股関節唇損傷の診断における注意事項
- 股関節唇損傷は単体で診断はない。原因とセットであるべき。
- 股関節唇損傷には由来する原因がいくつかある。
- 単独損傷は外傷性など個別理由が起因。
- 原因とステージにより治療法が異なる。
- 自然治癒はない。(関節唇は修復力が弱く縫合すれば癒合します。故に保存療法で症状が良くなっても損傷したままである)
- 関節唇だけ処置しても、原因が残っていれば再損傷に至る可能性は十分にある。
- 保存療法は継続して行わないと、経過によっては悪化する。
セカンドオピニオンのススメ
- 股関節唇損傷とだけ言われた。
- 手術は勧めないor成績がよくないと言われた。
- いずれ人工関節になると言われた。
- 自然治癒すると言われた。
など不確定要素の大きい診断を受けた場合
正確な診断と患者力が必要です。股関節唇損傷=同疾患とは限りません。ご注意ください。同じ原因FAIも含めた方が同患になります。
FAI、臼蓋形成不全、変形性股関節症、その他の股関節疾患、全て違いますので、股関節唇損傷で同一視しないよう願います。
幾つかある原因が、それぞれの過程を経た結果が股関節唇損傷であり、治療は結果ではなく原因を軸に考えるべき。
その他、病院に行っても原因不明で股関節痛に悩まされている方は、一般的な股関節専門医ではなく、スポーツ整形(股関節鏡手術に長けた医師)を尋ねてみて下さい。運動の有無に関係ありません。
※股関節鏡外科医は全国的にみても少数です。在住都道府県に限らずお尋ねください。
※コロナ禍による影響については、お問い合わせのうえ受診を。2020.6追記
関節が痛い.com 『変形性股関節症の治療方法は著しく進歩しています。』