終わりましたので、今回は仕上げ工事からです
屋根から雨水が入らないようになったら、壁から雨水が吹き込まないように、窓・ドアを先に取り付けましょう。
次に2階の床を張って足元の安全を確保しておきましょう。 床板に傷がつかないように薄ベニヤ板や養生紙を使い床養生をしっかりして、天井や壁などロフト部分を仕上げます。 そして、吹き抜け部分にある天井足場を解体し、1階の仕上工事にかかります。 (必ず、足場を解体するまでに天井塗装や、シーリング・フアンの取り付けを終えておきましょう。)
1階も床仕上げから進めます。 次に間仕切り壁を立てますが、ログ壁に直接壁下地を打ちつけるとセトリング(注1)が起き、ログに隙間が出来て風ピューピューで泣きを見ます
プロに相談してから進めましょう。 壁と天井の接点も同じく要注意。
注1) 材木は柱のように立てて使うには問題は無いが、ログ壁のように横にして使うと乾燥して縮むので 時間が経つと壁の高さが下がります。 例えば1本当たり3ミリ縮むなら15本(15段)では45ミリ、2階の床が下がると言う事です。 ログ材の乾燥の度合いによっては1本当たり4ミリ、5ミリと縮むこともあります。この現象をログのセトリング(落ち着くという意味)と言います。 殆どの場合建築後2年くらいでセトリングは終り落ち着きます。
セトリング対策
1)窓ドアの上部に5㎝ぐらいの隙間をとる。
2)階段及び階段手すりと床との接点に工夫が必要。 階段は縮まないがロフト床が下がるので。
3)水、ガス、排水管等の縦管をログ壁に固定する時、留め方に工夫必要。
4)吊り戸棚やレンジフードなど家具類をログ壁に取り付ける時の注意。
5)棚板をログ壁と一般壁に片側ずつ固定する時、ログ壁側が後で下がることに注意。 ログハウス工事に慣れている大工さんでも時々ビス1本で止めないといけない所を2本で止める失敗をすることが有ります。 素人の方は特に注意しないと、後で 風ピューピューですぞ。 ログハウスはセトリング対策が全てといっても良いくらいです。